国鉄C10形蒸気機関車とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 製品 > 乗り物 > 列車 > 国鉄・JRの車両形式 > 国鉄C10形蒸気機関車の意味・解説 

国鉄C10形蒸気機関車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/11 13:34 UTC 版)

国鉄C10形蒸気機関車(こくてつC10がたじょうききかんしゃ)は、1930年昭和5年)に製造された、日本国有鉄道(国鉄・製造時は鉄道省)のタンク式蒸気機関車(タンク機関車)である。


注釈

  1. ^ シリンダー排気を一旦ボイラー側面に沿うように配された温め器内へ導き、その中心部にインジェクタからボイラーへの注水管を通すことで、注水の加温を実施する、単純かつ廉価な給水温め器。温め器本体が長く延びた独特の形状は、単純な構造で極力注水温度を引き上げるための方策であった。
  2. ^ このため現存する大井川鐵道のC10 8は重見式給水温め器を装備せず、コンプレッサーの排気筒を煙突の裏に装備した形になっている。
  3. ^ 1934年(昭和9年)11月22日 - 田端機関庫(現・田端運転所)に転属 → 1935年(昭和10年)8月 - 姫路機関庫(現・姫路運転区)に転属 → 1936年(昭和11年)4月18日 - 岡山機関庫(現・岡山機関区)に貸し出し → 同年7月1日 - 新見機関庫に転属 → 1937年(昭和12年)11月6日 - 仙台機関区(現・仙台車両センター)に転属 → 1942年(昭和17年)1月17日 - 大湊機関区に転属 → 1945年(昭和20年)3月24日 - 尻内機関庫(現・八戸運輸区)に転属 → 同年11月18日 - 釜石機関区に転属。このほか、新小岩機関区や水戸機関区に貸し出されたこともある。
  4. ^ 大井川鉄道への譲渡話は、ラサ工業時代から度々あったというが、最後までなかなか結論が出なかったという経緯がある。
  5. ^ ただし、本機は戦後に水タンクを新製の溶接構造のものと交換している。

出典

  1. ^ 『昭和40年代の蒸気機関写真集 機関区と機関車シリーズ4 小型タンク機』株式会社タクト・ワン p.14(17号)
  2. ^ 山下節夫『蒸気機関車写真集』株式会社タクト・ワン p.39(20号)
  3. ^ 特急「つばめ」、関西線回りで天王寺着『大阪毎日新聞』昭和10年8月12日(『昭和ニュース事典第5巻 昭和10年-昭和11年』本編p210 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
  4. ^ 交友社鉄道ファン』1994年8月号 p.177
  5. ^ 交友社『鉄道ファン』1994年10月号 p.113
  6. ^ 川根路号写友会『大井川鐵道 蒸気機関車運転25周年記念 写真集 川根路の煙』p.67
  7. ^ “クランクイン・レポート”. 『マッサン』番組公式サイト (日本放送協会). オリジナルの2014年8月27日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140827212632/http://www.nhk.or.jp/massan/special/crank-in.html 2020年5月15日閲覧。 


「国鉄C10形蒸気機関車」の続きの解説一覧




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「国鉄C10形蒸気機関車」の関連用語

国鉄C10形蒸気機関車のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



国鉄C10形蒸気機関車のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの国鉄C10形蒸気機関車 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS