【エースパイロット】(えーすぱいろっと)
Ace pilot.
一般には、戦時において戦闘機に搭乗し、5機以上の敵性航空機を撃墜したエビエーターに与えられる称号。撃墜王。
また、多大な戦果を挙げた者もこう呼ばれることがある。
敵味方関係なく尊敬の対象になりうるが、近年では航空機の価格上昇に伴う機数の減少や航空戦の複雑化、そして国家間の全面戦争が殆ど無くなった事から、めったに現れない。
なお、アメリカ陸軍航空隊は1920年に「戦闘機以外のパイロットに対して差別的である」として、エースパイロットという称号を公式に認めない通達を出した。
これは現在のアメリカ空軍にも引き継がれており、アメリカ空軍では公式に「エースパイロット」と呼ばれる人物は存在しない。
また、イスラエル軍ではパイロット個人への報復を防ぐため、エースパイロットとなった人物が現れても、当人が退役するまで本名を公開していない。
超音速ジェット戦闘機のパイロットとしては史上最多の17撃墜を記録したギオラ・イプシュタインも、長らく「G中佐」と呼ばれていた。
最も多くの撃墜数を記録したのは第二次世界大戦中のルフトバッフェのパイロット、エーリッヒ・ハルトマンで、352機を撃墜した。
日本人最初のエースパイロットは滋野清武で、第一次世界大戦においてフランス陸軍航空隊の義勇兵(大尉)として参加、ドイツ軍機を6~7機を撃墜した。
なお、日本人パイロットの最多撃墜記録は岩本徹三海軍中尉の94機。
エースパイロットとなった人物の一例
「Ace pilot」の例文・使い方・用例・文例
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