エッチ‐エス‐ユー‐ピー‐エー【HSUPA】
HSUPA
別名:EUL,Enhanced UpLink
HSUPAとは、第3世代携帯電話(3G)のデータ通信規格「W-CDMA」を拡張し、上り方向(アップリンク)のデータ通信速度を高速化した規格のことである。
HSUPAを用いることで、従来のW-CDMAでは数百kbps程度であった上り通信速度が、最大5.7Mbps~5.8Mbps程度まで高速化される。
HSUPAが上り方向の高速化技術であるのに対し、下り方向(ダウンリンク)の高速化技術としてHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)がある。HSUPAとHSDPAは、併せてHSPA(High Speed Packet Access)と総称される。また、3Gの拡張技術という意味で3.5Gと呼ばれることもある。
HSUPAとHSDPAは、3G関連技術の標準化団体である3GPP(3rd Generation Partnership Project)によって標準化されている。HSDPAはHSUPAに先立って実用化され、2006年の半ばにはNTTドコモの「FOMAハイスピード」でもサービスの提供が開始されている。HSDPAも、2009年の前半にFOMAハイスピードやイー・モバイルなどでサービスの提供が開始される。
参照リンク
HSPA - (3GPP)
High-Speed Uplink Packet Access
(HSUPA から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/04/11 22:32 UTC 版)
High-Speed Uplink Packet Access (HSUPA) は第3.5世代移動通信システム (3.5G) 通信プロトコルの一種でHSPAファミリーの1つであり、上り転送速度が最大5.76Mbit/sである。HSUPAという名称はノキアが名付けた。3GPPによる正式名称は Enhanced Uplink (EUL) である[1]。
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- ^ 3GPP specification: 25.321
- ^ “Apple iPhone 4 Technical Specs”. 2011年2月27日閲覧。
- ^ a b 3GPP Rel 9 TS 25.306 figure 5.1g
- 1 High-Speed Uplink Packet Accessとは
- 2 High-Speed Uplink Packet Accessの概要
- 3 ロードマップ
HSUPA
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/10 01:21 UTC 版)
詳細は「High-Speed Uplink Packet Access」を参照 HSUPA (High Speed Uplink Packet Access) は、3GPP Release 6で2006年に規定された上り方向の高速化を行うパケット通信規格である。3GPPではHSDPAとの混乱を避けるため、EUL (Enhanced UpLink) と呼ばれており、新規に追加された物理チャネルやMACについてもE-DPDCHやMAC-eといったように"e"が修辞語として用いられている。端末あたり最高速度が0.7~5.7Mbpsに向上するが、最高速度に幅があるのはHSDPAと同様に送信能力に応じて端末がカテゴリ分けされているためである。HSDPAとは異なり、カテゴリ毎に使用可能なタイムスロット長が異なる。奇数カテゴリはタイムスロット長として10msのみ使用可能であり、偶数カテゴリでは10msの他に2msも使用可能である。最高速度5.7Mbpsは、カテゴリ6をタイムスロット長2msで運用した場合にのみ達成される。タイムスロット長10msの最高速度は2Mbpsであり、カテゴリ4~6でサポートされている。 また、HSDPAのような2段階の符号化を行っていないため、タイムスロット長を除けば上位カテゴリが下位カテゴリを包含することになる。 カテゴリ最大送信速度1 0.73 Mbit/s 2 1.46 Mbit/s 3 1.46 Mbit/s 4 2.93 Mbit/s 5 2.00 Mbit/s 6 5.742 Mbit/s 7 (3GPP Rel7) 11.5 Mbit/s 外部リンク FDD enhanced uplink; Overall description; Stage 2
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