ディー‐ティー‐シー‐ピー‐プラス【DTCP+】
読み方:でぃーてぃーしーぴーぷらす
《digital transmission content protection+》デジタル家電などで使われる著作権保護技術を、インターネットで利用できるよう拡張した規格。DTCP-IPの後継規格であり、自宅内だけでなく、外出先に転送してリモート視聴をすることもできる。
ディー‐ティー‐シー‐ピー【DTCP】
DTCP
Digital Transmission Content Protectionの略。日米の5社(インテル、日立、ソニー、東芝、松下)が共同で運営する不正コピー防止の仕組みをつくる団体のことだ。主にIEEE1394端子をめぐる不正コピー防止のための技術を開発・提案している。
(執筆:オーディオビジュアル評論家 麻倉怜士)
※この情報は「1999~2002年」に執筆されたものです。
DTCP
DTCPとは、デジタルコンテンツの保護技術の一種で、IEEE 1394などを用いた通信において、著作権が保護された状態でコンテンツを伝送するための方式のことである。
IEEE 1394とはi.LINKやFireWireに採用されている、パソコンと周辺機器間での伝送を行うためのインターフェース規格のことである。DTCPでは、IEEE 1394で接続された機器同士を公開鍵暗号方式を利用して相互認証し、暗号化されたデータを伝送する。これによって、正しいコンテンツの受け渡しが可能な機器間でのみ伝送が可能となっている。
DTCPは日立、Intel、松下電器産業、ソニー、東芝によって共同で開発されたもので、2003年9月に発表された。DTCPのライセンスはDTLA(Digital Transmission Licensing Administrator)によって管理されている。なお、DTCPの技術をIPネットワークに拡張した方式として、DTCP-IPがある。
参照リンク
DTLA HOME PAGE - (英文)
Digital Transmission Content Protection
(DTCP から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/16 05:18 UTC 版)
Digital Transmission Content Protection(以下DTCP)は、ホームネットワーク/パーソナルネットワーク内で、コピー防止を目的として使用される著作権保護技術である。DTCPの中でも、DTCP-IPはDLNAと共に使用され、家庭内の孫コピーの禁止された地上デジタル/BSデジタル/CSデジタルの映像配信に主に使用されている。
- 1 Digital Transmission Content Protectionとは
- 2 Digital Transmission Content Protectionの概要
- 3 沿革
DTCP(Digital Transmission Content Protection)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 02:25 UTC 版)
「コピーガード」の記事における「DTCP(Digital Transmission Content Protection)」の解説
DTCP(Digital Transmission Content Protection)は、日立、インテル、パナソニック、ソニー、東芝の5社が共同で開発し1998年に発表したデジタル伝送用のための暗号化技術。5社が開発したことから「5C(Five Company、ファイブ・シー)」などとも呼ばれる。IEEE 1394(FireWire・i.LINK)用のDTCP-1394やIP用のDTCP-IP(DLNAで使用)などがある。機器ごとにIDを持たせ、公開鍵暗号または共通鍵暗号を利用して相互認証し、双方でコンテンツ保護が行えると認識しあえて初めて録画・再生が可能になるシステム。認証出来るとレコーダー側に復号用のカギを持たせ、映像データなどを暗号化して送信する。CCI(Copy Control Information)によって「Copy Free」「Copy Once」「Copy No More」「Copy Never」の4つのモードを指定できる。また、SRM(System Renewability Message)により不正機器のリストを共有することができ、不正機器のみを排除することが可能。CGMSやSCMSのようにレコーダー側の機器に依存することは無くコンテンツ保護機能を持たない機器を排除出来る。ただし、極めて稀ではあるものの、何らかの不具合でコピープロテクションが正常に機能しない場合もある。
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