カービン‐じゅう【カービン銃】
【カービン】(かーびん)
Carbine
携帯性などを重視して、銃身を切り詰めたり、物によっては銃床を折りたたみ式・伸縮式にする等、全長を短くしたライフル銃のこと。
もともとは、騎兵が馬上で扱いやすいように歩兵銃をベースに短く造られた「騎兵銃」のことを指した。
また一時期は、拳銃に銃床を追加したものも馬上で扱いやすいとして、やはりカービンと呼ばれていた。
拳銃に外付けのオプションとして銃床が別途用意されるものが多く、この場合は銃床がホルスターを兼ねる構造のものも多かった。
また、こういった銃には遠距離対応の照門(タンジェントサイト)が備えられることも多かったが、銃身が短いため狙撃には適さず、もっぱら牽制射撃のために用いられたと思われる。
近代では、単純に小銃を小型化したような銃のことを指すことが多かった。
後方部隊や士官の自衛などに用いられた「M1カービン」などが有名である。
これは旧来の歩兵銃を切り詰めたものではなく新設計されたものであり、弾丸も専用の威力の弱い物に変更されている。
現代では突撃銃の短縮版を指す。
突撃銃の弾丸威力と短機関銃の携帯性をもつ中間的存在であり、CQBと屋外戦の両方に適するとして注目されつつある。
こうした現代版カービンは「アサルトカービン」とも呼ばれる。
M16をベースにつくられたXM177やM4などが知られるほか、現代の軍用突撃銃には多くの場合、カービンモデルがバリエーションとして存在する。
カービン
(Carbine から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/30 02:41 UTC 版)
カービン(Carbine)とは本来、歩兵用小銃より銃身が短い騎兵用小銃のことだが、今日では単に全長を短め(概ね80cm以下)にした銃のことを指す。日本語では騎兵銃、騎銃等と訳される。
- ^ “防衛省規格 火器用語(小火器)”. 防衛省 (2009年5月13日). 2014年12月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年2月28日閲覧。
- 1 カービンとは
- 2 カービンの概要
- 3 概要
- 4 ピストルカービン
- 5 関連項目
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