Comprehensive Nuclear-Test-Ban Treatyとは? わかりやすく解説

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シー‐ティー‐ビー‐ティー【CTBT】

読み方:しーてぃーびーてぃー

《Comprehensive Nuclear Test Ban Treaty》大気圏中、水中宇宙空間地下などあらゆる空間での核実験禁止する条約PTBT部分的核実験禁止条約)では対象とならなかった地下核実験禁止とする。1996年国連総会採択されたが、一部の国の署名拒否批准の遅れにより未だ発効には至っていない。包括的核実験禁止条約。→シー‐ティー‐ビー‐ティー‐オーCTBTO


包括的核実験禁止条約(Comprehensive Nuclear-Test-Ban Treaty : CTBT)


包括的核実験禁止条約

(Comprehensive Nuclear-Test-Ban Treaty から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/10 02:34 UTC 版)

包括的核実験禁止条約(ほうかつてきかくじっけんきんしじょうやく、Comprehensive Nuclear Test Ban Treaty、略称:CTBT)は、宇宙空間、大気圏内、水中、地下を含むあらゆる空間での核兵器の核実験による爆発、その他の核爆発を禁止する条約である[1]


注釈

  1. ^ クリントン政権は1996年9月に署名済みだが、当時共和党が多数派だった上院が批准に反対した。その後ブッシュ政権も核爆発を伴わない「未臨界核爆発」を実施し、世界的な批判を受けた。オバマ大統領は上院に批准を勧めると表明している。
  2. ^ 2009年4月5日チェコプラハで核兵器に関する演説で、核兵器を使用した唯一の核保有国として、米国には行動すべき道義的責任があると述べ、核兵器のない世界に向けた具体的な措置として、ロシアとの戦略兵器削減条約(START2) の交渉、検証可能な核分裂物資生産禁止条約(カットオフ条約)の実現、CTBTの早期発効を目指すことを明らかにした。

出典

  1. ^ a b c d e f g h 外務省 (平成30-09-26). “包括的核実験禁止条約”. 2019年5月25日閲覧。
  2. ^ a b Status of signature and ratification: CTBTO Preparatory Commission”. CTBTO Preparatory Commission (2019年2月13日). 2019年5月26日閲覧。
  3. ^ 第12回包括的核実験禁止条約(CTBT)発効促進会議”. Ministry of Foreign Affairs of Japan. 2022年8月8日閲覧。
  4. ^ CTBT(包括的核実験禁止条約) - 核不拡散・核セキュリティ総合支援センター”. www.jaea.go.jp. 2022年8月8日閲覧。
  5. ^ アメリカと同様、批准に前向きな姿勢を見せている。共同通信2009年9月24日
  6. ^ ケイトリン・ルイス (2023年10月22日). “プーチンが、習近平との会談に持ち込んだ「核のカバン」を撮影…これが核戦争の幕を開ける「チェゲト」だ”. ニューズウィーク日本版. 2023年10月22日閲覧。
  7. ^ プーチン大統領、CTBT批准撤回法案に署名 即時発効”. ロイター (2023年11月2日). 2023年11月2日閲覧。
  8. ^ Comprehensive Nuclear-Test-Ban Treaty”. United Nations Treaty Collection (2013年2月24日). 2013年2月24日閲覧。


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