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大覚寺

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/04 06:51 UTC 版)

大覚寺(だいかくじ)は、京都市右京区嵯峨大沢町にある真言宗大覚寺派大本山寺院山号は嵯峨山。本尊不動明王を中心とする五大明王開山恒寂入道親王である。嵯峨天皇離宮を寺に改めた皇室ゆかりの寺院である。また、後宇多法皇がここで院政を行うなど、日本の政治史に深い関わりをもつ寺院である。また、嵯峨天皇を流祖と仰ぐ華道嵯峨御流の総司所(家元)である[1]


注釈

  1. ^ 亀山法皇から大覚寺を御所にしたとする記述もあるが、当時の史料から裏付けられる亀山法皇の御所は父・後嵯峨法皇から継承した京都中心部の冷泉万里小路殿および大覚寺近くにある亀山殿(現・天龍寺)である(近藤論文参照)。
  2. ^ 文化庁公式サイトの「国指定文化財等データベース」では附指定の員数が122面になっているが、1997年6月30日付で杉戸絵2面(檜梅図)が追加指定されているため(平成9年文部省告示第133号)、附指定の員数は「124面」が正当。
  3. ^ 不動明王像と「附」の一夢信孝関係資料は2010年追加指定(平成22年6月29日文部科学省告示第106号)

出典

  1. ^ 大覚寺とは. 大覚寺ホームページ
  2. ^ 近藤成一「内裏と院御所」(初出:五味文彦 編『都市の中世』(吉川弘文館、1992年)/所収:近藤『鎌倉時代政治構造の研究』(校倉書房、2016年) ISBN 978-4-7517-4650-9
  3. ^ 大田壮一郎「大覚寺門跡と室町幕府」(初出:『日本史研究』443号(1999年)/所収:大田『室町幕府の政治と宗教』(塙書房、2014年) ISBN 978-4-8273-1264-5
  4. ^ a b 加藤允彦・仲隆裕・佐々木邦博『庭園史をあるく 日本・ヨーロッパ編』(昭和堂、1998年), p. 41
  5. ^ 本中真「018 大覚寺・大沢池(旧嵯峨院)の調査(7)」『年報 : 奈良国立文化財研究所年報』第1991号、奈良国立文化財研究所、1992年3月、56-57頁、doi:10.24484/sitereports.14847-9532hdl:11177/5166NAID 120007095245 
  6. ^ a b 竹村俊則『昭和京都名所圖會 4 洛西』(駸々堂出版、1983年), pp. 252-253
  7. ^ 南孝雄・桜井みどり・前田義明・清藤玲子(1997)「史跡大覚寺御所跡・名勝大沢池附名古曽滝跡」財団法人京都市埋蔵文化財研究所編『平成7年度 京都市埋蔵文化財調査概要』, pp. 79-81
  8. ^ 田中哲雄, 本中真「014 大覚寺大沢池の発掘調査」『年報 : 奈良国立文化財研究所年報』第1985号、奈良国立文化財研究所、1985年12月、50頁、doi:10.24484/sitereports.14842-9368hdl:11177/5105NAID 120007095418 
  9. ^ 本中真「018 大覚寺・大沢池(旧嵯峨院)の調査(6)」『年報 : 奈良国立文化財研究所年報』第1990号、奈良国立文化財研究所、1991年3月、56-57頁、doi:10.24484/sitereports.14857-9503hdl:11177/5160NAID 120007095278 
  10. ^ 『千載和歌集』雑上に「さがの大覚寺にまかりてこれかれ歌詠み侍りけるによみ侍りける」として
  11. ^ 『後拾遺和歌集』雑四「大覚寺の滝殿を見て詠み侍りける あせにける今だにかかる滝つ瀬の早くぞ人は見るベりける 赤染衛門」とある
  12. ^ 『新拾遺和歌集』雑中「大覚寺の滝殿の石ども閑院へわたされて跡なくなりたると聞きて見にまかりて赤染衛門がいまだにかかりと詠みけむ折思ひ出でられて 今だにもかかりといひし滝つ瀬のその折までは昔なりけむ 西行法師」





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