エイサーとは? わかりやすく解説

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えいさあ

囃子詞(はやしことば)から。多く「エイサー」と書く》沖縄本島その周辺盆踊り三線(さんしん)・太鼓などの伴奏歌い踊る。


エイサー【Acer Inc.】


エイサー

ヤマトの「盆踊り」に該当する沖縄の盆芸能

近世初頭、「ニンブチャー」などと呼ばれるヤマト遍歴念仏信仰者によって沖縄伝えられ念仏踊りが、沖縄風に発展したもの。「ヤイサー」「イェンサー」「七月舞(しちぐちもーい)」などという地域もある。現在も沖縄の盆は旧暦行われており、エイサーも旧暦行われる

戦前集落ごとに盆の先祖供養芸能として行われ家々信仰拠点巡って踊る「道ジュネーが行われていた。唄は念仏唄がベースであったが、毛遊びもーあしび)歌を採り入れて楽しく多彩な曲が増えた。「チョンダラー」などとよばれる道化役登場することも、ヤマト盆踊り共通している。
「エイサー、エイサー、ヒヤルガエイサー、スリサーサー」という囃子詞特徴があり、エイサーの名称の起源とされる

戦後復興の中で、エイサーは人々の心のよりどころとなり、大きな飛躍遂げた太鼓踊り中心にあざやかなパフォーマンス加えポップスを採り入れるなど現代的な魅力加えたエイサーは、「エイサーコンクール」や「エイサーまつり」を通じて沖縄代表する芸能成長した。しかし、多く集落ではこれと並行して昔ながら伝統エイサーもひろく行われている。

近年ヤマトでも若者中心に人気が高い。沖縄人会などをベースにエイサーグループが結成されており、その数は100近くといわれる(03/09/01朝日新聞夕刊)、都会でのパフォーマンスも盛んである。


エイサー

沖縄県与那城町勝連町

●よく聞ける時期
旧暦7月15日16日本番の2ヶ月ほど前から始まる練習でも聞くことができる。

●よく聞けるところ
沖縄本島

屋慶名…屋慶名集落全体練習JAゆいな与那城支所駐車場与那城小学校運動場行われる

平敷屋…旧暦7月15日拝所近くのタキノー公園で。16日平敷屋小学校近く

寄りみち
屋慶名港通り抜けて石段上りつめた展望台からは、エメラルドグリーンの海の向こうに浜比嘉島平安座島などの与勝諸島島々を望むすばらし景観広がる

 エイサーは沖縄旧盆青年中心として各地で踊られる、本土でいう盆踊り相当するもの

 旧暦7月1516日の夜、集落青年男女祭りごとを行う広場集まり無病息災家庭円満子孫繁栄などを祈念し、エイサーが披露される

 先導役の酒持ち、そして旗持ち大太鼓パーランクー小型太鼓バチで打つ)、踊り手道化師の順で隊列組んで入場華やかな衣装を身にまとい、「エイサー、エイサー、スリエイサー」と、はやし言葉合唱しながら、三線パーランクーリズムとともに激しく体を動かしながら、勇ましく踊る姿は圧巻である。打楽器の音が心臓まで響いてくる。エイサー

アクセス

《屋慶名》
バス那覇バスターミナルから約2時間屋慶名バスターミナル下車徒歩1分。
平敷屋》
バス那覇バスターミナルから約2時間5分。平敷屋下車、徒歩10分。

問合わせ先
屋慶名自治会沖縄県中頭郡与那城町字屋慶名1100、098・978・2228
平敷公民館沖縄県中頭郡勝連町、098・978・2231


エイサー

名前 Asare

エイサー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/02 02:00 UTC 版)

エイサーは、沖縄県鹿児島県奄美群島お盆の時期に踊られる伝統芸能


  1. ^ a b 小松、2004年、P.54
  2. ^ a b 小松、2004年、P.55
  3. ^ 中津川、2007年、P.32
  4. ^ 小松、2004年、P.56
  5. ^ エイサーのまち沖縄市”. 沖縄市. 2016年7月6日閲覧。
  6. ^ 中津川、2007年、P.35
  7. ^ 中津川、2007年、P.31
  8. ^ 小松、1997年、P.77
  9. ^ 小松、2004年、P.59
  10. ^ 小松、1997年、P.74
  11. ^ 小松、2004年、P.63
  12. ^ 小松、2004年、P.61
  13. ^ 新宿で「新宿エイサーまつり」 沖縄から4チーム参加、伝統芸能を間近に”. 新宿経済新聞. 2021年8月29日閲覧。



エイサー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 05:28 UTC 版)

根間うい」の記事における「エイサー」の解説

根間ういスタンダードモデルであり、通常ではこのエイサー衣装活動行っている。 髪型特徴のあるリング型ツインテール姿で緑色のおしゃれメッシュ入っている。根間うい本人沖縄海の色なぞらえて青く染めたかった が残念ながら緑色染まってしまい、その色から「わかめヘア」と呼ばれる事もある。本人は「わかめ」を否定しているが時々ネタにされる事もある。 沖縄代表的民謡てぃんさぐぬ花」の歌詞なぞらえて手・足共にネイルの色はてぃんさぐ(ほうせんか)の花の色様に薄いピンクグラデーションとなっている。 衣装沖縄伝統文化であるエイサーの衣装モチーフにしており、打掛左側(前面背面共に)の肩口から裾にかけて琉球王朝時代から沖縄地方に伝わる伝統的工芸であるミンサー織り五四柄(いつ世柄)があしらわれており、打掛背中部には沖縄県県章参考作られ根間ういシンボルワンポイントとして付いている。帯(ウービ)は横に長く垂らす「ナガウービ」のスタイル脚絆通常のエイサー衣装では縦縞一般的ではあるが、可愛く見せるため横縞変更されている。また身長が低い為か厚底草履使用している。

※この「エイサー」の解説は、「根間うい」の解説の一部です。
「エイサー」を含む「根間うい」の記事については、「根間うい」の概要を参照ください。

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