銀座松竹スクエアとは? わかりやすく解説

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銀座松竹スクエア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/27 23:42 UTC 版)

銀座松竹スクエア(築地松竹ビル)
施設情報
所在地 東京都中央区築地一丁目13-1
座標 北緯35度40分6秒 東経139度46分10秒 / 北緯35.66833度 東経139.76944度 / 35.66833; 139.76944座標: 北緯35度40分6秒 東経139度46分10秒 / 北緯35.66833度 東経139.76944度 / 35.66833; 139.76944
状態 完成
着工 2000年5月
竣工 2002年10月
用途 オフィス、共同住宅、店舗
地上高
最頂部 105.05 m
高さ 97.45 m
各種諸元
階数 地下2階、地上23階
敷地面積 5,460.12 [1]
延床面積 54,205.85 [1]
関連企業
設計 三菱地所設計
隈研吾建築都市設計事務所
施工 共同企業体
大成建設大林組西松建設東急建設[2]
管理運営 松竹(100%出資)
匿名組合築地ビルキャピタル[3]
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銀座松竹スクエア(ぎんざしょうちくスクエア、正式名称:築地松竹ビル)は、東京都中央区築地一丁目にある超高層ビルである。竣工当初は広告代理店のアサツー ディ・ケイ(略称 ADK、現 ADKホールディングス)が本社を置いていたことからADK松竹スクエアと通称されたが、同社が虎ノ門ヒルズに移転したのを機に、2014年7月に銀座松竹スクエアに改められた[4]

建築

晴海通り首都高速都心環状線が交わる万年橋の角にあり、[5]2002年に完成した。資金調達にあたっては、松竹が出資する築地ビルキャピタル有限会社により、信託制度を活用している[6]。設計には、三菱地所設計(デザインチーフ:武田有左)のほかデザインパートナーとして隈研吾建築都市設計事務所が携わった[7]。本ビルは「日本建築家協会優秀建築選2005」に選定されている[8]

エントランスから中に入ると、1~2階は人々が座れる階段状の巨大な吹き抜け空間になっている。その内装デザインと雰囲気は、かつてこの地にあった映画館「松竹セントラル」の客席や館内の面影を感じさせる。

3階から18階にかけてはオフィスフロアで、アサツー ディ・ケイ(現:ADKホールディングス)が本社機能を置いていた。3階には、晴海通りを挟んだ向かいの東劇ビルから松竹大谷図書館が移転した。19階から23階にかけては、45戸の高級マンションが付置住宅として設置されている。

テナント

アサツー ディ・ケイは1999年に旭通信社と第一企画の合併により発足した企業であり、オフィスは銀座日比谷に分散していたが、本ビルへの入居で統合を果たした。2014年6月に、虎ノ門ヒルズ森タワーに転出[9]。その後電通デジタル・ホールディングスとその系列のサイバー・コミュニケーションズ、電通デジタル・ネットワークス、電通レイザーフィッシュ(現:電通アイソバー)、DAサーチ&リンクの5社(3階~8階)[10][11]KADOKAWAの一部オフィス[12](11・12階)、阪和興業東京本社[13]及びBS松竹東急(3階)などが入居している。

外部リンク

脚注

  1. ^ a b 都市計画プロジェクト(東京都都市整備局)
  2. ^ 新建築2003年1月号
  3. ^ (pdf)『特定子会社の異動に関するお知らせ』(プレスリリース)松竹、2007年1月30日。 オリジナルの2016年8月15日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20160815102502/http://www.shochiku.co.jp/docs/070130_2.pdf2016年6月30日閲覧 
  4. ^ (pdf)『築地松竹ビル 通称変更のお知らせ』(プレスリリース)松竹、2014年6月17日。 オリジナルの2014年7月13日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20140713041824/http://www.shochiku.co.jp/docs/140617.pdf2016年6月3日閲覧 
  5. ^ “築地松竹ビルが竣工”. 中央区民新聞. (2002年11月4日). http://www.tokyochuo.net/news/press/past_data/kiji2002/2002_11_04/08.html 2016年6月8日閲覧。 
  6. ^ “民都機構、土地取得譲渡業務に信託制度を初活用”. 不動産流通研究所. (2001年8月29日). http://www.re-port.net/news.php?ReportNumber=522 2016年6月8日閲覧。 
  7. ^ ギャラリー・間『建築マップ東京・2』TOTO出版、2003年8月20日、93頁。ISBN 978-4-88706-226-9 
  8. ^ 日本建築家協会優秀建築選2005
  9. ^ 『本社移転に関するお知らせ』(プレスリリース)ADKホールディングス、2014年6月5日https://www.adk.jp/6268.html2016年6月8日閲覧 
  10. ^ “電通のデジタル系グループ4社、ADK移転後のビルに集結へ”. AdverTimes. (2014年6月17日). http://www.advertimes.com/20140617/article160915/ 2016年6月8日閲覧。 
  11. ^ (pdf)『電通デジタル・ホールディングスグループ5社、オフィスを築地に移転』(プレスリリース)電通デジタル・ホールディングス、2014年10月20日。 オリジナルの2015年7月13日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20150713234926/http://www.dentsu-digital.co.jp/release/%E3%80%90DDH%E3%80%91%E3%82%AA%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%B9%E7%A7%BB%E8%BB%A2%E3%81%AE%E3%81%8A%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%9B141020.pdf2016年6月8日閲覧 
  12. ^ 事業所MAP”. KADOKAWA. 2016年6月8日閲覧。
  13. ^ 『東京本社移転に関するお知らせ』(プレスリリース)阪和興業、2014年11月19日。 オリジナルの2015年1月11日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20150111233600/http://www.hanwa.co.jp/news/2014/141119.html2016年6月8日閲覧 



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