Intel 4004とは? わかりやすく解説

Intel 4004

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/24 03:18 UTC 版)

4004(よんまるまるよん、と読まれることが多い)は、日本のビジコン米国インテルによって共同開発された、民生用としては世界初の1チップのマイクロプロセッサ[1]であり、軍用のMP944[2]とほぼ同時期の、世界最初期のマイクロプロセッサのひとつである。周辺ファミリICを含めてMCS-4 Micro Computer Set、あるいは略し単にMCS-4とも呼ぶ。


  1. ^ 日経クロステック(xTECH). “世界初のCPU「4004」開発回顧録”. 日経クロステック(xTECH). 2022年1月5日閲覧。
  2. ^ F-14戦闘機Central Air Data Computer
  3. ^ Datasheet Intel 4004 (PDF) より:クロック周期最小1.35µsec(約741kHz)/最大2.0µsec(500kHz)。『マイクロコンピュータの誕生』によれば、先に周波数を750kHzと決め、そこからその周期内で動作するよう機能を決めている
  4. ^ 国立科学博物館
  5. ^ 電子立国日本の自叙伝』第5回「8ミリ角のコンピューター」ではこれを「ストアードプログラム」と説明しているが、普通のコンピュータのような汎用という訳ではない。また嶋は著書で「ランダム論理」(ワイヤード論理制御)に対するものとして「プログラム論理」という語を使っている。
  6. ^ 嶋の著書『マイクロコンピュータの誕生』によれば、何回か提案しており数は上下する。インテルは12種類としている。嶋は最終的にはプリンタ付きで8個、表示のみで6個まで削減できたと書いている(同著39頁)。
  7. ^ 嶋 正利『マイクロコンピュータの誕生』岩波書店、1987年8月28日、50-51頁。ISBN 4-00-006021-X 
  8. ^ Cass, Stephan (2021). “Intel's 4004 Turns 50”. IEEE Spectrum 58 (11): 9-10. 
  9. ^ 4004 SINGLE CHIP 4-BIT P-CHANNEL MICROPROCESSOR”. www.applelogic.org. 2022年1月5日閲覧。
  10. ^ 4004 SINGLE CHIP 4-BIT P-CHANNEL MICROPROCESSOR”. datasheets.chipdb.org. 2022年1月5日閲覧。
  11. ^ MCS-4 Assembly Language Programming Manual PRELIMINARY EDITION”. bitsavers.trailing-edge.com. 2022年1月5日閲覧。
  12. ^ MCS-4 FOUR-BIT PARALLEL MICRO COMPUTER SET”. codeabbey.github.io. 2022年1月5日閲覧。


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Intel 4004

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佐々木正」の記事における「Intel 4004」の解説

佐々木世界初マイクロプロセッサであるIntel 4004の開発において重要な役割果たしたことでも知られる開発初期に、佐々木より良い計算機実現するためのチップアイデア考案しインテル社にこれを製造するよう要請した。彼は、4004開発つながったビジコン社の電子式卓上計算機141-PFの開発携わっており、1968年日本行われたブレインストーミングセッションにおいて同計算機構想について議論した佐々木はこの会議奈良女子大学のソフトウェアエンジニア研究者であった名前の知らない女性から、計算機チップセット機能ROM (4001)、RAM (4002)、シフトレジスタ (4003)、CPU (4004)の4つ分解するというアイデア受けたとしている。その後1968年佐々木インテル社ロバート・ノイスとの最初会談行いこの女性のアイデアインテル社ビジコン社に紹介した。これがIntel 4004のシングルチップマイクロプロセッサとしての基礎的なデザイン完成させたのだという。

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