Intel 4004
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4004(よんまるまるよん、と読まれることが多い)は、日本のビジコンと米国のインテルによって共同開発された、民生用としては世界初の1チップのマイクロプロセッサ[1]であり、軍用のMP944[2]とほぼ同時期の、世界最初期のマイクロプロセッサのひとつである。周辺ファミリICを含めてMCS-4 Micro Computer Set、あるいは略し単にMCS-4とも呼ぶ。
- ^ 日経クロステック(xTECH). “世界初のCPU「4004」開発回顧録”. 日経クロステック(xTECH). 2022年1月5日閲覧。
- ^ F-14戦闘機用Central Air Data Computer
- ^ Datasheet Intel 4004 (PDF) より:クロック周期最小1.35µsec(約741kHz)/最大2.0µsec(500kHz)。『マイクロコンピュータの誕生』によれば、先に周波数を750kHzと決め、そこからその周期内で動作するよう機能を決めている
- ^ 国立科学博物館
- ^ 『電子立国日本の自叙伝』第5回「8ミリ角のコンピューター」ではこれを「ストアードプログラム」と説明しているが、普通のコンピュータのような汎用という訳ではない。また嶋は著書で「ランダム論理」(ワイヤード論理制御)に対するものとして「プログラム論理」という語を使っている。
- ^ 嶋の著書『マイクロコンピュータの誕生』によれば、何回か提案しており数は上下する。インテルは12種類としている。嶋は最終的にはプリンタ付きで8個、表示のみで6個まで削減できたと書いている(同著39頁)。
- ^ 嶋 正利『マイクロコンピュータの誕生』岩波書店、1987年8月28日、50-51頁。ISBN 4-00-006021-X。
- ^ Cass, Stephan (2021). “Intel's 4004 Turns 50”. IEEE Spectrum 58 (11): 9-10.
- ^ “4004 SINGLE CHIP 4-BIT P-CHANNEL MICROPROCESSOR”. www.applelogic.org. 2022年1月5日閲覧。
- ^ “4004 SINGLE CHIP 4-BIT P-CHANNEL MICROPROCESSOR”. datasheets.chipdb.org. 2022年1月5日閲覧。
- ^ “MCS-4 Assembly Language Programming Manual PRELIMINARY EDITION”. bitsavers.trailing-edge.com. 2022年1月5日閲覧。
- ^ “MCS-4 FOUR-BIT PARALLEL MICRO COMPUTER SET”. codeabbey.github.io. 2022年1月5日閲覧。
- 1 Intel 4004とは
- 2 Intel 4004の概要
- 3 MCS-4
Intel 4004
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 15:18 UTC 版)
佐々木は世界初のマイクロプロセッサであるIntel 4004の開発において重要な役割を果たしたことでも知られる。開発初期に、佐々木はより良い計算機を実現するためのチップのアイデアを考案し、インテル社にこれを製造するよう要請した。彼は、4004の開発につながったビジコン社の電子式卓上計算機141-PFの開発に携わっており、1968年に日本で行われたブレインストーミングのセッションにおいて同計算機の構想について議論した。 佐々木はこの会議で奈良女子大学のソフトウェアエンジニア研究者であった名前の知らない女性から、計算機のチップセットの機能をROM (4001)、RAM (4002)、シフトレジスタ (4003)、CPU (4004)の4つに分解するというアイデアを受けたとしている。その後1968年に佐々木はインテル社のロバート・ノイスとの最初の会談を行い、この女性のアイデアをインテル社とビジコン社に紹介した。これがIntel 4004のシングルチップマイクロプロセッサとしての基礎的なデザインを完成させたのだという。
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