2012年5月20日の日食とは? わかりやすく解説

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2012年5月20日の日食

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/14 15:28 UTC 版)

2012年5月20日の日食は、2012年5月20日UTC日本標準時など東アジア地域の時間では21日)に観測された日食(観測地域により金環日食あるいは部分日食)である。


注釈

  1. ^ ある日食が起きると、その18年と10日(その間に含まれる閏年の数によっては11日)と8時間後にまた太陽・月・地球がほとんど同じ位置に来るため、また日食が起こる。この周期をサロスと呼ぶ。
  2. ^ 皆既日食又は金環日食(以上を中心食と呼ぶ)が見られる周囲に広がり、太陽が完全に月に重ならず、部分的に欠ける部分日食が見える。
  3. ^ 皆既日食の場合は、月が太陽が完全に隠してその影(本影)が地球上に落ちるが、月の視直径が太陽より小さい場合には、本影は地球表面に達する前にいったん収束して、月の周囲から太陽が細いリング状に見える擬本影が伸び、地球上に落ちる。
  4. ^ むろん、中心食帯はほぼまっすぐ進んでいるが、地球の地軸が傾斜した状態で自転しているなどの影響で、食の経路は曲線を描く。
  5. ^ 1839年早朝に江戸を金環食帯が通過[30]
  6. ^ 1730年、朝鮮半島北部から近畿地方を通る金環日食があった[30]
  7. ^ 1080年、九州から関東地方まで広範囲を覆う金環食帯が通過した[30]
  8. ^ 国立天文台 (2011)アストロアーツ (2012)ニュートンプレス (2012)等による。
  9. ^ 今回の食であるサロス番号128番に属するもので、1サロス前の金環日食である。
  10. ^ 1995年の金環日食、1997年の皆既日食など、中心食がアメリカ国内を通らないため部分日食しか見えなかった場合が何回かある。

出典

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