まや型護衛艦とは? わかりやすく解説

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まや型護衛艦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/15 02:03 UTC 版)

まや型護衛艦(まやがたごえいかん、英語: Maya-class destroyer)は、海上自衛隊ミサイル護衛艦(DDG)の艦級[注 4]あたご型をもとに電気推進を導入し、またイージスシステムも更新した発展型として、26中期防に基づき、平成2728年度計画で各1隻(まやはぐろ)が建造された[5][11][12][13]


注釈

  1. ^ 2021年6月18日AN/SPY-7とベースライン9の組み合わせの案が承認された[1]
  2. ^ a b c d 通常は搭載されていない。
  3. ^ SM-6も後日装備予定[5]
  4. ^ 艦種については、アメリカ海軍の関連団体であるアメリカ海軍協会英語版(United States Naval Institute:USNI)およびイギリスジェーン海軍年鑑ミサイル駆逐艦[7][8]国際戦略研究所の年報(『ミリタリー・バランス』)ではミサイル巡洋艦として種別している[9]。なお『ミリタリー・バランス』では、満載排水量9,750トン以上の水上戦闘艦を一律にミサイル巡洋艦としている[10]
  5. ^ なお、イージス・アショアの代替として2隻が建造される予定の「イージス・システム搭載艦」については[17]、本型のベースラインJ7の改良型であるベースラインJ7.Bを搭載することになっており、2021年1月27日にはそのソフトウェアのリリースに伴う試験に成功した[18]。これはAN/SPY-7を搭載することができ、米海軍のイージス艦に搭載されるベースライン9及びベースライン10(予定)の機能を有する[18]。次回の試験は2021年10月に、イージス武器システム全体の能力向上試験が実施され、システム完成後はAegis Production Test Center(PTC)にて、イージス武器システムの適合試験・認証取得が実施される予定である[18]
  6. ^ a b 2番艦は50t増
  7. ^ 3番艦は100t増
  8. ^ さわかぜのみ
  9. ^ a b 1番艦90式2番艦17式
  10. ^ DDG-79DDG-80は54口径。DDG-81から62口径
  11. ^ DDG-85から後部の1基のみ
  12. ^ フライトIIまではハープーン4連装発射筒が2基搭載されていたが、フライトIIA以降から搭載されなくなった。しかし、必要時には搭載できるようにスペースは確保されている。

出典

  1. ^ イカロス出版 2021.
  2. ^ a b c d e f ジャパン マリンユナイテッド 2018.
  3. ^ a b c d e f 内嶋 2020.
  4. ^ a b 北原 2018.
  5. ^ a b c d e f g h i 徳丸 2018.
  6. ^ a b c d e f g 徳丸 2020.
  7. ^ Saunders 2009, p. 418.
  8. ^ Wertheim 2013, pp. 362–363.
  9. ^ 国際戦略研究所 2016, p. 261.
  10. ^ IISS 2016, p. 498.
  11. ^ a b c d 最新鋭イージス艦「はぐろ」就役――海自の8隻体制が確立”. 高橋浩祐. Yahoo!ニュース (2021年3月19日). 2021年3月19日閲覧。
  12. ^ a b c 山崎 2014.
  13. ^ a b c d e f g 内嶋 2019.
  14. ^ 香田 2015, pp. 210–213.
  15. ^ a b c 石井 2021.
  16. ^ a b c d 徳丸 2021.
  17. ^ 稲葉義泰 (2021年1月4日). “「イージス・システム搭載艦」は本当にベストな選択か? イージス・アショア代替問題”. 乗りものニュース. https://trafficnews.jp/post/103338 2021年3月24日閲覧。 
  18. ^ a b c The SPY-7 Hybrid Defense Security Cooperation Project with Japan Completes Initial Engineering Demonstration of Capability” (英語). 2021年3月24日閲覧。
  19. ^ a b JAPAN – DDG (GUIDED MISSILE DESTROYER) 7 AND 8 AEGIS COMBAT SYSTEM (ACS), UNDERWATER WEAPON SYSTEM (UWS), AND COOPERATIVE ENGAGEMENT CAPABILITY (CEC)”. アメリカ国防安全保障協力局. 2020年7月29日閲覧。
  20. ^ 徳丸 2019.
  21. ^ FMS調達イージス艦向けソーナー用国産送受波器の開発”. 公益財団法人防衛基盤整備協会. 2020年2月23日閲覧。
  22. ^ 護衛艦「まや」型”. 海上自衛隊. 2021年5月15日閲覧。
  23. ^ “海自護衛艦「まや」進水 イージス艦7隻目、「共同交戦能力」初搭載 情報共有で屈指の防空能力”. 産経ニュース. (2018年7月30日). オリジナルの2017年7月30日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20180730235051/https://www.sankei.com/politics/print/180730/plt1807300022-c.html 2018年7月31日閲覧。 
  24. ^ 海上幕僚監部 (2018年7月10日). “平成27年度護衛艦の命名・進水式について”. 2018年7月10日閲覧。
  25. ^ “新イージス艦「はぐろ」進水=21年就役、8隻体制へ-海自”. 時事通信. (2019年7月17日). https://www.jiji.com/jc/article?k=2019071700858 2019年7月17日閲覧。 
  26. ^ 平成28年度計画護衛艦の命名・進水式について”. 海上幕僚監部 (2019年7月9日). 2019年7月10日閲覧。
  27. ^ 井口主計官 (2015年1月14日). “平成27年度防衛関係予算のポイント” (PDF). p. 8. 2020年4月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年9月7日閲覧。
  28. ^ 防衛省 (2016年). “我が国の防衛と予算 -平成28年度予算の概要” (PDF). p. 4. 2016年4月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年4月29日閲覧。
  29. ^ 最新型イージス艦「まや」就役 海自初の「共同交戦能力」搭載 漢字では「摩耶」”. 高橋浩祐. Yahoo!ニュース (2020年3月19日). 2020年3月19日閲覧。
  30. ^ “初の共同交戦能力、イージス艦「まや」就役 情報共有で防空能力向上”. 産経ニュース. (2020年3月19日). https://www.sankei.com/article/20200319-TTNYSVN3KROYREVCLKIVM6DMLE/ 2020年3月19日閲覧。 


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