ビー‐フレッツ【Bフレッツ】
Bフレッツ
別名:B FLET'S
Bフレッツとは、NTT東日本およびNTT西日本が提供している、光ファイバーを用いるデータ通信サービスの名称である。
Bフレッツは、光ファイバーケーブルを直接ユーザーの家屋まで引き込むFTTH方式で高速通信を実現する。通信速度は下り最大100Mbps。なお、NTTの回線終端装置から収容局までのアクセス区間では、通信速度は最大1Gbpsとなっている。
Bフレッツは、ADSLなどのサービスが十数Mbps前後であるのに比べて非常に高速であり、また、定額で利用可能であるという特徴がある。なお、Bフレッツで提供されるのは回線サービスのみであり、インターネットへ接続するために別途インターネットサービスプロバイダ(ISP)と契約する必要がある。また、光ファイバーの引き込みを伴うため、建物の状況によってはすぐに利用開始できない場合もある。
NTTはBフレッツの他にフレッツ・光プレミアム、フレッツ光ネクストの光通信サービスを提供しており、総称して「フレッツ・光」と呼んでいる。
参照リンク
Bフレッツ - (NTT東日本)
Bフレッツ - (NTT西日本)
ブロードバンド回線: | Annex A(12M) ADSLモデム biportable Bフレッツ CATV電話 c.LINK CDSL |
Bフレッツ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 06:41 UTC 版)
2000年(平成12年)12月26日に「光・IP通信網サービス(仮称)」として一部の東京都区部及び大阪市で試験サービスを開始し、その後数ヶ月間の期間を経てから2001年(平成13年)8月1日に「Bフレッツ」として光ファイバーを用いた通信サービスを本格的に開始した。 BフレッツのBは、サービス開始当初はB-PON(英語版)(Broadband Passive Optical Network / ITU-T G.983)を採用していたことに由来する。 当初はベーシックタイプ、ファミリータイプ、マンションタイプの3つであったが、後に情勢を踏まえてサービスを拡充していった。 NTT西日本が2005年(平成17年)に「フレッツ・光プレミアム」を開始し、またNTT東日本が2004年(平成16年)に「ハイパーファミリータイプ」の提供開始、2008年(平成20年)に「フレッツ・光ネクスト」を投入して2009年(平成21年)度内にはBフレッツ提供地域全域に拡大したことから、2012年3月31日をもって、一部地域を除き、新規サービス申し込みを終了した。NTTは、フレッツ光ネクストへの移行(マイグレーション)を計画中で、既に中継網である地域IP網を、2013年度末をめどにフレッツ光ネクストに移行工事中である。 既存ユーザの取り扱いについて、NTT東日本が2014年(平成26年)2月18日に「Bフレッツ ハイパーファミリータイプ」、および「Bフレッツ マンションタイプ」を利用している契約を、それぞれ「フレッツ 光ネクスト ファミリータイプ」、および「フレッツ 光ネクスト マンションタイプ」に順次、移行すると発表された。 サービス名概要ビジネスタイプ 主に企業向け。メディアコンバータを使用。収容局までのファイバーおよび地域IP網までの回線を専有する(SS:Single Star)。スループットが高いが、料金も高い。 ベーシックタイプ 企業から個人のヘビーユーザーまで対応可能。メディアコンバータを使用。収容局までのファイバーを専有する(SS:Single Star)が、収容局から地域IP網までの回線は(他ユーザと)共有となる。 ファミリータイプ ユーザ端末側の速度は最大10Mbps。NTT独自開発のSTM-PONを採用。既に新規契約受付は中止。 ニューファミリータイプ【東】 一般個人・中小企業向け。B-PONおよび光回線終端装置を使用。収容局までのファイバー (下り622Mbps、上り156Mbps)を複数ユーザで共有するが局側の終端装置であるB-OLT(Broadband-Optical Line Terminal)の地域IP網側インターフェース(収容局内の地域IP網までの回線)が100Mbpsであり、その結果、100Mbpsを複数ユーザで共有となる。ユーザ端末側の速度は最大100Mbpsである。料金は安いが、利用者が増えるとスループットが低下する。 ファミリー100【西】 ハイパーファミリータイプ【東】 一般個人・中小企業向け。GE-PON(IEEE 802.3ah)ONU(回線終端装置)、もしくは回線終端装置内蔵のひかり電話対応ルータを使用。収容局までのファイバー(下り・上りとも1Gbps)を最大64ユーザで共有し地域IP網側インターフェースは1000BASE-T。ユーザ端末側の速度は最大100Mbpsである。ライン共有利用者が増えるとスループット低下の可能性があるのは、ニューファミリー/ファミリータイプと同様である。なお、西日本の光プレミアムのIPv6等の仕様については後述のフレッツ・光プレミアムと同様である。 ワイヤレスファミリータイプ【西】 近在の電柱等に設置した無線基地局(AP)と一般戸建ユーザ宅の外壁・ベランダ等に設置したアンテナ(WT)との間で、FWA(Fixed Wireless Access:実効最大下り46Mbps・上り32Mbpsの帯域を共有)を利用し光サービスを提供する。光化が困難な地域や散居村などに設置されるケースが多い。伝送距離は概ね800m(基地局APとアンテナWT間)。 Bフレッツ・ハイパーファミリータイプ用ひかり電話対応ONU(NTT東日本) Bフレッツ・ハイパーファミリータイプ用ONU(NTT東日本)
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