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EMI(Electromagnetic Interference)
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EMI
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/11/12 00:38 UTC 版)
EMIは、イギリスのレコード会社である。1931年に英コロムビアと英グラモフォン(HMV)が合併し、Electric and Musical Industries Ltdとして設立された。
ユニヴァーサル・ミュージック、ソニー・ミュージックエンタテインメント、ワーナー・ミュージックと共に4大レコード会社のひとつであるが、4社の中ではもっとも規模が小さいため、2000年にワーナー・ミュージックを擁するタイム・ワーナーとの合併を計画した。しかし、この計画は欧州委員会による独占禁止法の観点からの反対によって実現しなかった。
目次 |
沿革
英コロムビア
- 1897年 シリンダー型蓄音機「グラフォフォン」の製造・販売を行っていたコロムビア・フォノグラフ社(後の米コロムビア)のイギリス支店である「英コロムビア」として設立される。
- 1922年 米コロムビアから完全に独立する。
- 1926年 ドイツのカール・リンドストレームが所有していた「オデオン」と「パーロフォン」を買収する。
- 1928年 フランスのパテ・マルコニを買収する。
- 1931年 英グラモフォン(HMV)と合併し、Electric and Musical Industries Ltd(EMI)となる。
英グラモフォン(HMV)
- 1897年 ディスク型蓄音機「グラモフォン」の製造・販売を行っていたベルリーナ・グラモフォン社のヨーロッパ進出のため、イギリスのオーエンがエミール・ベルリナーから蓄音機に関する特許を受け取り、ロンドンに「英グラモフォン」を設立する。
- 1898年 ドイツのハノーファーに工場を設立する。(これがクラシック音楽のレーベル「ドイツ・グラモフォン」のはじまりである。)
- 1907年 ニッパーの犬のマーク(このマークは後に日本ビクターでも用いられる)を採用し、"His Master's Voice"というそのマークのキャプションの頭文字をとって、「HMV」という愛称で呼ばれることになる。
- 1925年 第一次世界大戦の勃発によって、英グラモフォンのドイツ支社であった「ドイツ・グラモフォン」がドイツ資本の会社となったため、新レーベル「エレクトローラ」を設立する。
- 1931年 英コロムビアと合併し、Electric and Musical Industries Ltd(EMI)となる。
EMI
- 1931年 英コロムビアと英グラモフォン(HMV)が合併して、Electric and Musical Industries Ltdとして設立される。
- 1934年1月 最初のステレオ録音が、実験的に行われる(SP媒体を使った、一本溝によるステレオ録音)。内容は、トマス・ビーチャム指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団による、モーツァルト作曲の交響曲第41番「ジュピター」。
- 1949年9月 テープ・レコーダーを使用した録音を開始。[1]
- 1951年7~8月 戦後に初めて再開されたバイロイト音楽祭の録音を行う。この中には、フルトヴェングラー指揮のベートーベン作曲交響曲第9番という、歴史的名盤も含まれている。
- 1955年1月 アメリカ、ハリウッドのレコード会社「キャピトル・レコード」(1942年に設立される)との業務提携開始。これを機に、同社の買収に乗り出す。
- 1955年2月4日 ロンドンのキングス・ウェイ・ホールにて、正規のステレオ録音を開始。第1号は、ニコライ・マルコ指揮、フィルハーモニア管弦楽団による、プロコフィエフ作曲の交響曲第7番「青春」。[2]
- 1955年後半頃 米キャピトル・レコードの買収完了。これに伴い、コロムビア・HMVの流れで続いていた米コロムビア・米RCAビクターとの業務提携が打ち切られる。
- 1958年10月 ステレオLPの発売を開始。第1回発売は、R・コルサコフ作曲の交響詩「シェヘラザード」(サー・トーマス・ビーチャム指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団)ほか
- 1968年 EMIのゴッドフリー・ハウンズフィールドがX線CTを発明。1972年には臨床用CT(EMIスキャナ)を製作。(後に撤退)
- 1973年 EMIは東芝音楽工業株式会社(東芝の独立レーベル)に資本参加し、東芝EMIと改称。
- 1979年 CTを発明したハウンズフィールドがノーベル生理学・医学賞を受賞。
- 1979年7月2、3日 自社のアビー・ロードの第1スタジオにて、初のデジタル録音を行う。第1号は、アンドレ・プレヴィン指揮、ロンドン交響楽団による、ドビュッシー作曲の「管弦楽のための映像」及び「牧神の午後への前奏曲」。[3]
- 1982年11月 EMIグループに於いての世界初のCDが、当時の日本の東芝EMIから発売される(CDのカッティング及びプレスは、当時のCBSソニーに委託して行った)。
- 1992年 イギリスのヴァージンを買収する。
- 1995年 ドイツのインターコードを買収する。
- 2007年 東芝が音楽部門を撤退、日本の東芝EMIを完全子会社化しEMIミュージック・ジャパンに改称。
- 2007年 英プライベート・エクイティ・ファンドのテラ・ファーマが、米金融大手シティグループからの融資を受けてEMIを42億ポンドで買収した。しかし、その後の世界金融危機などの影響からEMIの業績が急速に悪化し、テラ・ファーマはEMIへの資金注入を余儀なくされた[4]。
- 2009年12月 テラ・ファーマは、シティグループを詐欺の疑いで提訴した[4]。
- 2011年2月1日 シティグループがEMIの全株式を取得し、同社の経営権を掌握した[5]。
- 2011年11月11日 ユニヴァーサル・ミュージックが、EMIのレコード部門を買収することについて株主のシティグループと合意したと発表した。また同日、ソニーを中心とした企業連合が、EMIの音楽出版事業を買収することについて株主のシティグループと合意したと発表した。
主なレーベル
当初、EMIは傘下に多数のレーベルを抱える統括会社として存在していた。同名の「EMI」というレーベルが設立されたのは1972年のことである。
- EMI
- EMIクラシックス
- アップル・レコード
- パーロフォン
- オデオン(en:Odeon Records)
- ハーヴェスト・レコード(en:Harvest Records)
- キャピトル・レコード
- リバティ・レコード(en:Liberty Records)
- ブルーノート・レコード
- マンハッタン・レコード(en:Manhattan Records)
- リアル・ワールド(en:Real World Records)
- クリサリス・レコード(en:Chrysalis Records、2005年で閉鎖)
- ヴァージン・レコード
- カリスマ・レコード(en:Charisma Records)
- アストラルワークス(en:Astralwerks)
- 百代(zh:科藝百代)
主なアーティスト
ここでは、キャピトル、ヴァージン・レコード、ブルーノートの所属アーティストを除外する。
クラシック音楽
- マリア・カラス
- プラシド・ドミンゴ
- ヴィルヘルム・フルトヴェングラー
- オットー・クレンペラー
- カール・シューリヒト
- アルフレッド・コルトー
- ワルター・ギーゼキング
- エドウィン・フィッシャー
- パブロ・カザルス
- ディヌ・リパッティ
- キャスリーン・フェリアー
- エリーザベト・シュヴァルツコップ
- サンソン・フランソワ
- ジョルジュ・シフラ
- ジャクリーヌ・デュ・プレ
- アンドレ・クリュイタンス
- ジョン・バルビローリ
- エイドリアン・ボールト
- ジャン・マルティノン
- ルドルフ・ケンペ
- オイゲン・ヨッフム
- クラウス・テンシュテット
- リッカルド・ムーティ
- サイモン・ラトル
- アントニオ・パッパーノ
- アルバン・ベルク弦楽四重奏団
- ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
- ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
- ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
- 北ドイツ放送交響楽団
- バイロイト祝祭管弦楽団
- シュターツカペレ・ドレスデン
- パリ管弦楽団
- フランス国立管弦楽団
- ロンドン交響楽団
- ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
- フィルハーモニア管弦楽団
- バーミンガム市交響楽団
- フィラデルフィア管弦楽団
- サンクトペテルブルク・フィルハーモニー管弦楽団
ポピュラー音楽
- クリフ・リチャード
- ビートルズ
- ホリーズ
- アニマルズ
- ピンク・フロイド
- ディープ・パープル
- ホワイトスネイク
- デヴィッド・ボウイ
- クイーン
- クラフトワーク
- テレックス
- ケイト・ブッシュ
- アイアン・メイデン
- シーナ・イーストン
- ティナ・ターナー
- ケイティ・ペリー
- デュラン・デュラン
- ペット・ショップ・ボーイズ
- ジーザス・ジョーンズ
- セックス・ピストルズ
- EMF
- ブラー
- リー・ライアン
- リズ・マクラーノン
- RBD
- ブルー
- トーキング・ヘッズ(1984年以降、米加以外)
- エターナル
- X JAPAN
脚注
- ^ 2011年2月25日にEMIミュージックジャパンのホームページにて公開された、EMIのエンジニアであるサイモン・ギブソンの、フルトヴェングラーの一連のSACDプロジェクトのリマスターについてのコメント映像にて、ギブソン自身が述べている。
- ^ この演奏者による同じ場所でのセッション録音は、この日を含めて、同月の7、9、11日の計4日間行われた。この間には、前記の他に、チャイコフスキー作曲のバレエ組曲「くるみ割り人形」、プロコフィエフ作曲の『交響曲第1番「古典」』 、同『組曲「3つのオレンジへの恋」』が録音された。尚、この録音の一部のステレオ・テープ・ソフトは初め、英EMIだけでなく、米RCAビクターからも発売された。尚、この4日間の全録音のCDは、現在英EMIから発売されている(CD番号:0946 3 82229 2 7)
- ^ この音源は現在、米EMIクラシックスのCDにて入手可能である(CD番号:0946 3 91966 2 3)。
- ^ a b Klug (2010年8月19日). “英テラファーマと米シティグループ、和解へ=英EMI買収問題で” (日本語). GCI総研. 2011年2月3日閲覧。
- ^ YOMIURI ONLINE (2011年2月2日). “ビートルズ手がけた英EMI、米シティが買収” (日本語). 読売新聞社. 2011年2月3日閲覧。
関連項目
外部リンク
EMI (曖昧さ回避)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/10/25 14:34 UTC 版)
(EMI から転送)
EMI
- 電磁波障害(英語:Electromagnetic interference)の略称。
- EMI(Electric and Musical Industries Ltd) - イギリスのレコード会社。
- EMIミュージック・ジャパン - 上記の子会社・キャピトルEMI傘下の日本のレコード会社。
- 日本の女性名(エミ)
- EMI (モデル) - イデアに所属するファッションモデル。
- Emi (東京都出身のミュージシャン) - エレクトロミュージックグループ「THE LOWBROWS」のメンバー。夏目漱石の曾孫。
- Emi (徳島県出身の歌手) - 四国を中心に活動をしているシンガーソングライター。
- Emi (新潟県出身の歌手) - 新潟県出身のシンガーソングライター。
- エミ・ヘナータ(Emi Renata) - モデルエージェンシー、ボン・イマージュに所属するファッションモデル。ブラジルと日本のハーフ。雑誌などではEMIとクレジットされる。
- 女優・栗山絵美の別名。
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固有名詞の分類
EMIに関連した本
- よくわかる回路設計者のためのSI・EMI対策 岡本 彬良 日刊工業新聞社
- EMIフォト&エッセイ I’m EMI. (Model Books) ゴマブックス
- EMI・EMS・EMCの基本 電磁波ノイズ・トラブル対策 (直感でマスター!電子回路設計シリーズ) 小暮 芳江 誠文堂新光社
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