40系
40系(1960年 - 1984年)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/21 10:05 UTC 版)
「トヨタ・ランドクルーザー」の記事における「40系(1960年 - 1984年)」の解説
1960年(昭和35年)1月発売開始。20系をフルモデルチェンジして登場。すでに20系が30番台の数字を使っていたため、型式は40とされた。 1984年(昭和59年)11月に70系にフルモデルチェンジされるまで24年にわたり販売され続け、超ロングセラーモデルとなった。北米においても、1960年代前半まではトヨタの最量販車種であった。 そのため、世界各国で業務用として今なお現役のものも多く、また、趣味の世界でも、「ヨンマル」、「フォーティー」などの愛称で親しまれ、多くの愛好家に大切にされている。 また現在でも根強い支持を受け、ランドクルーザープラドをベースに誕生したFJクルーザーのデザインモチーフともなった。 2017年(平成29年)11月、「2017日本自動車殿堂 歴史遺産車」の1台に選ばれた TOYOTA GAZOO Racingは2021年(令和3年)8月1日に、「GR Heritage Parts」プロジェクトの一環として、補給部品の復刻を行う事を発表した。 当初のコンセプトは、20系に対する北米市場の要求(主に高速走行を重視した快適性の向上と、乗用車の雰囲気を盛り込むこと)を、設計の主眼とした点が多い。駆動系の変更点は、T / Mを4速からワイドレシオの3速に、シフトレバーをフロアからコラムへ(北米以外は従来の4速フロアと3速フロアも選べた)変更した。また、T / Fを1速から2速へ(センタースルーからオフセットへ)変更し、T / Fレバーをフロアからインパネへ移動させた。副変速機の増設により、ファイナルのデフギア比を高く(3.36または3.7へ)した。 ファイナルが高くされたのに合わせて、エンジン特性を高回転寄りにし、 サスペンションをソフトにした。 エクステリアは、ソフトトップの着脱が容易な物に変更し、ラジエターグリルをフォード・トラック風のオーバル形した。 ホイールベースはショート(2,285mm)の40とやや長いミドル(2,430mm)の43、ロング(2,650mm)の初代45でスタート、その後、さらにフレームを300mm延長したスーパーロング(2,950mm)45(B)が追加され、初代ロングであった45を廃止し、2代目ロングの45とした。 ボディーバリエーションは、ソフトトップとハードトップ・ショートをミドルとロング(2代目)に、ピックアップ・ロングとキャブシャシ・ロングを(初代)/ロング(B)/ロング(2代目)に設定し、ステーションワゴン及び消防用シャシをロング(初代)に設定した。 マニュアルトランスミッションコラムシフト 3速 J30型 1960年1月 - 1972年9月 フロアシフト 3速 J30型 1960年1月 - 1975年1月 4速 H41 / 41F型 1960年1月 - 1984年10月 (北米向け H42F型1972年10月 - 1984年10月)(日本国内向け LX グレードのみ5速 H55F型 1982年10月 - 1984年10月)略号のFはフロアタイプ。
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