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バウアー【Bruno Bauer】

読み方:ばうあー

[1809〜1882]ドイツの哲学者・神学者。弟エドガーとともにヘーゲル左派指導者として聖書批判キリスト神性実在性否定した。著「ヨハネ福音書批判」など。


ブルーノ・バウアー

(Bruno Bauer から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/05 16:20 UTC 版)

ブルーノ・バウアーBruno Bauer 1809年9月6日 - 1882年4月13日)は、ドイツ出身の神学者哲学者歴史学者青年ヘーゲル派(ヘーゲル左派)の代表的な存在である。無神論に基づくキリスト教ユダヤ教などへの宗教批判など、その鋭い視点から多くの著作を表し、青年ヘーゲル派の主導的役割を果たした。若きカール・マルクスもバウアーの影響下でヘーゲル哲学を学んだ。唯一者の思想を展開したマックス・シュティルナーとの関係、そして無神論的な思想、国家と宗教の分離(政教分離)、ヨーロッパ世界の崩壊の予言は、フリードリヒ・ニーチェの思想へつながるものを思わせる。なお、弟のエトガー・バウアーも青年ヘーゲル派を代表する思想家である。


  1. ^ a b c d e f g h #村上俊介1992,pp.267-285.
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 篠原敏昭1992,p.291-321.
  3. ^ a b c d #ポリアコフ III, p.553-555.
  4. ^ Franz Ammann, Wilhelm Marr編,Das entdeckte und das unentdeckte Christenthum in Zürich und ein Traum. Eine Bagatelle. Auszüge aus der in Zürich confiscierten Bauer’schen Schrift enthaltend und dem christlichen Dr. Bluntschli gewidmet vom Antichrist. Druck und Verlag von Jenni, Sohn, Bern 1843.
  5. ^ Kritik der Evangelien und Geschichte ihres Ursprungs, 3 vols. (1850–51),Kritik der paulinischen Briefe.
  6. ^ #神田順司2012,p.900.
  7. ^ Gabriel Riesser,Adolf Fischhof,Heinrich Simon,Johann Jacoby.
  8. ^ a b #植村邦彦1999
  9. ^ Das Judenthum in der Fremde. F. Heinicke, Berlin 1863.
  10. ^ Schmeitzner's Internationale Monatsschrift" - 1882 (Paul Widemann)
  11. ^ anonym. Siehe Ernst Barnikol: Bruno Bauer. Studien und Materialien. S. 331.




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