XLS形式
別名:XLS
【英】XLS format
XLS形式とは、Microsoftが開発している表計算ソフトであるMicrosoft Office Excelで採用されているファイル形式のことである。拡張子には「.xls」が用いられる。
XLS形式は、Microsoft Office Excel 97以降のMicrosoft Excelで標準的に採用されている。表やグラフを作成したり、組み込み関数を使用したり、VBAを利用してマクロと呼ばれるごく簡単なプログラムを作成したり、といった多彩な操作が可能となっている。Microsoft Office Excelの一般普及率の高さから、XLS形式も、表計算ソフトにおける代表的なファイル形式の一つとして扱われている。
XLS形式では、テキスト情報のほかに、図形や画像などをファイル内に保存することもできる。ちなみに、XLS形式では、ファイルをバイナリデータとして保存している。そのため、テキストエディタなどでXLSを開こうとすると文字化けが発生してファイルが破損する。
Microsoft Office Excel 2007からは、Office Open XML(OOXML)と呼ばれる新しいファイルフォーマットに対応した。これらのファイルには、拡張子として「.xlsx」が付けられる。
XLS形式をOffice Open XMLフォーマットに変換するためには、Microsoft Office互換機能パックをインストールして、ファイルを保存し直す必要がある。
.xls
.xlsとは、Microsoftの表計算ソフト「Excel」(Microsoft Office Excel)で作成されたワークシート、ブックのファイルに付く標準的な拡張子である。
.xlsは、Excel 95、97、2000、2002などの各バージョンにおける標準の拡張子である。ファイル形式はXLS形式とも呼ばれる。
XLS形式は、Excelの他にも、Microsoftが無償で提供している「Excel Viewer」をインストールすることで閲覧、印刷できる。また、OpenOffice.orgの「Calc」のような他の表計算ソフトでも、XLS形式がサポートされており、ファイルの編集や保存ができる場合が多い。
なお、「Excel 2007」では、標準のファイル形式がOffice Open XML(OOXML)となり、拡張子は「.xlsx」となっている。XLS形式を.xlsxに変換するためには、「Microsoft Office互換機能パック」をインストールして、ファイルを保存し直す必要がある。
参照リンク
Microsoft Office Excel ホーム ページ - (Microsoft Office Online)
Excel Viewer - (Microsoft ダウンロードセンター)
Word、Excel、および PowerPoint 2007 用ファイル形式互換機能パック - (Microsoft Office Online)
Microsoft Excel
(.xls から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/11 08:31 UTC 版)
Microsoft Excel(マイクロソフト・エクセル)は、マイクロソフトがWindows、macOS、iOSおよびAndroid向けに開発・販売している表計算ソフト。
- ^ データ分析の専用ソフトを使うには、操作方法の習得以前に高度な統計学や分析対象の知識を要求される。
- ^ 個人・一般家庭向けなどの下位エディションのOfficeにはAccessが含まれていないことが多い。
- ^ 個人・一般家庭向けなどの下位エディションのOfficeにはPowerPointが含まれていないことが多い。
- ^ 正確には、親ウィンドウを持たない複数のトップレベルウィンドウを表示するMultiple Top-level Interface (MTI) 方式である。
- ^ Excel 2010までは、「詳細設定」の「すべてのウィンドウをタスク バーに表示する」にて、MDIと疑似的なSDIを切り替えることができたが、2013以降では切り替えができなくなった。
- ^ 旧称:Microsoft Office User Specialist, MOUS。
- ^ Windows版の場合は、オペレーティングシステム側の設定で解釈方法を変更できる。
- ^ その時のメモリやシステムリソースの使用状況による。
- ^ Excel 2003以前のメッセージ。
- ^ Excel 2007以降のメッセージ。
公式情報
- ^ a b “ワークマンを支える「Excel経営」とは?土屋専務に聞く | Biz Clip(ビズクリップ)-読む・知る・活かす”. Biz Clip. 2022年1月10日閲覧。
- ^ “Best Microsoft Excel Courses & Certifications [2023]”. Coursera. 2023年6月9日閲覧。
- ^ “「罫線が大好きな日本人に米国人開発者が驚愕」 - グレープシティ 八巻氏”. マイナビニュース (2009年11月4日). 2012年4月5日閲覧。
- ^ “クラウド時代に求められる 「実行可能な仕様書」とは?”. @IT (2011年7月21日). 2012年4月1日閲覧。
- ^ “WEBデータの取得方法|ExcelマクロVBAサンプル集”. 鵜原パソコンソフト研究所. 2016年7月17日閲覧。
- ^ 近田伸矢 他 (2009). Excel VBA(ブイビーエー)アクションゲーム作成入門 : Excel 2007/2003/2002対応. インプレス. ISBN 9784844326861
- ^ “MSが「Office for Mac 2011」の価格と新機能の詳細を発表”. 日経BP社 (2010年9月29日). 2016年6月15日閲覧。
- ^ Excelで絵画を描く恐るべき76歳の日本人アーティストが海外でも話題に - GIGAZINE
- ^ Excel上で「ドラクエ3」を再現した勇者に「最大の変態」「控えめに言って天才」と称賛 一体どうやって? - ねとらぼ
- ^ “セル結合は悪? 「1+1=4」になるExcelの罠がTwitterで話題に”. ITmedia NEWS. 2022年1月23日閲覧。
- ^ The History of Microsoft - The Jeff Raikes Story: Part Two | The History of Microsoft | Channel 9
- ^ “3/4 表計算ソフトは学生が作った 企業のIT活用 All About”. 株式会社オールアバウト (2005年6月17日). 2016年6月15日閲覧。
- ^ “30 years of Excellence: Microsoft Excel 1.0 creators came together to talk about development”. WinBeta LLC (2015年9月28日). 2016年6月15日閲覧。
- ^ ビル・ゲイツの野望 マイクロソフトのマルチメディア戦略, p.140
- ^ “Microsoft Says Updated Multiplan to Ship Late - InfoWorld - Google Books”. InfoWorld Media Group, Inc.. p. 77 (1988年7月11日). 2016年6月15日閲覧。
- ^ マイクロソフト-ソフトウェア帝国誕生の軌跡-, pp.192-200
- ^ “Microsoft Excel: The Program's Designer Reveals The Secrets Behind The Software That Changed the World 25 Years Ago”. The Daily Beast Company LLC (2010年12月27日). 2016年6月15日閲覧。
- ^ マイクロソフト-ソフトウェア帝国誕生の軌跡-, p.257
- ^ マイクロソフト-ソフトウェア帝国誕生の軌跡-, p.323
- ^ マイクロソフト-ソフトウェア帝国誕生の軌跡-, p.262
- ^ マイクロソフト-ソフトウェア帝国誕生の軌跡-, p.333
- ^ Jared Taylor. “A NEW FACE FOR SPREADSHEETS”. PC Mag Dec.22, 1987: 111 .
- ^ John Walkenbach. “PC Excel : Microsoft's PC Spreadsheets Sets New Standard”. Infoworld Dec 21, 1987: 41 .
- ^ マイクロソフト-ソフトウェア帝国誕生の軌跡-, p.335, p.341
- ^ a b “ここが変わった!Office 2007の10大ポイント”. ASCII (2007年1月30日). 2021年8月4日閲覧。
- ^ “MCASの名称変更に関するお知らせ MOS公式サイト”. 株式会社オデッセイコミュニケーションズ (2010年5月19日). 2016年6月15日閲覧。
- ^ My First BillG Review – Joel on Software
- ^ “Excelの演算誤差”. 奥村晴彦 (2008年10月19日). 2016年6月15日閲覧。
- ^ “Excel 2007、横幅解像度はどれくらい必要?”. ITメディア エンタープライズ. (2007年1月7日) 2019年4月22日閲覧。
- ^ “Office 2007のインターフェイスを2003に戻すソフト「Back to 2003」”. Internet watch. (2007年10月2日) 2019年4月22日閲覧。
- ^ “EXCELマクロウイルスの手動駆除方法 トレンドマイクロ Q&Aページ”. トレンドマイクロ (2012年2月22日). 2017年9月18日閲覧。
- ^ “2015年12月の呼びかけ 情報セキュリティ”. 情報処理推進機構 (2015年12月1日). 2017年9月18日閲覧。
- ^ “Office LTSC 2021リリース、Office 2016/2019からのアップグレードの利点は少ない”. ITmedia (2021年10月26日). 2024年2月11日閲覧。
- ^ 「新顔ソフト:マイクロソフト―エクセル」『日経産業新聞』1989年6月9日、8面。
- ^ 『日経産業新聞』1990年3月30日 6面
- ^ 「ASCIIEXPRESS:MSが初のMS-Windows3.0(日本語版)対応ソフトを発表」『ASCII』1991年3月号
- ^ 『日経産業新聞』1991年9月12日 6面
- ^ 『日経産業新聞』1992年9月22日 6面
- ^ 『日経産業新聞』1994年2月25日 7面
- ^ Eric Lai (2007年2月14日). "MS Office to skip past 'unlucky' 13 in 2009 | Computerworld". Computerworld, Inc. 2016年5月26日閲覧。
- ^ “Office 2008 Q & A ページ - Office for Mac:”. Microsoft Corporation. 2016年6月15日閲覧。「Q.ソルバーがない!?分析ツールもない!?VBも使えない!?」の項を参照。
- ^ Programming for the Single Document Interface in Excel | Microsoft Docs
- ^ “日付システム、日付形式、2 桁で表された西暦の解釈方法を変更する”. Microsoft Corporation. 2016年6月15日閲覧。
- ^ “XL97 日付の 2 桁入力と和暦入力について”. Microsoft Corporation. 2016年6月15日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “XL2003 小数を使用した計算の誤差について”. Microsoft Corporation. 2016年6月15日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “Excel で浮動小数点演算の結果が正しくない場合がある”. Microsoft Corporation. 2016年6月15日閲覧。
- ^ “Excel の仕様および制限 適用対象 Excel 2010”. Microsoft Corporation. 2016年6月15日閲覧。
- ^ “異なる複数の Windows 環境で Excel ファイルを共有すると、印刷範囲、セルの幅、または高さが変更される場合がある”. Microsoft (2010年1月28日). 2012年4月1日閲覧。
- ^ “Office でリボンをカスタマイズする”. Microsoft. 2021年8月4日閲覧。
- ^ nakarnam (2023年9月3日). “固定ライフサイクル ポリシー - Microsoft Lifecycle”. learn.microsoft.com. 2024年2月11日閲覧。
- ^ Excel 2013 | Microsoft Docs
- ^ Excel 2016 | Microsoft Docs
- ^ Excel 2019 | Microsoft Docs
- ^ Excel 2021 | Microsoft Docs
- ^ kexugit. “Office Viewer 製品の提供終了について” (英語). learn.microsoft.com. 2023年1月4日閲覧。
- 1 Microsoft Excelとは
- 2 Microsoft Excelの概要
- 3 歴史
- 4 技能検定
- 5 バージョン履歴
- 6 Excel Viewerと後継
XL S
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/17 03:00 UTC 版)
1978年から製造販売された第2世代で車名はXL+排気量+S。合成樹脂の多用も含めて大幅な軽量化を実施したほか、125cc以上のモデルでは点火装置をCDIへ変更するなどメンテナンスフリー化を推進、250cc以上のモデルではキックペダル連動デコンプによる始動容易化ならびにトランスミッション用と兼用の2軸式バランスシャフトによる振動軽減など操作性向上を施したモデルである。 また250ccならびに新たに開発された500ccモデルでは前輪サイズを23インチまで大径化したほか、1979年以降の新型モデルではアルファベット2文字+2桁数字の型式名を付与することに変更されたため一部モデルではマイナーチェンジで型式名変更も実施された。 XL50S/80S 1980年から製造販売されたXE50/75からのフルモデルチェンジ車。詳細はホンダ・XEを参照のこと。 XL100S 1979年から製造販売。XL100からのフルモデルチェンジ車で海外向け輸出仕様専用モデル。車体の大型化が行われ、ホイールサイズが前19→21インチ/後17→18インチへ拡大。1985年に製造終了。 XL125S 1978年10月12日発表、同月13日発売。型式名L125S。搭載エンジンはXL125からのキャリーオーバーで最高出力も12psであるが、マニュアルトランスミッションの6速化ならびに2kgの軽量化を実施した。1980年に型式名をJD02へ変更。 XL185S 1979年 - 1982年に製造販売されたXL175からのフルモデルチェンジ車で海外向け輸出仕様専用。XL125Sと同様の車体に内径x行程=63.0×57.8(mm)・排気量180cc・最高出力16psのエンジンを搭載するが、マニュアルトランスミッションは5速と差異がある。 XL185S XL250S 初期モデルホンダコレクションホール所蔵車 XL250S 後期モデル海外向け輸出仕様車 XL500S エンデューロレース用に北米で本モデルをベースに各パーツのアルミニウム合金化・前後サスペンションをロングストローク化・エンジンパワーアップ・マニュアルトランスミッション6速クロス化などを実施したXR185が好評だったことから、従来はミニモトクロスレース用としてリリースされていたXRの排気量別シリーズ化を決定させたモデルである。 XL250S 1978年6月27日発表、同月28日発売。型式名L250S。上述したメンテナンス性向上や操作性向上のほか、車重をXL250の148kgから119kgへ大幅な軽量化を達成したモデルである。内径x行程=74.0×57.8(mm)・排気量248cc・最高出力20ps。エンジンの機構では二軸式バランサーが特徴で、エキゾーストマニホールドも排気バルブ数に対応させた2本出しとした。またシート後方には小型の収納バッグを標準装備しており、これは後継モデルのXR250まで引き継がれた。 マイナーチェンジでフロントフェンダーならびにサイドカバーの大型化・サスペンションセッティング変更・計器類変更を実施し、1980年には型式名をMD01へ変更。1981年に後述するXL250Rへモデルチェンジされ製造終了。 XL500S 1979年7月10日発表、同月16日発売。型式名PD01。250をベースに開発され、XL250Sとほぼ同程度の車体に内径x行程=89.0×80.0(mm)・排気量497cc・最高出力31psのエンジンを搭載する大型自動二輪車である。免許制度の関係から日本国内より海外での販売が主となったが、日本国内向け仕様もマイナーチェンジを経て海外向け輸出仕様と共に1981年まで製造された。
※この「XL S」の解説は、「ホンダ・XL」の解説の一部です。
「XL S」を含む「ホンダ・XL」の記事については、「ホンダ・XL」の概要を参照ください。
「XLS」の例文・使い方・用例・文例
「.xls」に関係したコラム
-
FX(外国為替証拠金取引)で取引される通貨ペアは、日本においては米ドル/円をはじめとする円を基軸通貨とした通貨ペアが主に取引されています。 USD/JPY・・・米ドル/円 EUR/JPY・・・ユーロ/...
- .xlsのページへのリンク