カナン 【Canaan】
CANAAN
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/17 00:21 UTC 版)
『CANAAN』(カナン)は、P.A.WORKS制作による日本のテレビアニメ作品。2009年7月から9月まで放送された。発表当初のタイトルは『428 the animation』[1]。
- ^ 一般にCANAANは「約束の地」と呼ばれるが、本作では最終話タイトルにあるように「希望の地」と意味される。
- ^ 比較的幼い容姿(御法川は美少女と評す)をしている。
- ^ 原作の設定では「2003年イラクでの戦争下、ウィーアプロト(ウーアウイルスの遺伝子を組み替え、兵器としての運用効率を高めたもの)を撒かれて住んでいた村を滅ぼされた」となっている。
- ^ 原作ではウィーアプロトを耐え切った特異性からか強い共感覚に目覚めているとされる。アニメでは詳細に語られていないが、第10話にてリャンが「ウーアウイルスがあの娘(カナン)が持っていた共感覚を更なる高みに昇華させた」と言っている。またカナンと良く似たボナーがかつて存在しており、「共感覚の因子を持ち合わせた人間が、ウーア(ウイルス)によって体質を変化させた際には髪の色が抜ける」とアルファルドが述べている(第11話)。
- ^ 「アルファルド(Alphard)」はアラビア語で「孤独なもの」の意。また星座のうみへび座に同名の星がある。小説版ではアルファルド・アルシュアという記述もある。
- ^ 原作では殺意を消して行動できるとされる。そのため、「共感覚で行動を先読みするカナンが最も苦手とする相手」という設定になっている。
- ^ 第6話の回想でのシャムとの会話からわかる。
- ^ 第2話の履歴書にて確認できる。
- ^ 夏目が語ったところによると、本名はソン・ユンミ(第5話)。
- ^ アルファルドが語ったところによると、フルネームは夏目ユリ(第11話)、小説版の記述では『夏目由梨』。日本名だが、生れの地は他国(第9話で生まれた地の格言を、中国語で語っている)。
- ^ 死後、夏目の語りにより「サンディ田中」という本名が明かされた(第11話)。
- ^ だが最後の一人も双子のボナーに殺され(第1話)、結果失敗したことが第2話のサンタナの携帯電話の会話、第4話のサンタナと夏目との会話でわかる。
- ^ そのCIAの作戦は未知のウイルス性疾患が発生したという名目で、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)を装って行われた。サンタナはウーアウイルスの抗ウイルス剤の効果実験と聞かされていた(第9話でサンタナが語る)。
- ^ 名前は金であると思われる。ニコニコ生放送での特別番組『CANAAN×南條愛乃』にて南條愛乃がキンさん、TYPE-MOONエースVOL.3のインタビューにおいて沢城みゆきがキムさんと呼称している。
- ^ 最終話では遠藤亜智(428主人公の一人)や大沢ひとみ(マリアの双子の妹)など、ゲームの登場人物が幾人か姿を見せている。
- ^ 原作では「数々の戦歴を持っていて、育て上げた兵士も数多い」とされている。また「シャム」は本名ではないともされる。
- ^ ユンユン曰く「紫外線100%カット、イヤな音もバッチリ遮断する“ウルトラバイオレット&ノイズキャンセリングヘルメット”」(第10話)とのことだが、詳細は不明。これらの被り物のデザインは、「風来のシレン」シリーズ等、チュンソフト作品を元ネタとしたものが多い。
- ^ bloomは「花が咲く」という意味の語。unbloomはその頭に打消しの意味「un-」を付けた語である。
- ^ “【TGS2008】「428 the animation」TYPE-MOON監修シナリオ、TVアニメに”. Gpara.com. ジーパラドットコム (2008年10月12日). 2008年10月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年10月30日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m 『月刊ニュータイプ 2009年8月号』角川書店、2009年8月1日、157頁、ASIN B002DZC3NM
- ^ a b c d e f g h i j CANAAN 設定資料集より。
- ^ 「電撃PlayStation」2009年9月25日号掲載の『428』クリエイターインタビューより。
- ^ a b c d e 『月刊ニュータイプ 2009年10月号』 角川書店、2009年9月10日、14頁、ASIN B002MV4RIQ
- ^ 下巻のあとがきより。
カナン
(CANAAN から転送)
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カナン、あるいはカナアン(ヘブライ語: כנען[1]クナーアン)とは、地中海とヨルダン川・死海に挟まれた地域一帯の古代の地名である。聖書で「乳と蜜の流れる場所」と描写され、神がアブラハムの子孫に与えると約束した土地であることから、約束の地とも呼ばれる。現代のカナンに関する知識の多くは、1928年に再発見された都市ウガリットの発掘調査によってもたらされた。
注釈
出典
- ^ ヘブライ語ラテン翻字: Kənā‘an
- ^ Tristram, Henry Baker (1897). Bible Places: Or, The Topography of the Holy Land. Society for Promoting Christian Knowledge. p. 336
- ^ Drews, Robert (1998-12). “Canaanites and Philistines”. Journal for the Study of the Old Testament 23 (81): 39–61. doi:10.1177/030908929802308104. ISSN 0309-0892 .
- ^ a b Astour, Michael C. (1965). “The Origin of the Terms "Canaan," "Phoenician," and "Purple"”. Journal of Near Eastern Studies 24 (4): 346–350. ISSN 0022-2968 .
- ^ “Mysterious 6,000-year-old star mural sees first daylight in Jerusalem”. The Times of Israel. 2023年12月16日閲覧。
- ^ Rapel, Yoʾel, ed (746) (ヘブライ語). Toledot Erets-Yiśraʾel. kerekh 2 (Mahadurah 10 ed.). Miśrad ha-Biṭaḥon. ISBN 978-965-05-0050-4
- ^ Gösta Werner Ahlström (1993). The history of ancient Palestine. Fortress Press. p. 141. ISBN 978-0-8006-2770-6
- ^ a b Tubb, Jonathan N. (1998). Canaanites. University of Oklahoma Press. ISBN 978-0-8061-3108-5
- ^ Reallexikon der Assyriologie. W. de Gruyter. (1928). p. 352. ISBN 978-3-11-007192-4
- ^ Na'aman, Nadav (2005). Canaan in the Second Millennium B.C.E.. Eisenbrauns. pp. 110-120. ISBN 978-1-57506-108-5
- ^ 北 博 (2011). “初期イスラエルの宗教(1)”. ヨーロッパ文化研究 (12) .
- ^ 「申命記」7章1節
- ^ 「民数記」13:29
- ^ “古代カナン人のDNAを現代アラブ人とユダヤ人が継承”. natgeo.nikkeibp.co.jp. 2023年12月16日閲覧。
- ^ “アルファベットの原型「カナン人が書いた文章」を世界で初めて発見!”. ナゾロジー (2022年11月13日). 2023年12月16日閲覧。
- 1 カナンとは
- 2 カナンの概要
- 3 地名の由来
- 4 聖書におけるカナン人
固有名詞の分類
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