H&K HK416
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H&K HK416(Heckler-und-koch HK416)(HKM4)は、独ヘッケラー&コッホ社(H&K社)が開発したカービンタイプのアサルトライフルである。
注釈
- ^ この訴訟は「H&K社は「HKM4」という名称を変更する」「H&K社は以後「M4」の名称を商品名に用いない」という形で和解となった。
なお、コルト社より同様の抗議を受けたブッシュマスター社(Bushmaster Firearms International, LLC)は裁判所に対し「M4」の名称はアメリカ陸軍の制式番号であり、コルト社固有の商標ではなく、コルト社が占有権を主張することは認められない」との訴えを起こし、2005年12月8日にはメイン州の連邦地方裁判所にて「コルト社に「M4」という語に関する独占的権利は認められない」との判決が下されている。 - ^ なお、上述の和解の内容に基づき、以後はH&K社の公的な記述には一切「HKM4」の名称は使われておらず、HKM4について記述される場合には“HK416 Prototype”と表記されている。
- ^ 英語の“law-enforcement”の訳語、警察組織及び公的取締機関等を指す用語。
- ^ 2006年には正式発注を待たずにHK416の最初の生産分が納入されている。
- ^ この点に関しては「個人差が大きい」と異論も多い。
- ^ 民間向けの銃火器は、特に北米市場においては「左右両用型である」ことに対するニーズが非常に高く、セールス上では重要なポイントとなっている。
- ^ 軽量だが強度の低いアルミニウムに対し、重量面で劣るが強度には優れており、また、全長を長くすることで内部の弾丸送り出しスプリングの圧縮度を下げ、装弾不良の発生原因を軽減させている。
なお、弾倉はSTANAG 4179規格に則ったSTANAG マガジンとの互換性を持っているが、一部の民間製AR-15用互換弾倉にはHK416では使用できないものがある。 - ^ 同様のテストではM4カービンは暴発事故を起こしているため、このテスト結果はHK416の優秀さの一つとして喧伝されているが、「全く同一の条件下で比較されていない」「テストに用いられているのは特別に耐浸水性能を持つモデル(HK416A2を参照)であり、HK416全般としての性能ではない」といった批判もある。
- ^ ハンドガード固定用ねじはプラスねじであったが、通常のものとは規格が異なり、一般的なスクリュードライバーで回すことが難しいものであった。H&K社のマニュアルでは工具にはHK416用公式スリングのフックの一部を用いるか、それがない場合にはボルトのロッキングラグを使う方法を指示していた(JISAKUJIEN.org:2014年3月17日「H&K HK416 のハンドガードを外す方法が予想外だった話」)。ただし、後者の方法ではボルト及びねじを破損したという例があるとされる。
独自規格のプラスねじは不評が多く、後にはねじは通常規格の六角ねじに、2014年製造分以降はマイナスねじに変更されている。 - ^ 14.5インチ銃身モデルには、M4カービン等と同じく銃身の中間にM203の固定具を装着するために一段細くなっている部分(ステップカット(step cut)と呼ばれる)があるが、これはM4の派生型であることをアピールするためのデザイン上の意匠で、M4とはバレルナットと呼ばれる銃身基部のパーツの形状が異なっているため、M4のようにM203をハンドガード下部に装着することはできない。
- ^ SOPMODタイプのストックはバットプレートの形状によってE1(conbex type(凸形)型、E2(concave type(凹形)型、グリップは短(基本形(V1型)、長(V6型)、背面タング(テイル)付(V2、V7型)、フィンガーレスト付(V3、V4型)、といった多種類のバリエーションがラインナップされている
- ^ ただし、これに関しては「公的機関であればアッパーアセンブリのみを購入し、既存のセミオート機構のみのAR-15系列ロアレシーバーと組み合わせればよく、わざわざ特注されたとは考え難い」といった異論もある。
- ^ 撃針は常時ロックされており、トリガーを引ききった時のみロックが開放される構造とした安全装置の一つ。
- ^ 引き始めが軽く、トリガーに連結されている撃発機構が開放(発射)される段階で重くなる方式。指先に力を入れてトリガーを引く必要がなく、射撃精度が高まる。
- ^ 発表当初の名称は“Command model”であったが、コルト社の発売しているM16/M4に同様の名称のものがあったため、商標権侵害の訴訟を避けるために改名された。
- ^ 開発のきっかけとなった次期カービン計画が2013年には中止されたため、米軍への採用はなされていない。
- ^ それまでのモデルではM4とは弾倉装着部の形状が微妙に異なっており、特に、互換製品として評価が高く人気のあったマグプル社製のAR-15系列用互換弾倉(PMAG)が装着できない(EMAGは装着可能)。
- ^ ガスブロックをハンドガードが覆ってしまうために規制子の調節ノブが隠れてしまうため、ハンドガード上半部左側面の中程には調節ノブ操作用のスリットがある。
- ^ “ultra-Compact”とも呼ばれる。
- ^ 銃身を短くした分発射炎が激しくなることに対応したもの。
- ^ “フランス”のフランス語における自国名表記
- ^ フランス語で「標準」の意
- ^ フランス語で「短い」の意
- ^ “ノルウェー”のノルウェー語における自国名表記
- ^ 販売国の銃規制に対応するために、外形は同じだが装弾数がそれぞれ2/5/10発のものが用意されている。
- ^ HK SidearmsはH&Kの民間市場向け製品の販売を担当するH&Kの子会社である。
- ^ セレクターがアンビタイプでないことは特に北米市場において不評で、アンビセレクターの要望が多く、ユーザーが独自に社外品のアンビタイプセレクターに交換しているものが多数あったことから、最優先の改善点とされた。
- ^ トルコ語においては「兵卒」という存在に対する愛称でもあり、日本語ならば「兵隊さん」の呼称がニュアンスとしては近い。
- ^ このモデルの刻印の「D」はH&K製オリジナルモデルの「D(Defense)」とは意味するものが異なり、「公的機関向け」を意味しない。
出典
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- ^ JALUXはHeckler & Koch社の日本正規代理店としても知られ、海上自衛隊特別警備隊で配備されるHK416も同社経由で納入されている[1]。同様に警察庁もJALUXを介して随意契約でHeckler & Koch社製の銃器を購入しているほか、2014年には警察庁がHK416に使用される5.56mm弾薬をJALUX経由で調達している[2]。
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