アイティーインフラストラクチャー‐ライブラリー【ITインフラストラクチャーライブラリー】
アイティル【ITIL】
ITIL
読み方:アイティーアイエル,アイティル
別名:IT Infrastructure Library,ITインフラストラクチャ・ライブラリ
ITILとは、企業情報システムの運用管理の先進事例を体系的に集めた書籍のことである。英国の政府機関がとりまとめたもので、システムの運用管理業務の質向上を目指す企業にとってバイブル的存在になっている。
ITILでは運用管理業務を大きく7つに分類し、それぞれについて運用手法や業務プロセス、ガイドラインなどを文書化している。7つの業務のうち、例えば「サービスサポート」では、エンドユーザーをサポートするために必要な業務として、問題管理や変更管理などを挙げ、それぞれ取り組むべき内容や注意点などをまとめている。
ITILはオリジナルの英語版のほか、日本語版なども販売されている。またITILの普及促進をはかるユーザー団体「itSMF」が、英国をはじめ世界各国にあり、日本でも「itSMF Japan」がITILの書籍翻訳やイベントを通じた啓発活動を展開している。
参照リンク
itSMF Japanオフィシャルサイト - (特定非営利活動法人ITサービスマネジメントフォーラムジャパン)
Information Technology Infrastructure Library
(IT Infrastructure Library から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/09 14:48 UTC 版)
Information Technology Infrastructure Library(ITIL)とは、ITサービスマネジメントにおけるベストプラクティス(成功事例)をまとめた書籍群。1989年にイギリス政府のCCTA[1]によって公表された。ITILの読み方は「アイティル」、「アイティーアイエル」などがある。ITサービス全体においてデファクトスタンダードとなりつつあり、重要な位置付けとなっている[2][3]。
- ^ Cental Computer and Telecommunication Agency(中央コンピュータ電気通信局)の略で、イギリス政府商務庁の下部組織。現OGC( Office of Government Commerce(イギリス政府商務省))。
- ^ ThinkIT-ITIL実践のポイント
- ^ 2018年10月現在、出典とされている1つ前の注のリンク先を見ても、『ITサービス全体において「デファクトスタンダード」』あるいは『重要な位置付け』というような文字列は見当たらないようである。
- ^ ITサービスを提供するために必要となるソフトウェアやハードウェア、技術力などを提供する取引企業のこと。
- ^ 欧州におけるITILの適用事例(PDF)
- ^ ITmediaエンタープライズ:知らないと恥ずかしい、ITIL超基礎
- ^ The Stationary Office(イギリス出版局)の略。
- ^ ITIL ver3が正式リリース参照。
- ^ 英: I.T. service management forum
- ^ EnterpriseWatch-「ITIL V3ではサービスライフサイクルを重視」
- ^ 日本HP-HP Servicesを支えるプロフェッショナルたち
- ^ なお、日本語化されているのはサービスサポート、サービスデリバリ、サービスマネジメント導入計画立案、ビジネスの観点、アプリケーション管理の5冊。
- ^ a b c @IT情報マネジメント編集部 (2004年4月11日). “情報マネジメント用語辞典:ITIL”. ITmedia エンタープライズ. 2021年11月16日閲覧。
- ^ Continuous Service Improvement Programの略。継続的サービス改善プログラム。
- ^ 組織風土とも。目に見えないがそこに所属する全員が感じる空気のようなしきたりや慣例。
- ^ Critical Success Factor。日本語では「重要成功要因」と呼ばれ、目標達成のために何が重要な成功要因かを明確化すること。
- ^ Key Performance Indicators。日本語では「重要業績評価指標」と呼ばれ、企業目標を実現するために設定した具体的な業務プロセスを客観的観点から計るための指標。
- ^ COBITの成熟度モデルでITILを裏付ける
- ^ ICTはInformation and Communications Technologyの略で情報と通信技術を意味する。
- ^ ComputerWorldの記事より。
- ^ 小渕淳二 (2019年6月12日). “DX時代のアジャイルITSM変革アプローチ第1回:ITILの歴史とITILv3/2011が抱えている問題”. システム管理者の会. 2021年11月16日閲覧。
- ^ “AXELOS launches ITIL 4 Foundation”. AXELOS. 2021年2月12日閲覧。
- ^ ITIL Foundation: 4th edition. AXELOS. (2019). ISBN 9780113316076
- ^ “Transition to ITIL 4”. AXELOS. 2021年2月12日閲覧。
- 1 Information Technology Infrastructure Libraryとは
- 2 Information Technology Infrastructure Libraryの概要
- 3 ITIL V3
- 4 ITIL 4
- 5 関連項目
「IT Infrastructure Library」の例文・使い方・用例・文例
- われわれの時代は情報技術,すなわちITが特色である
- プラスアルファとして、IT技術を獲得したい。
- ITの専門技術を習得する
- IT産業は膨大な設備過剰を抱えている。
- 最近のIT発展は雇用を伴わない景気回復であるジョブレスリカバリーをもたらしてきた。
- ナスダックジャパンには今日、ITや外食産業だけでなく、介護養護産業などもリストアップされている。
- ITexas社がオーバーアロットメントを実施することを決定し、同社の初回公募株の引受人は新たに20万株の普通株式を1株250ドルで買い取った。
- 今日のテンポの速いIT業界において、これらハイテク商品が明日には時代遅れになっている可能性さえある。
- アレックスは、そのIT企業が従業員のキャリアアップや仕事と生活の健全なバランス維持を支援するメンター制度を取り入れていることから入社を決意した。
- IT 技術の導入
- 次の操作テストを行うためには、御社のITスタッフに聞いてください。
- 彼はA社のIT部門の責任者だ。
- 私はITの責任者にメールを送るつもりです。
- ITの将来計画についての考察
- 彼はIT会社に入社してからずっと忙しい。
- 株式会社岡田総合研究所のIT業務推進課の藤井と申します。
- 現在、全社をあげてIT化を推進しております。
- 弊社を含め、いわゆるITベンチャーの多くは創業20年にも満たない若い企業です。
- 必要最低限のITリテラシーとコミュニケーション能力は必須です。
- そうしたなかで急速な進歩を遂げてきたのが、ITである。
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