.cddaとは? わかりやすく解説

シーディー‐ディーエー【CD-DA】

読み方:しーでぃーでぃーえー

CD digital audio音楽用コンパクトディスク


CD (CD-DA) 【Compact Disc (CD-Digital Audio)】


CD-DA [Compact Disc Digital Audio]

2チャンネルFs=44.1kHz/16bitリニア・タイプ音声CDフォーマットの正式呼称

CD-DA

フルスペル:Compact Disc Digital Audio
読み方シーディーディーエー
別名:CDデジタルオーディオ音楽CD

CD-DAとは、ソニーオランダPhilipsによって共同開発された光ディスクに関する規格のことである。IEC 60908、JIS S 8605で規格化されている。いわゆる音楽用CD規格である。

CD-DAは、CDコンパクトディスク)の規格において音楽データ記録するための規格として制定された。記録されるデータは、アナログ信号デジタル化したPCM音源で、サンプリング周波数44.1kHzとなっている。録音時間標準74分を最大とする。これは容量にして650MBに相当するトラック数は99まで設置可能である。

CD-DAでは、音楽同一速度途切れなく読み出しするために、CLV線速度一定)と呼ばれる回転制御方式採用されている。CLVでは、読み取り部分ディスク内周側か外周側かによって回転速度異なる。

CD-DAの規格書レッドブック呼ばれる由来企画書の色が赤かったからとされる音声データそのものの他に、CD-Text呼ばれる文字データ記録用の仕様もCD-DAの規格追加されている。

CD-DAの規格1980年代初頭登場しアナログレコード替わるデジタルメディアとして普及した2000年代後半の現在もなお、音楽情報販売するためのメディアとして広く利用されている。

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技術・規格:  音声圧縮  Beats Audio  CBR  CD-DA  CD-Text  CDV  DTM

.cdda

フルスペル:Compact Disc Digital Audio
読み方シーディーディーエー

.cddaとは、音楽CD(CD-DA)用のデジタルデータファイルに付く拡張子のことである。


CD-DA

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/28 18:01 UTC 版)

CD-DACompact Disc Digital Audio)は、コンパクトディスク (CD) に音楽などの音声データデジタルデータ)を記録する規格である。コンパクトディスク開発に伴って、1980年フィリップスソニーによって規格化され、1982年10月1日世界初の商用ソフトとしてビリー・ジョエルアルバムニューヨーク52番街』が発売された[1]。これは一般消費者向けの音楽供給媒体として実用化されたデジタルオーディオとしても世界初である。なお「CD」と言う場合、ほとんどがこの項目で説明するCD-DAの規格に沿った光ディスク、またその光ディスクを媒体とする音楽ソフトそのものを指す[2]


注釈

  1. ^ コピー防止のためにエラー訂正機能をわざと酷使させてCDプレーヤーに多大な負荷を掛ける
  2. ^ ダウンロード販売は2003年開始のiTunes Music Store、ストリーミング配信は2008年開始のSpotify[6]
  3. ^ 隠しコード化とは、LSB(Least-Significant Bit,最下位ビット)側に音が聴き取れない程度の微小振幅のビット列を入れ込むということ。つまり隠しコードをデコードせずに通常のCD-DAとして再生する場合には下位数ビットが無意味なデータで破壊された状態(ノイズ)になる。音声データの一部を壊してまで隠しコード化を行う理由は、CD-DAの規格上、元々の音声データ領域の他に追加データを入れられる領域が無いためである。
  4. ^ 古い時代のレコーディングでマスターテープがアナログしか残されていない場合は、可能な限りデジタル処理に寄せたとしてもADDの工程を採用するしかない。またアナログマスターテープの音をそのままCDに記録するような企画の場合はAADの工程を採用する。DDDによる音圧が高くワウフラッターのない安定した音が普及しきった時代には、高度な処理を施せるADDの採用が一般的であるが、逆にAADのマスターテープそのままの音が見直される場面も出てきている。
  5. ^ 例えばPCエンジンメガドライブでCD-ROMを使用するための周辺機器であるCD-ROM2メガCDが発売された際は、それまでのゲーム機よりも音質の高い音楽や効果音、人間の肉声などをゲーム内で多く用いることができる点が特長の1つとして大きく取り上げられた。
  6. ^ 一例として、PC-98版『信長の野望・天翔記』ではBGMとして内蔵音源とCD-DA音源の2種類が選べるが、CD-DA音源は内蔵音源よりも曲数が少なくなっている。

出典

  1. ^ Sony Global -Sony History- - ウェイバックマシン(2002年10月30日アーカイブ分)
  2. ^ "CD". ASCII.jpデジタル用語辞典. コトバンクより2023年5月4日閲覧
  3. ^ seminar1103-1.html”. www.iajapan.org. 2023年4月26日閲覧。
  4. ^ コピーコントロールCDを徹底的に総括する ファンとアーティストを傷つけ、法制度面でも問題山積”. asahi.com. ネット最前線>ASAHIパソコンNEWS. 朝日新聞 (2004年11月30日). 2023年5月4日閲覧。
  5. ^ 音楽ソフト 種類別生産数量推移”. 一般社団法人 日本レコード協会. 2023年8月25日閲覧。
  6. ^ インターネットことはじめ 第6回 音楽配信への道~CDからストリーミングへ~”. ニュースレターNo.71. 日本ネットワークインフォメーションセンター (2019年3月). 2023年5月4日閲覧。
  7. ^ 竹内 謙礼. “CDが売れないサブスク時代に「CDレコ」がバカ売れしている「意外な理由」”. マネー現代. 2023年4月26日閲覧。
  8. ^ CD Products”. フィリップス. 2020年8月8日閲覧。
  9. ^ ソニーグループポータル | Sony History 第8章 「レコードに代わるものはこれだ」”. www.sony.com. 2023年11月6日閲覧。
  10. ^ 一般社団法人 日本オーディオ協会 | PCMのビットとダイナミックレンジ”. www.jas-audio.or.jp. 2023年11月6日閲覧。
  11. ^ マイクダイナミックレンジは24bitのビット深度で完全にカバー可能である。
  12. ^ Pacuła, Wojciech (2020年7月1日). “SPARS Code” (英語). Positive Feedback. 2023年4月26日閲覧。
  13. ^ ボベスコ、リヒター、渡邉暁雄のTOKYO FMライヴ録音をAADによりCD化! - TOWER RECORDS ONLINE”. tower.jp. 2023年4月27日閲覧。
  14. ^ 「K2」沿革”. 株式会社JVCケンウッド. 2023年11月8日閲覧。
  15. ^ K2 TECHNOLOGY”. www.jvcmusic.co.jp. 2023年11月8日閲覧。
  16. ^ a b MQAおすすめ情報”. MERIDIAN AUDIO メリディアン・オーディオ. 2022年1月10日閲覧。
  17. ^ Home”. MQA Japan. 2022年1月10日閲覧。



CD-DA

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/03 09:16 UTC 版)

星空ギター」の記事における「CD-DA」の解説

星空ギター(4分22秒)作詞・作曲: 山崎将義セイコー「LUKIA」コマーシャルソング公式サイトでは「『遠距離恋愛』をテーマにしたバラード」と紹介されている一方2013年2月18日行われた山崎上京前実力を磨く場となったライブハウスBoogie House」(山口県周南市)のファイナルライブでのラストナンバーとして本曲を歌う際に「マスターBoogie Houseマスターだったブルースシンガーの故・森永正志)のために書いた歌になりました」とも語っている。 太陽の約束Acoustic Version)(4分19秒)作詞・作曲: 山崎将義2012年発売シングルA面楽曲別バージョンアフロディーテNoche Caliente Mix)(5分41秒)作詞・作曲: 山崎将義2012年発売シングルA面楽曲リミックスバージョン

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CD-DA(音楽CD)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 03:41 UTC 版)

パルス符号変調」の記事における「CD-DA(音楽CD)」の解説

コンパクトディスク採用された。サンプリング周波数44.1kHz量子化ビット数16bit2chステレオ

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CD-DA

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 06:27 UTC 版)

ビットレート」の記事における「CD-DA」の解説

標準音声CDであるCD-DAは、44.1 kHz/16のデータ速度有すると言われている。これは、音声データが1秒間44,100標本化され、ビット深度16であることを意味するステレオ場合左右通信路使用するので、1秒あたりの音声データ量が、1通信路のみを使用するモノラルの2倍になる。 PCM音声データビットレートは、次の式で計算できるビットレート = 標本速度 × ビット深度 × 通信路 例えば、CD-DA記録ビットレート標本化速度44.1 kHz、1標本あたり16ビット、2通信路)は、以下のように計算することができる。 44,100 × 16 × 2 = 1411200 bit/s = 1411.2 kbit/s PCM音声データ長さファイルヘッダその他のメタデータを除く)の累積サイズは、次の式を使用して計算できる累積サイズビット単位) = 標本速度 × ビット深度 × 通信路 × 時間 バイト単位累積サイズは、ビット単位ファイルサイズを8で割ることで求められる累積サイズバイト単位)= 累積サイズビット単位)/8 従って、80分(4,800秒)のCD-DAデータには846,720,000バイトストレージが必要となる。 44,100 × 16 × 2 × 4,800/8 = 846720000 bytes 〜 847 MB

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