バーチャルボーイ
【英】VIRTUAL BOY
バーチャルボーイとは、任天堂が1995年に発売した家庭用ゲーム機の名称である。
バーチャルボーイは、据え置き型のヘッドマウントディスプレイのような形状をしており、内部のディスプレイを覗き込むようにして画面を見るという特殊なプレイスタイルが採用されていた。左右の目にそれぞれ微妙に異なる映像を見せ、視差(左右の目で物体をとらえた時に生じるズレ)によって立体的な映像を表現する。これによって、バーチャルボーイは、テレビを表示装置として用いる他の家庭用ゲーム機とは一線を画する、立体視によるゲームプレイを実現した。なお、画面表示は黒を基調とし赤単色で描画される。
バーチャルボーイのCPUには、日本電気(NEC)の32ビットRISC型マイクロプロセッサ「V810」が搭載されている。供給媒体はロムカセットを採用している。
バーチャルボーイの主なゲームタイトルには、「マリオズテニス」、「バーチャルプロ野球'95」、「V-テトリス」などが挙げられる。
なお、バーチャルボーイの考案者は、ファミリーコンピュータやゲームボーイの生みの親でもある、横井軍平である。
参照リンク
バーチャルボーイ
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バーチャルボーイ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/18 10:17 UTC 版)
バーチャルボーイ(VIRTUAL BOY)は、1995年7月21日に任天堂から発売された。横井軍平が発案。3Dの今までに無い全く新しいゲーム体験を楽しむことができるバーチャル・リアリティマシン。略称「VB」。その外見から「赤い眼鏡」とも呼称された。希望小売価格15,000円[1]。
注釈
出典
- ^ “発売26周年! はやすぎたVRゲーム機「バーチャルボーイ」をいま振り返る”. GAME Watch. OSA (2021年7月21日). 2022年8月6日閲覧。
- ^ 「任天堂VRゲーム機 来春発売予定に 11月の初心会で披露予定」『ゲームマシン』(PDF)、第474号(アミューズメント通信社)、1994年6月15日、7面。
- ^ 「任天堂が新システム 赤色の立体画像 「バーチャルボーイ」来春発売」『ゲームマシン』(PDF)、第486号(アミューズメント通信社)、1994年12月15日、7面。
- ^ 「「バーチャルボーイ」7月に発売延期 価格も1万5千円に値下げ」『ゲームマシン』(PDF)、第495号(アミューズメント通信社)、1995年5月15日、4面。
- ^ a b 『電撃王』通巻37号、メディアワークス、1995年8月1日、44,45,頁。
- ^ “virtual boy audio spectifications” (英語). Planet Virtual Boy. 2019年12月29日閲覧。
- ^ 『バーチャルボーイ』の割れやすいメダリオンをメタル製にリプレイスできるアイテムが登場 - レトロゲームで遊ぼう!
- ^ レトロチラシ/ゲーム機・パーツ | アライブおもしろニュースブログ
- ^ a b 井上 2009, p. 213.
- ^ 「「バーチャルボーイ」を披露した 第6回初心会展 64ビット機は95年8月に紹介」『ゲームマシン』(PDF)、第487号(アミューズメント通信社)、1995年1月1日、13面。
- ^ 横井、牧野 2010.
- ^ a b “社長が訊く『ニンテンドー3DS』”. 任天堂. 2019年12月29日閲覧。
- ^ 横井、牧野 2010, pp. 169–170.
- ^ 任天堂 2010年1月29日(金)第3四半期決算説明会 質疑応答
- 1 バーチャルボーイとは
- 2 バーチャルボーイの概要
- 3 ソフトウェア
- 4 評価
- 5 脚注
- 6 関連項目
固有名詞の分類
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