セアカゴケグモ
せあか‐ごけぐも【背赤後家蜘=蛛】
セアカゴケグモ
セアカゴケグモ
体長は雌が10~14mm、雄が約3mm。雌は球形の腹部に細長い脚を持ち、全身黒で、腹部背面に赤~黄色の斑紋があり、腹面には砂時計型の赤い大きな斑紋を持つ。個体により背面の斑紋は若干変化する。
若いクモの腹部はクリーム色で背面に2列6個の黒点があり,脱皮ごとに側面の黒い条斑が目だつようになる。腹面には成体と同じ赤い砂時計型斑紋がある。最後の脱皮を終わって成体になると,黒~茶色と赤の2色になる。
オスの腹部はやや細長く,メス同様の縦斑を持つ。
セアカゴケグモ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/21 09:20 UTC 版)
セアカゴケグモ(背赤後家蜘蛛、Latrodectus hasseltii)は、ヒメグモ科に分類される有毒の小型のクモの一種。和名は、「背中の赤いゴケグモ」の意味。本来日本国内には生息していなかったが、1995年に大阪府で発見されて以降、その他いくつかの地域でも見つかった外来種である。
- ^ a b c d e f g h 多紀保彦(監修) 財団法人自然環境研究センター(編著)『決定版 日本の外来生物』平凡社、2008年4月21日。ISBN 978-4-582-54241-7。
- ^ a b c d 村上興正・鷲谷いづみ(監修) 日本生態学会(編著)『外来種ハンドブック』地人書館、2002年9月30日。ISBN 4-8052-0706-X。
- ^ 毒グモ、「公園に8千匹…「不安あおる」と非公表」読売オンライン
- ^ “セアカゴケグモ、熊本市民病院の敷地内に 成虫9匹と卵のう駆除 | 熊本日日新聞社”. kumanichi.com (2021年6月14日). 2021年6月15日閲覧。
- ^ 毒グモのセアカゴケグモ 約100匹小学校で発見 運動会延期 大分 NHK 2023年10月21日
- ^ 大阪府/セアカゴケグモによる咬傷にご注意ください!
- ^ 「セアカゴケグモの“天敵”ハチ発見 針で一刺し、麻痺させて捕食 (1/2ページ)」『MSN産経ニュース』産経デジタル、2009年5月7日、1面。オリジナルの2009年5月10日時点におけるアーカイブ。
- ^ 吉田永祥・吉田政弘・岩上泰雄・瀧 幾子・薗 輝久・内野清子・田中智之「セアカゴケグモLatrodectus hasseltii (Araneae : Theridiidae)除去後の個体群動態」『衞生動物』第54巻第4号、2003年、361-366頁。
- ^ May R. Berenbaum, "BUGS IN THE SYSTEM: Insects and Their Impact on Human Affairs, 1995"
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