Bagatelle ohne Tonart S.216a R.60cとは? わかりやすく解説

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リスト:調のないバガテル

英語表記/番号出版情報
リスト調のないバガテルBagatelle ohne Tonart S.216a R.60c作曲年1885年 

作品解説

2007年8月 執筆者: 和田 真由子

「私は調性抹殺したいのだ」と、1873年リストヴァンサン・ダンディらに語っている。協和音伝統的な調性因習的な形式否定するようなリスト作曲は、当時の人々にとっては非常に急進的なものであった。《調のないパガテル》は、音楽史上、“調がない”ことを宣言した初めての曲である。リスト晩年1885年作品

1956年出版され近年高く評価されとりあげられるようになった。もともと、《メフィストワルツ第4番》とともに手がけられたワルツ作品であることから、この曲も《メフィストワルツ第4番(無調の)》とされることもある。中心音が決まらず、その調性捉えどころがない。

曲の冒頭では悪魔音程として知られるH-Fトリトヌス三全音)がみられる
また増4度減7度和音多用され、曲は漠然とした雰囲気満たされている。




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