グラナドス:スペイン舞曲集
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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グラナドス:スペイン舞曲集 | Danzas espanolas Op.37 | 作曲年: 1892-1900年 出版年: 1893年 初版出版地/出版社: Dotésio |
楽章・曲名 | 演奏時間 | 譜例 | |
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1 | ガランテ(メヌエット) Galante (Minuetto) | 2分30秒 | No Image |
2 | オリエンタル Oriental | 5分30秒 | No Image |
3 | ファンダンゴ(サラバンド) Fandango (Sarabanda) | 4分00秒 | No Image |
4 | ビリャネスカ Villanesca | 7分00秒 | No Image |
5 | アンダルーサ(祈り) Andaluza (Playera) | 4分00秒 | No Image |
6 | ホタ(ロンデーリャ・アラゴネーサ) Jota (Rondella aragonesa) | 4分30秒 | No Image |
7 | バレンシアーナまたはカレセーラ Valenciana o Calesera | 5分00秒 | No Image |
8 | サルダーニャ(アストゥリアーナ) Sardana(Asturiana) | 4分00秒 | No Image |
9 | ロマンティカ(マズルカ) Romantica(Mazurka) | 6分00秒 | No Image |
10 | メランコリカ(悲しき舞曲) Melancolica (Danza triste) | 5分00秒 | No Image |
11 | ボレロ(サンブラ) Bolero (Zambra) | 8分00秒 | No Image |
12 | アラベスカ Arabesca | 5分30秒 | No Image |
作品解説
各々3曲から成る4つの曲集により構成された全12曲の舞曲集。既成の曲を利用することなく、各舞曲を独創的に創造している。尚、各曲のタイトルは、アメリカで出版された楽譜に基づいている。
第1曲目の<メヌエット>は、ト長調の4分の3拍子。リズミカルで力強い性格を持つ。
第2曲目の<オリエンタル>は、ハ短調の4分の3拍子。印象深いアルペジオに乗り、哀愁を帯びたメロディーが歌われる。
第3曲目の<サラバンダ>は、ニ長調の4分の3拍子。この舞曲は、バロック期の洗練されたサラバンドとは印象が異なり、エネルギーがみなぎる、より原初的な舞曲である。
第4曲目の<ビリャネスカ>は、ト長調の4分の2拍子。<ビリャネスカ>とは、「村人の歌」の意味である。この曲は、牧歌的な雰囲気を持ち、鈴の音が印象的である。
第5曲目の<アンダルーサ>は、ホ短調の8分の6拍子。ギターの編曲により、この曲集の中最も名高い作品となった。ギター風の伴奏と、哀愁を帯びたメロディーが組み合わされる。
第6曲目の<ロンダリア・アラゴネーサ>は、ニ長調の4分の3拍子。「ロンダリア」とは、「民族的な弦楽団」を意味する。
第7曲目の<バレンシアーナ>は、ト長調の4分の3拍子。「バレンシア」は、オレンジの産地として有名なスペイン東海岸の町の名である。躍動的で、変化に富んだ曲。
第8曲目の<アストゥリアーナ>は、ハ長調の4分の2拍子。スペイン北部にあるアストゥリア地方の舞曲である。明るく快活な性格を備えている。
第9曲目の<マズルカ>は、変ロ長調の4分の3拍子。ポーランド的なマズルカとはやや異なり、スペインらしい、躍動感溢れる舞曲である。
第10曲目の<悲しき舞曲>は、ニ長調の4分の3拍子。様々な表情を持ち、変化に富んだ曲となっている。
第11曲目の<サンブラ>は、4分の3拍子。ト長調で記譜されているが、音楽としてはフリギア旋法が特徴的である。<サンブラ>とは、グラナダ地方のムーア人の舞曲。
第12曲目の<アラベスカ>は、イ短調の4分の3拍子。
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