重なり形配座
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/08/15 02:44 UTC 版)
重なり形配座(Eclipsed conformation)は、隣接する原子A,B上の2つの置換基X,Yが空間的に最も近接し、X-A-B-Yのねじれ角が0度となる配座である[1]。このような配座は、2つのsp3混成原子が単結合で直鎖状に繋がる場合に生じ、通常は配座エネルギーが最大となる。この現象は、しばしば立体障害によって説明されるが、実際は超共役に起因するものもある。
- ^ Ernest L. Eliel and Samuel H. Wilen, "Stereochemistry of Organic Compounds", Wiley (1994), p.1197
- 1 重なり形配座とは
- 2 重なり形配座の概要
- 重なり形配座のページへのリンク