エンカルタ
【英】Encarta
エンカルタとは、マイクロソフト社が提供している電子百科事典のことである。
エンカルタはあらゆる分野を網羅的に収録した大百科事典であり、執筆者は約1000名、総項目数は数万項目に上る。(本にすればおよそ30冊分であるという)。専門家による解説は信頼に足る内容で、文章も一定の調子が保たれていて読みやすい、と定評がある。また個々の項目についても総合的な視点から捉えられており、全体像を把握できるように解説されている点も特徴的である。加えて、文字だけでなく画像や音声、ムービーなどの多彩な表現形式も用いられており、より深く理解を得ることができる。
個々の記事の本文中では、エンカルタ内に存在する関連項目にハイパーリンクが施されている。リンクは青色文字で表示されており、その項目をクリックすると、WWWのようにその項目へジャンプすることができる。このため、記事の閲覧中に気になった言葉や分からない言葉について、縦横無尽に参照することができる。
エンカルタは主にCD-ROMやDVD-ROMに収録されて販売されている。日本で初めて販売されたのは「マイクロソフト エンカルタ 97」で、以来毎年、 改訂版が販売されている。改定の際には平均で数千に及ぶ項目が新たに追加される。なお、インターネットから最新情報をダウンロードできる機能もある。
また、マイクロソフト社の運営しているオンラインサービスのMSNでも、プレミアムサービスとしてエンカルタが提供されている。MSN版のエンカルタを利用するには、MSNの有料会員となる必要があるが、最初の利用であれば 2時間まで無料で利用することができる。ただしその場合、地図やハイパーリンクなどの機能は利用することができない。
参照リンク
エンカルタ 製品紹介(Microsoft)
MSN エンカルタ
その他ソフト: | アイデアプロセッサー アイコンエディタ 駅すぱあと エンカルタ CCleaner Exchange Server 秀丸エディタ |
エンカルタ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/14 13:31 UTC 版)
エンカルタ(Encarta)は、マイクロソフトが1993年から2009年まで製作・販売していた電子百科事典。日本では、1997年に「マイクロソフト エンカルタ 97」として発売したのが最初で[1]、以後毎年改訂版を発売していた。形態にはソフトウェア版と、オンライン版の二種類がある。ソフトウェア版は「マイクロソフトエンカルタ総合大百科」で、そしてオンライン版は「MSNエンカルタ百科事典」という商標。2006年度版より、個別企業名が項目から外された。
- ^ “マイクロソフト、CD-ROM版百科事典、辞書などを今春発売”. PC Watch (1997年1月20日). 2012年8月21日閲覧。
- ^ マイクロソフト、百科事典「Encarta」の打ち切りを発表 Cnet Japan 2009年03月31日
- ^ Microsoft、オンライン百科事典「MSN Encarta」終了 ITmedia News 2009年3月31日
- ^ マイクロソフト プロダクト サポート ライフサイクル 2012年
- 1 エンカルタとは
- 2 エンカルタの概要
エンカルタ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 05:54 UTC 版)
「Microsoft Bing」の記事における「エンカルタ」の解説
MSN エンカルタ百科事典からの検索結果の表示を行っていた。
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