97式短魚雷とは? わかりやすく解説

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【97式短魚雷】(きゅうななしきたんぎょらい)

防衛省技術研究本部にて開発名「G-RX4」として開発され対潜艦用の短魚雷
最大運用深度が1,000m程度にもなる最新鋭潜水艦対抗すべく開発された。
1985年から開発開始され1997年制式化された。
海上自衛隊P-3CやSH-60J/Kの他、艦船搭載されるHOS-303魚雷発射管07式垂直発射魚雷投射ロケットにて運用される

魚雷誘導制御部推進装置弾頭部より構成されており、それぞれ次のような特徴持っている

なお、同魚雷ソフトウェアによる制御比重が大きいとされプログラマブルな魚雷と言われている。

スペックデータ

弾頭成形炸薬弾
弾頭重量:約50kg
推進装置リチウム-六フッ化硫黄反応熱用いたクローズドサイクルエンジン
推進器ポンプジェット方式一軸推進器
速力58ノット(高速時)/43ノット(低速時)
製作:三菱重工業


97式魚雷

(97式短魚雷 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/25 05:01 UTC 版)

97式魚雷(きゅうななしきぎょらい)は、技術研究本部が開発した短魚雷。開発時名称はG-RX4[1]海上自衛隊のみが装備している。製造は三菱重工業


  1. ^ a b c d e 世界の艦載兵器『世界の艦船』2015年1月号増刊,海人社,P142-143
  2. ^ a b c d e f g 技術開発官(船舶担当)『技術研究本部50年史』(PDF)2002年、72-115頁https://web.archive.org/web/20130124150822/http://www.mod.go.jp/trdi/data/pdf/50th/TRDI50_05.pdf2012年8月25日閲覧 
  3. ^ 小林正典, 津根雅孝, 十時新治「わが国艦載兵器開発の歩み (特集・自衛艦の研究開発プロセス)」『世界の艦船』第674号、海人社、2007年5月、84-89頁、NAID 40015404746 
  4. ^ forecastinternational (2002年11月). “Mk 50 Barracuda Torpedo”. 2016年11月6日閲覧。
  5. ^ 防衛白書1989年
  6. ^ 新アスロックの概要
  7. ^ 海上自衛隊における弾薬の処分事業(財務省資料)[リンク切れ]


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