12ポンドナポレオン砲とは? わかりやすく解説

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12ポンドナポレオン砲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/16 00:26 UTC 版)

12ポンドナポレオン砲(仏:Canon obusier de campagne de 12 cm, modèle 1853、米:12-pounder Napoleon)は、1853年にフランスで開発された野砲。フランス語を直訳すると、1853年型12cm榴弾野砲[1]であるが、南北戦争で広く使用され、12ポンドナポレオン砲と呼ばれるようになった。「ナポレオン」は「ナポレオン3世」を意味する。なお、幕末の日本では、この砲ではなく、四斤山砲をナポレオン砲と呼んでいた[2]


  1. ^ 「榴弾」野砲と名付けられているのは、高初速の直射砲(Canon、またはGun)で榴弾を使用できるようになったのは、この砲が初めてだからである。それまでは榴弾は初速が遅く曲射を行う「榴弾砲」または「臼砲」でしか使用できなかった。
  2. ^ 幕末軍事史研究会(2008年)、90-91頁。
  3. ^ "The Napoleon" National Park Service U.S. Department of the Interior Archived 2008年12月7日, at the Wayback Machine.
  4. ^ The Mitrailleuse by Dr. Patrick Marder Military History Online
  5. ^ Hazlett, p. 88.
  6. ^ 青銅の合金を指すことが多いが、特に大砲の材料として使われる場合は、真鍮(銅・亜鉛合金)、砲金(ガンメタル、銅・錫・亜鉛合金)製のものも含め青銅(ブロンズ)砲と呼ばれた。
  7. ^ Hazlett, pp. 100-109.
  8. ^ Daniel & Gunter, p 12
  9. ^ Daniel & Gunter, p 15
  10. ^ Dr. Patrick Marder: The Mitrailleuse 「...1858年のフランス陸軍によるボーリュー4ポンド施条野砲の導入:この新型砲は、それが置き換えた滑腔榴弾砲(南北戦争における最も広く使用された大砲であった)に比べて命中精度、射程において優越したが、対人用のキャニスター弾(フランス語でmitraille)には適していなかった。」Military History Online
  11. ^ Jennings Cropper Wise, Gary W. Gallagher p.30 [1]


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