5 Praludium und Fughetta BWV 899-902, 870aとは? わかりやすく解説

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バッハ:5つの前奏曲とフゲッタ

英語表記/番号出版情報
バッハ5つの前奏曲とフゲッタ5 Praludium und Fughetta BWV 899-902, 870a

作品概要

作品解説

2007年9月 執筆者: 朝山 奈津子

 作曲年契機についてははっきりしていない。ベルリンに残るある筆写譜には、BWV 899-902 に続いて BWV870a が書き込まれており、新全集ではこれら5曲を一まとまりとして扱っている。いくつか改訂されて《平均律クラヴィーア曲集II巻》に収められたが、全体そもそも何らかの調的ツィクルス構想の下で作曲され可能性がある。というのも、この資料ではハ長調からト長調までの調がほぼ順番並んでいるからである。いずれにせよ教育用作品考えられるいずれのフーガ比較小規模だが、カンタービレ前奏曲伴っている。

1. 前奏曲フゲッタ ニ短調 BWV 899
 フゲッタ4つ和声囚われない主題をもち、対位法によって効果的に用いられている。小規模ゆえに「フゲッタ」と呼ばれるが、内容フーガ匹敵する佳作である。

2. 前奏曲とフーガ ホ短調 BWV 900
 フゲッタきわめて装飾的華麗な主題を持つが、これを疑作として扱う説がある。

3. 前奏曲とフーガ長調 BWV 901
 フーガ変イ長調移調改訂大幅拡大し、《平均律クラヴィーア曲集II巻》に第17番(BWV886)として収められた。

4. 前奏曲フゲッタ ト長調 BWV 902
 フゲッタ改訂して平均律クラヴィーアII巻》に入った前奏曲長さ異な2つバージョンがある。短いBWV902/1aとその倍近く長いBWV902/1だが、BWV902/2のフゲッタに合うのは、やはり短い1aのように思われる。《平均律》では改訂フーガのためにまったく新し前奏曲書かれた。

5. 前奏曲とフーガ ハ長調 BWV 870a
平均律クラヴィーア曲集II巻第1番ハ長調初期稿




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