GET_WILD_'89とは? わかりやすく解説

GET WILD '89

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/09 13:46 UTC 版)

GET WILD '89
TM NETWORKシングル
初出アルバム『DRESS
B面 FOOL ON THE PLANET (WHERE ARE YOU NOW)
リリース
規格
ジャンル
時間
レーベル EPIC/SONY RECORDS
作詞・作曲
プロデュース 小室哲哉
チャート最高順位
TM NETWORK シングル 年表
JUST ONE VICTORY (たったひとつの勝利)
(1989年)
COME ON EVERYBODY (with Nile Rodgers)
KISS YOU (KISS JAPAN)
GET WILD '89
(1989年)
DIVE INTO YOUR BODY
(1989年)
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GET WILD '89』(ゲット・ワイルド・エイティーナイン)は、TM NETWORKの19枚目のシングル。

背景

10枚目のシングル「Get Wild」のリミックスバージョンで、3枚同時リリースされたリプロダクションシングルの1つ。「GET WILD '89」はピート・ハモンドリミックスを行っており、ユーロビートにリアレンジされている。

カップリング曲の「FOOL ON THE PLANET (WHERE ARE YOU NOW)」はジミー・ブラロウアー、ピーター・ウッドがリミックスを行っている。このバージョンはアルバム『DRESS』未収録であったが、2004年にリリースされたベストアルバム『Welcome to the FANKS!』に初収録されている。

制作

GET WILD '89

サビの歌い出しを「Ge・Ge・Ge…」とフレーズサンプリングし、SE的に使われている。リリースされた3枚の中で、当時テレビ番組に出演した時はこの曲を演奏する事が多かった。

小室は、PWLLINNの『Linn 9000』を母体として、1台のクロックマシンを基準にして、そこから全部音を出すことでぴったり音を合わせる方法や、PUBLISONのピッチシフターを使っていたことで、歌の上手い・下手を問わず、全て「あの声」になること、それを2トラックで録音してフェイズさせるというノウハウをPWLから見せてもらい、「GET WILD '89」が原曲とは全然技術的に違う発想で作られたことを見せつけられたと語っている[1]

プロトバージョンとして原曲版のようなイントロ、間奏、アウトロ、リフレインにおいては原曲版にあったディストーションギターなどの音も入り、代わりにサビの歌い出しサンプリング「Ge・Ge・Ge…」が一切無く、4分近い構成になった『7inch Version』があり[注釈 1]、音源は1989年当時から存在していたが、2020年にリリースされた『Gift from Fanks M』まで収録されず[注釈 2]、これを元にしたインスト版(「BEAT EXPRESS ORIGINAL KARAOKE VOX for men」・1991年)及びオリカラ版(「ORIGINAL SINGLE BACK TRACKS 1984-1999」・2012年)がボーカル入りよりも先にリリースされていた。

1993年8月21日発売のリミックスアルバム『TMN CLASSIX 1』においては、ピート・ハモンドのミックスの上に小室自身がシンセサイザーの音をオーバーダビングさせた『techno overdub mix』が収録されている。また、2013年3月6日発売の小室哲哉ソロアルバム『DEBF3』2枚目においては、この曲に『techno overdub mix』とは異なるシンセサイザーの音をオーバーダビングさせたバージョンが収録されている[注釈 3]

ライブでの披露

ライブ等でこれらリプロダクションバージョンで演奏された楽曲は、アルバム『DRESS』リリース直後のライヴツアー『CAMP FANKS!! '89』のみであるが、唯一この曲だけはそれ以降のライブや1999年の再始動以降のライブでも頻繁にこのバージョンで演奏されることが多い(1994年終了ライブ、2003・2005・2007年のtribute LIVEなど)。

収録曲

カセットテープ
8cmCDシングル
全作詞: 小室みつ子
#タイトル作詞作曲Additional Production and Mixed時間
1.GET WILD '89小室みつ子小室哲哉Pete Hammond
2.FOOL ON THE PLANET (WHERE ARE YOU NOW)小室みつ子木根尚登Jimmy Bralower and Peter Wood
合計時間:

収録アルバム

GET WILD '89

FOOL ON THE PLANET (WHERE ARE YOU NOW)

脚注

注釈

  1. ^ 1989年当時、このシングルは8cmCDシングル及びカセットテープでリリースされ、『7inch』を意味するEP盤でのリリースはなかった。また「GET WILD '89」がアナログレコードでシングルとしてリリースされたのは、2017年4月12日である(アルバム『DRESS』としては1989年にアナログ盤でリリースされている)。12インチアナログシングルとしてのリリースであり、原曲版のカップリングとして、『7inch Version』ではない、本来の長さ(6分46秒)の「GET WILD '89」の再リリースである。このときは従来のリマスタリングとは異なり、リミックスを担当した“PWL”のロゴが入ったオリジナル・アナログテープを使用して[2]、リマスタリングが行われた。
  2. ^ 音源の一部は2017年に公開されている[2]
  3. ^ バージョン名は「GET WILD '89」のままで特別な表記はない。

出典



GET WILD '89

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 08:27 UTC 版)

GET WILD '89」の記事における「GET WILD '89」の解説

サビ歌い出しを「GeGeGe…」とフレーズサンプリングし、SE的に使われている。リリースされ3枚の中で、当時テレビ番組出演した時はこの曲を演奏する事が多かった小室は、PWLLINNの『Linn 9000』を母体として、1台のクロックマシンを基準にして、そこから全部音を出すことでぴったり音を合わせる方法や、PUBLISONのピッチシフター使っていたことで、歌の上手い・下手を問わず全て「あの声」になること、それを2トラック録音してフェイズさせるというノウハウPWLから見せてもらい、「GET WILD '89」が原曲とは全然技術的に違う発想作られたことを見せつけられたと語っている。 プロトバージョンとして原曲のようなイントロ間奏アウトロリフレインにおいては原曲にあったディストーションギターなどの音も入り代わりにサビ歌い出しサンプリングGeGeGe…」が一切無く、4分近い構成になった『7inch Version』があり、音源1989年当時から存在していたが、2020年リリースされた『Gift from Fanks M』まで収録されず、これを元にしたインスト版(「BEAT EXPRESS ORIGINAL KARAOKE VOX for men」・1991年)及びオリカラ版(「ORIGINAL SINGLE BACK TRACKS 1984-1999」・2012年)がボーカル入りよりも先にリリースされていた。 1993年8月21日発売リミックスアルバムTMN CLASSIX 1』においては、ピート・ハモンドのミックスの上小室自身シンセサイザーの音をオーバーダビングさせた『techno overdub mix』が収録されている。また、2013年3月6日発売小室哲哉ソロアルバムDEBF32枚においては、この曲に『techno overdub mix』とは異なシンセサイザーの音をオーバーダビングさせたバージョン収録されている。

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