89式5.56mm小銃 略称 89R 愛称 BUDDY (バディー)
緒元・性能 | ||
口径 | 5.56mm | |
全長 | ||
銃身長 | 420mm | |
重量 | 3.5kg | |
作動方式 | ガス圧利用 | |
給弾方式 | 弾倉式 | |
発射速度 | ||
製作 | 豊和工業 | |
備考 | ||
現用64式小銃の更新近代化用で、平成元年度から取得開始。口径は、NATOの第二標準弾である5.56mmを採用している。固定銃床型と空挺隊員や戦車隊員など用の折り曲げ銃床式の2型式がある。銃床の素材には強化プラスチックを使うなど、一部に新素材を取り入れて、重量も64式小銃に比べ軽量化された。部品点数は64式小銃に比べ約10%少なく分解結合が容易にできる。単発と連発の切り替えができるほか、「3点制限点射」(スリー・ショット・バースト)方式を採用している。 |
89式5.56mm小銃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/06 20:38 UTC 版)
89式5.56mm小銃(はちきゅうしき5.56ミリしょうじゅう、英: Howa Type 89 Assault Rifle)は、自衛隊が制式化した自動小銃である。1990年代以降、陸上自衛隊の主力小銃となっている。
注釈
- ^ MINIMI軽機関銃は通常のベルト給弾のみならず、小銃用の箱型弾倉を装着して給弾・射撃を行うことができる。MINIMIは小銃分隊などに配備されている現行の軽機関銃である。そして、前代の64式7.62mm小銃も62式7.62mm機関銃との弾薬互換性を持っていた。
- ^ 他に二脚を標準装備する5.56mm口径の小銃としてはSIG SG550やFA-MASなどがある。
- ^ スイス製のSIG550などでも同様の操作方法が採られている。
- ^ グリップに手をかけたまま親指で操作することも可能ではある。
- ^ 他に安全装置が右側配置で一段目がフルオートになっている自動小銃としては、ロシア連邦のAKシリーズがある。
- ^ 筆者で自身も自衛官として64式や89式をはじめ、諸外国のアサルトライフルを扱った経験のあるかのよしのりは、同書内で安全装置の次にフルオートが配置されていることについて、「大急ぎで安全装置を解除しなければならない状況とは、至近距離で敵と出会った時で、正確な狙いをつける余裕もなく連射することになる」とし、実戦的であると評価している。
- ^ 小銃における擬製弾の役割は少ない。装填は禁じられており、大抵は教育訓練における弾薬の説明や機関銃訓練における模擬弾薬として装填しない状況下での訓練において使用される。
- ^ 小口径弾は距離が遠くなるほど殺傷力が低下するが、この弾頭であれば重心位置が弾頭尻付近となり、人体に命中し、骨などの固い個所に当たるとタンブリング(回転している弾丸が倒れる現象)を起こし、弾丸が体内を転がりまわりながら突き抜けていくことになる。これによって、遠距離射撃の際の殺傷力低下を補うとされる。
- ^ 原則として、30発入り弾倉は前線にて戦闘行動を行い射撃を行う可能性の極めて高い普通科・施設科部隊に対して優先的に配備し、射撃機会が少ないとされる特科・機甲科などの後方部隊は20発入り弾倉を携行する。この他にコア部隊のように後方任務を主体に行う部隊には最初から20発入り弾倉が配備されることもある。有事の際は20発入り弾倉配備部隊にも30発入り弾倉が配分される予定。
- ^ ダイレクトガスインピンジメント
- ^ 普通科教導連隊など、射撃訓練が通常の普通科の数倍以上の弾薬を使用する部隊は、通常の普通科連隊よりは部品などの摩耗などによる耐用限界を迎えやすい。
- ^ 特殊警備隊が薬莢受けを使用している姿は確認されている。
- ^ 厳密には、薬莢受けの固定具上部にダットサイトを取り付けているに過ぎない。バトラー装着用固定具も薬莢受け固定具と同型状のため、それら固定具に直接ダットサイトを取り付けるようダットサイト側固定具が改造されている。通常の固定具を使用した状態よりも若干高めに取り付けられることになる。
- ^ これは、空包を撃つタイプの小銃擲弾を実弾で発射しようとしてしまう事故を防げる点で重要である。擲弾が自爆すると本人と周囲の隊員が死傷するという重大な事故に発展する。
- ^ 時期や生産ロットによって価格は変動し、2005年1月時はキットが110,220円、完成品が152,220円だった。
- ^ 電子式のバーストモデルは、過去に電子制御可変バーストシステムを搭載したSIG SG550/551が存在したが、電動ガン用の強い電流のバッテリーに対応した回路は、電子部品の価格が高価という問題があった。
- ^ 新型マガジンフォロアーが採用されており、従来の物とは異なり全弾撃ち切れる。これも自衛隊での訓練を考慮し採用されたものである。
出典
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89式5.56mm小銃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/06 04:39 UTC 版)
「やわらか戦車」の記事における「89式5.56mm小銃」の解説
自衛隊の標準装備として第14話より頻繁に登場している。第一空挺団も固定銃底型を装備している。
※この「89式5.56mm小銃」の解説は、「やわらか戦車」の解説の一部です。
「89式5.56mm小銃」を含む「やわらか戦車」の記事については、「やわらか戦車」の概要を参照ください。
固有名詞の分類
自動小銃 | ベレッタCx4 FN FNC 89式5.56mm小銃 ZH-29半自動小銃 64式7.62mm小銃 |
アサルトライフル | AR-18 FN FNC 89式5.56mm小銃 64式7.62mm小銃 H&K HK33 |
陸上自衛隊の小火器 | M24 SWS 74式車載7.62mm機関銃 89式5.56mm小銃 64式7.62mm小銃 ミニミ軽機関銃 |
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