Direct Stream Digitalとは? わかりやすく解説

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ダイレクトストリーム‐デジタル【direct stream digital】

読み方:だいれくとすとりーむでじたる

ディー‐エス‐ディーDSD


ディー‐エス‐ディー【DSD】

読み方:でぃーえすでぃー

《direct stream digital》高品質オーディオ向け光ディスクSACD採用されデジタル信号変換方式ソニーオランダフィリップス社により命名サンプリング周波数従来音楽用CD64倍にあたる2.8224メガヘルツ音声信号振幅大きさ1ビットパルス粗密で表すパルス密度変調PDM)を用いる。そのため、同方式によるオーディオシステム全般1ビットオーディオとも呼ばれる


DSD [Direct Stream Digital]

スーパーオーディオCD採用されデジタル化の手法。サンプリング周波数一般CD64倍の2.824MHz、量子化分解能は1bitが用いられるCD44.1kHz16bit)。従ってDATA量は一般CDの4倍に及び、原理的には1.4MHz程度まで帯域伸ばすことができる。

Direct Stream Digital

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/25 20:58 UTC 版)

ダイレクトストリームデジタル英語: Direct Stream Digital, DSD)とは、スーパーオーディオCD(SACD)で使用されているアナログ音声をデジタル信号化する際の方式についてのソニーフィリップスによる商標である。CDDVDで使用されているパルス符号変調 (PCM) ではなくパルス密度変調 (PDM) を用いているのが特徴である(ΔΣ変調)。


  1. ^ a b 音のなんでもコーナー Q and A | 日本音響学会”. acoustics.jp. 2021年12月2日閲覧。
  2. ^ 計算量無限大発散する点を除けば、理想的な性能のローパスフィルタsinc関数インパルス応答を入力信号に畳み込むことで実現できることが知られている。実際のアップサンプリング処理では有限計算量しか許容できないため、sinc関数を参考にしつつ、トレードオフを考慮して様々な計算量省略のテクニックが用いられている。こうしたローパスフィルタによるアップサンプリング処理でナイキスト周波数以上のエイリアスノイズのみをより強力に除去する方法以外にも、入力信号のフォーマットの記録上限を超えた高域成分を倍音構成などから推測・復元しつつアップサンプリング処理を行う更に高度なアルゴリズムも開発されている。
  3. ^ CPUではリアルタイム処理が到底不可能な膨大なタップ数のフィルタアルゴリズムをFPGAでそのままハードウェア化した『CHORD DAVE』などが存在する。
  4. ^ DAVE”. Chord Electronics Products (2011年11月1日). 2023年5月25日閲覧。
  5. ^ Foobar2000に向けてDSD変換機能(DSD Processor)を提供する追加コンポーネントが存在する。 多数の処理が直列に並ぶという変換アルゴリズムの構造上、処理並列化が難しく、特定のスレッドに処理が集中するため、高クロックのCPUが必要になる。 CPUでマルチコアをフル活用した場合と比較してシングルスレッドの処理能力には大きな制約があり、CPUによるリアルタイムDSD変換時のサンプル補間フィルタのタップ数は100程度が上限となる。
  6. ^ Super Audio CD Decoder” (英語). SourceForge (2023年5月24日). 2023年5月25日閲覧。
  7. ^ 株式会社インプレス (2016年7月11日). “【藤本健のDigital Audio Laboratory】 「アップサンプリング」で音は良くなる? 変わらない? 独自手法を提案する技術者に聞く”. AV Watch. 2023年5月29日閲覧。


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