En vacances Iとは? わかりやすく解説

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セヴラック:休暇の日々から 第1集

英語表記/番号出版情報
セヴラック休暇の日々から 第1集En vacances I作曲年1911年  出版年1911年  初版出版地/出版社: Rouart-Lerolle 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 シューマンへの祈り Invocation à Schumann3分00 No Image
2 お祖母様撫でてくれる Les caresses de Grand'-maman3分30秒 No Image
3 小さなお隣さんたちが訪ねてくる Les petites voisines en visite1分00 No Image
4 教会スイス人に扮装したトト Toto deguise en Suisse d'eglise3分00 No Image
5 ミミ侯爵夫人扮装をする Mimi se deguise en "Marquise"2分00 No Image
6 公園でのロンド Ronde dans le parc2分00 No Image
7 古いオルゴール聞こえるとき Ou l'on entend une veille boite a musique 1分30秒 No Image
8 ロマンティックなワルツ Valse romantique3分30秒 No Image

作品解説

2007年11月 執筆者: 和田 真由子

8つキャラクター・ピース組曲風にまとめた作品1911年1912年頃の作品とされる。そのロマン派的な発想や、ピアノ書法は、シューマンから影響をうけたものである。そこにあるのは子供たち謝肉祭道化的な仮装世界であり、「技術的な意味においても、音楽的な意味においても、自らの語法単純化した」とセヴラック述べている。わかりやすく親しみやすい曲調魅力的な中級適度のロマンティックな小品集」。セヴラック1921年同名の作品休暇日々から》第二集作曲にもとりかかったが、未完のままこの世を去ることになった

1.シューマンへの祈り/Invocation à Schumann:8分の6拍子緩やかに揺れ曲調は、シューマンの《子どもの情景》の第一曲を想わせる。旋律は、はっきりと浮き立たせ、しかし表情豊かに。上行、下降動きあわせた自然な表現をするとよいだろう左手和声的変化感じること。

2.I お祖母様撫でてくれる/No 1, Les caresses de GrandMaman:4分の2拍子長調。「ゆるやかに、とても表情豊かに歌われる美し旋律は、とても優しく懐かしさ感じさせるそれぞれのフレーズ終りの音が、何度も繰り返しうち鳴らされされていることに注意したい場面によってそれらの音は、安心感緊張感高め効果もたらしている。

3.II 小さなお隣さんたちが訪ねてくる/No 2, Les petites voisines en visite:4分の2拍子ハ長調、「ロンドテンポで陽気に速く奏される弱拍からはじまる部分と、強拍からはじまるフレーズ交互にあらわれ、それらが曲に推進力面白み与えている。子供無邪気な愛らしさ感じさせる一曲

4.III 教会スイス人に扮装したトト/No 3, Totoguisé en Suisse d’Eglise:4分の4拍子。「表情豊かにゆるやかに、そして華麗に」。教会スイス人に扮装してかしこまってふるまってみせる男の子、そんな男の子見守る大人たちの温かい眼差し同時に描かれているのではないだろうか?4分音符で動く和音合間につけられている細かい音の動きに、子供らしい愛らしさがある。

5.IV ミミ侯爵夫人扮装をする/No 4, Mimi se d éguise enMarquise”:4分の3拍子ニ短調。二長調中間部をもつ。「メヌエットのテンポで」。」侯爵夫人扮装をして優雅にふるまってみせる少女描かれている。軽やかなタッチ奏する3拍子スフォルツァンド効果的につかうことで、リズムひきしまるだろう。

6.V 公園でのロンド/No 5, Ronde dans le Parc:4分の2拍子イ長調アンダンティーノ
上品な雰囲気をもった舞曲。特にフレーズ終わりの処理が雑にならないように注意し次の音へのつながり感じて演奏するとよい。

7.VI 古いオルゴール聞こえるとき/No 6, Où l’on entend une vieille voîte à musique:8分の12拍子変ロ長調。3連音符絶え間なく連なっており、キラキラとした旋律の下でそれらが織り成す響き変化美しい。3つの音はそれぞれ均等間隔奏する必要があるが、それが決し機械的なものになってはいけない。手首しなやかな回転利用しながらバランスよく音の間隔つくっていくようにしたい。

8.VII ロマンティックなワルツ/No 7, Valse Romantique:4分の3拍子変ホ長調。「生き生き速く」。優雅さと、洗練された華やかさ兼ね備えた魅力的なワルツ第7曲とともに、アンコール・ピースとして奏されることも多かったようだ。3拍子感じることももちろん大切だが、この曲では、一小節大きな一拍でとらえる感覚も重要であろう3つの声部それぞれ違った役割をもっているので、それぞれをうまく弾きわけ、曲に推進力をもたせられるとよいだろう




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