キャラクター・ボーカル・シリーズ
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キャラクター・ボーカル・シリーズ(Character Vocal:CVシリーズ)とはクリプトン・フューチャー・メディアの販売している音声合成・デスクトップミュージック(DTM)ソフトウェアのシリーズである。2007年8月31日に第1弾の「初音ミク」がリリースされ、その後同年12月に第2弾の鏡音リン・レン、2009年2月に第3弾の巡音ルカが発売された。ヤマハの開発した音声合成エンジン「VOCALOID」を使用し、歌声ライブラリのデータに声優を起用。各歌声毎にキャラクターとしての設定を用意しており、それぞれの製品名がキャラクターの名称にもなっている。その特性から動画投稿サイトなどインターネット上で注目を浴び、一大ムーブメントを巻き起こした。
注釈
- ^ 「P」の由来はアイドルプロデュース体験ゲーム『THE IDOLM@STER』のプレイヤーネームの慣習を引き継いだものと言われる[16]。作者に対しファンから「〜P」とついたハンドルネームが贈られることもある[17]。
出典
- ^ “新VOCALOID「CV-4Cβ」、CEATECで歌う 声は中村繪里子さん”. ITmedia. (2009年10月8日) 2011年4月21日閲覧。
- ^ “英語に苦心 大人なVOCALOID「巡音ルカ」ができるまで”. ITmedia. (2009年2月10日) 2011年4月21日閲覧。
- ^ 岡田 2009, p. 1
- ^ デジタルコンテンツ協会 2008, p. 44
- ^ 岡田 2007, p. 1
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- ^ 高橋暁子 (2008年5月13日). “クリエイターを支えるクリエイターでありたい クリプトン・フューチャー・メディア社長 伊藤博之氏(後編)”. Impress Watch (インプレス) 2009年7月10日閲覧。
- ^ 島田昇 (2007年10月23日). “創業社長が明かす、仮想歌手「初音ミク」にかける想い”. CNET 2009年7月10日閲覧。
- ^ KEI; 熊谷友介(インタビュアー:前田久 平岩真輔)「電子の歌姫『初音ミク』――キャラクターと歌声が出会った日」『ぷらちな』、2007年11月 。2015年6月4日閲覧。
- ^ 根津 & 2008.3, pp. 128–129
- ^ 根津 & 2008.2, p. 108
- ^ 森川嘉一郎「オタク文化の現在(12)アイドルの理想形」『ちくま』(通号 443)[2008.2]、筑摩書房、38-41頁、NAID 40015845889。
- ^ a b 増田 2008, p. 170
- ^ 太田 2011, pp. 265–267
- ^ 井手口 2010, pp. 19–20
- ^ 増田 2008, p. 175
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- ^ 岡田有花 (2008年7月3日). “遅く来た春 ミク×ニコ動がうんだ36歳の人気者”. ITmedia NEWS (ITmedia) 2009年7月10日閲覧。
- ^ 増田 2008, p. 171
- ^ “「初音ミク」生みの親らが語る、CGMのビジネス化や権利の課題”. Impress Watch. (2008年7月23日) 2008年11月10日閲覧。
- ^ DTMマガジン×ゲーマガ 2010, p. 118
- ^ 井手口 2010, p. 22
- ^ 川上 2010, p. 28
- ^ 川上 2010, pp. 27–33
- 1 キャラクター・ボーカル・シリーズとは
- 2 キャラクター・ボーカル・シリーズの概要
- 3 参考文献
- 4 関連項目
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