20-80の法則とは? わかりやすく解説

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80–20の法則

読み方はちじゅうにじゅうのほうそくはちにのほうそく
別名:80–20ルール80–20のルール,20-80の法則,20-80のルール20-80ルール
【英】80–20 principle

80–20の法則とは、物事の8割は、物事構成する要素のうち2割程度要素占められている、という法則である。

80-20の法則イタリア経済学者パレート提唱した経済学上の説(パレートの法則)に基づく。パレートは、経済社会における2割の富裕層社会の全所属の8割を有しているという富の不均衡指摘した80-20の法則パレートの法則趣旨重複する側面もあるが、今日では同種の経験則現象広く指して用いられており、必ずしも同一概念とは言いにくい場合もある。

80–20の法則に当てはめて考えられる事例としては、たとえば「全成果の8割は構成員の2割が生み出している」「不具合の8割は2割の発生要因から生じている」「売上げの8割は2割の商品によって得られている」といった例がある。不具合の発生における80-20の法則品質管理分野においてしばしば参照され商品販売における80-20の法則は「ロングテール理論」の基にもなっている。

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パレートの法則

(20-80の法則 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/13 07:56 UTC 版)

パレートの法則(パレートのほうそく)は、イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが発見した冪乗則。経済において、全体の数値の大部分は、全体を構成するうちの一部の要素が生み出しているとした。80:20の法則、ばらつきの法則とも呼ばれる。


注釈

  1. ^ パレートの方法論は、統計学者のロドルフォ・ベニーニ英語版に継承された。ベニーニは1887年のイタリア主要23都市の所得統計を分析し、パレートと同様の結論を得た[2]
  2. ^ ジニはパレート指数の問題を解決するためにジニ指数を考案したが、ジニ係数とは異なる[5]
  3. ^ ただしジニ係数についても、格差の表示を単純化しすぎるために実態がつかみにくくなるという指摘がある[7]

出典

  1. ^ 木村 2006, pp. 105–106, 119–120.
  2. ^ 木村 2006, pp. 106–107.
  3. ^ a b 木村 2006, p. 119.
  4. ^ a b ピケティ 2014, pp. 382–383.
  5. ^ 木村 2006, p. 109.
  6. ^ a b 木村 2006, pp. 108–110.
  7. ^ a b ピケティ 2014, p. 382.
  8. ^ 加藤, 岩渕編 2013, pp. 83–85.


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