サンプラー
サンプラーとは、収録した実世界のさまざまな音色データを、音源に使用する電子楽器のことである。
例えば、風の音を取り込むと、風の音の音色で音階を創作して、各種の楽曲を演奏できる。こうした特徴を生かして、そこに実際の楽器がなくても、その楽器の音で演奏のシミュレーションが行えるので、作曲や編曲の分野で便利に活用されている。
サンプラーでは、アナログの音声信号を1秒間に数万の単位で細かく区切って、パルス符号へ変換するパルス符号変換方式(PCM)で録音することにより、もともとのアナログ信号をデジタル信号として処理・加工できる。
参照リンク
Samplers-What They Do & How To Use Them - (star-one.org)
音楽再生・編集: | SoundHound Shazam サンプリングキーボード サンプラー シンセサイザー シークバー T6 NEON |
サンプラー(サンプリング・マシン)[sampling machine]
サンプラー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/03 02:26 UTC 版)
サンプラー (Sampler) は、音楽的・非音楽的を問わずサンプリングにより標本化された音を任意に再生出力できる装置。
- ^ 中には音色、エンベロープを操作できるものもある。
- ^ ヒカシューのキーボード奏者だった井上誠は、メロトロンのテープにさまざまな音(セリフや効果音など)を強引に録音し、ビートに合わせて鍵盤を押すことでパーカッシブに再生するという、現在のサンプラーに極めて近い方法を早くから使用していた(『20世紀の終わりに』)。ポピュラー音楽におけるサンプリングの使用としてはおそらく最も初期の部類に属する。
- ^ 平沢進(P-MODEL)が、自身の別プロジェクト・旬(SYUN)のCD『OOPARTS』の付属ブックレットなどでこの旨の発言をしている。ちなみに、同ブックレットなどによれば、1980年代前半、平沢が「HEAVENIZER(ヘヴナイザー)」というテープエコーマシンとキーボードを用いた簡便なシステムを自作して、サンプラーの表現を擬似的に再現してみせたところ、「平沢が宝くじを当てたらしい(つまり、宝くじの高額当選金でサンプラーを導入した)」という旨の噂が音楽業界に立ったという。
- ^ とはいえ、元P-MODELの三浦俊一は「Emulator(イミュレーター)は高かったので買えず、デジタル・ディレイで代用した」とキーボード・マガジン2010年秋号の中で語っている様に、あくまでも「従来の機種よりはまだ安い」という程度であった。
- ^ 2001年に現TASCAMに買収された。
- ^ 現在のGigaStudio。
- ^ ホーナー社(Hohner)にOEM供給され、HS-1 と言う名前で発売されている。ボディーカラーは白。
- 1 サンプラーとは
- 2 サンプラーの概要
- 3 脚注
サンプラー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 08:28 UTC 版)
「ソフトウェア・シンセサイザー」の記事における「サンプラー」の解説
詳細は「サンプラー」を参照 サンプラーは膨大な音色ライブラリーの読み出し・管理と視覚的な編集作業が必要なことから、比較的早い時期にハードウェアからソフトウェアへの転換が図られた。ソフトウェアサンプラーは大容量のハードディスクを使えるのが一番の利点であり、従来では考えられなかった数ギガバイトの容量をもつ高品位なピアノやオーケストラの音色ライブラリーもある。例として生楽器の再現では実物に近づける為に各音程毎にサンプリングする場合があり、演奏する際は瞬時に大容量の波形データを読み出すことになるので高性能のPCが必要となる。 サンプラーと同じ系統のものとして一般的なPCM音源のシンセをソフトウェア化したもの (e.g. ローランド・VSC) もあるが、数は少ない。PC一台にいくつもの音源をインストールできるソフトシンセの世界にあっては、「一台でどんな音色でもボタン一つで出せる」PCMシンセの利点は薄れてしまう。 またギターやドラムなどの単一の生楽器の音色と演奏プログラミングに特化したソフトを、サンプラーに含めることもある。
※この「サンプラー」の解説は、「ソフトウェア・シンセサイザー」の解説の一部です。
「サンプラー」を含む「ソフトウェア・シンセサイザー」の記事については、「ソフトウェア・シンセサイザー」の概要を参照ください。
サンプラー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 19:47 UTC 版)
必須の機材ではないがDJプレミアが開発した作曲技法であるチョップはサンプラーの使用を前提としている等使用するDJは非常に多い。AKAI professional社のMPCシリーズやE-MU Systems社のSP 1200等名機と称されるものがいくつか存在する。
※この「サンプラー」の解説は、「ディスクジョッキー」の解説の一部です。
「サンプラー」を含む「ディスクジョッキー」の記事については、「ディスクジョッキー」の概要を参照ください。
サンプラー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 06:52 UTC 版)
「サンプラー」も参照 電子楽器・電子音楽で、実際の自然音や楽器音(例えば工場の音やガムラン、人の声など)等をサンプラーでサンプリングして利用する場合があり、この方法で得られた音源をサンプリング音源と称する。広義の録音であるが、より細分化して素材として扱っている。PCM方式を採用するシンセサイザーなどの電子楽器は、音源部に記録されているサンプリング音源を加工することで音を出している。当初、ヒップホップ以外における「サンプリング」とはほとんどこの意味で用いられたが、時代が下るとヒップホップ同様、既存の楽曲から一部引用して新たな楽曲を制作する手法のことも指すようになった。
※この「サンプラー」の解説は、「サンプリング」の解説の一部です。
「サンプラー」を含む「サンプリング」の記事については、「サンプリング」の概要を参照ください。
固有名詞の分類
- サンプラーのページへのリンク