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日本の自動車技術240選

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ESCOT(電子制御式変速操作装置)

1.日本で初の大型トラックトラクタ用電子制御式多段変速機自動変速装置である。車両質量空積で広い範囲にわたり変化する大型トラクタ焦点当て開発されたもので、発進時のクラッチ操作シフトチェンジタイミング決定運転者任せ残り制御自動化し、オーバードライブ12トランスミッション適用した。効果として運転手疲労軽減とミスシフトによる事故防止が図られる。
2.発進時と停車直前以外はクラッチペダル操作が必要なく、シフトアップまたはダウン信号シフトレバー前・後方向傾倒するだけで発生し、アクセル及びクラッチ操作自動化したものである
3.トランスミッション本体はレンジシフト機能及びハイ/ロー副変速機12変速機である。運転手12全部順次シフトする各段モードと、1段跳びにシフトしてあたかも6段トランスミッションのように使うモード選択できる。
4.発進段はシフトレバーHOLD位置前傾(アップ側)させる3L速に、後傾(ダウン側)させると2L速にセットされるようになっている。
5.運転指令TMコントローラユニットからエンジン電子ガバナコントローラへ伝えられ、同時にクラッチアクチュエータへも伝えられ、クラッチ作動ストローク信号TMコントローラフィードバックされる。
6.運転席表示部にはどの段を使っているかが、「1」~「6」及び「R」、「HIGH」または「LOW」によって点灯表示される。
7.人為的ミス装置の異常に対すバックアップ各種装備されている。ミスシフトに起因するオーバーラン事故防止機能自己診断機能最適ギア選択機能(運転者がどのギアに入れてよいか判らなくなった場合は、一旦N位置にしてからアップまたはダウン指令を出すとその時の車速に見合った最適変速段をすばやく判断してシフトする)を備えている。

保管場所:日産ディーゼル工業株式会社(所有者)、()クリエイトセンター(管理者)(〒362-8523 埼玉県上尾市大字壱丁目番地(所有者)、〒332-0002 埼玉県川口市弥平3-13-16(管理者))

製作(製造)年:1995

製作者(社):日産ディーゼル工業()

資料種類:試作品

現状:保存非公開

名称 / 製作
型式名:ESCOT

適用車種:大型トラクタおよびバス

製作年:19952000

実用化:1995

装置構成:変速本体(機械変速機)、操作部(運転席)、指示部(運転席)、制御部(電子制御ユニット)、エンジン制御部(電子ガバナ用)、クラッチ制御

仕様
変速作動方式:型式:MRT21、種類:レンジシフト式スプリッタ前進12変速機、ギヤシフト方式電子制御電磁空気

変速比(前進):1L/1H:10.729/8.702、2L/2H:6.575/5.333、3L/3H:3.649/2.959、4L/4H:2.236/1.813、5L/5H:1.464/1.187、6L/6H:1.000/0.811

変速比(後進):RevL/RevH:9.563/7.756

操作方式:シフトレバー式(各段/跳びシフト切替SW及び非常用手動SW)、シフトパターン(図解)、歯車選択方式(車速及びエンジン速度)

効能
機能作用:シフト機能ゼロ発進時の手動クラッチ操作発進段を選択以後走行中はレバー操作による自動シフトアップ/ダウンおよびクラッチ断続オーバーラン防止機構、跳び越しシフト機能付き
バックアップ機能故障発生時非常用手動変速、以上の自己診断、ミスシフトによるオーバーラン事故防止機能

効果:運転手疲労防止とミスシフトによるオーバーラン事故防止最適シフト選択による燃費向上と降坂時エンジンブレーキ有効活用による安全性向上。

エピソード話題性:日本で初の電子制御を用いた大型トラック トラクタ用多段変速機自動変速装置である。

特徴:空積により車両質量大きく変動する大型トラックトラクタ用として開発され、発進時のクラッチ操作シフトチェンジタイミング決定運転者任せ残り制御自動化し、オーバードライブ12トランスミッション適用した半自動多段変速機発進時と停車直前以外はクラッチ操作が必要なく、シフトアップまたはダウン信号によりアクセル及びクラッチ断続操作自動化したものである

参考文献:秦信雄、西山義孝、高橋貞博、渡辺慶人、「大型トラクタ用多段TM電子制御変速システム開発自動車技術会学術講演会前刷集951、P.129-132(No. 9534243)
岡本勲、手代木武、岡崎昭二、秦信雄、鈴木匡、黒沢隆電子制御変速装置(ESCOT)の開発日産ディーゼル技報 No. 57、P. 86-91、1956.6
西山義孝、中園長吉三宅博佐々木正和「生体反応計測による新変速システム”ESCOT”のイージードライブ性評価について」日産ディーゼル技報 No. 57、P. 33-38、1955.6

その他事:通称名:ESCOT;設計者(代表):岡本勲;開発協力会社:㈱ゼクセル(現ボッシュオートモーティブシステムズ);技術用途:大型トラックトラクタ及びバス;実物所在:単品あり、実車稼動中;表示部:インストルメントパネル組み込み;表示方式:ランプ表示;表示内容:1~6速、N、R、H/L(ハイロー);制御部:電子式半自動(非常時手動機能付);



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ESCOT

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/08/06 11:28 UTC 版)

ESCOT(エスコット)UDトラックス(旧・日産ディーゼル工業)が製造するセミオートマチックトランスミッション及び機械式オートマチックトランスミッションである。




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