B級戦犯とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > B級戦犯の意味・解説 

BC級戦犯

(B級戦犯 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/29 03:09 UTC 版)

BC級戦犯(BCきゅうせんぱん)は、連合国によって布告された国際軍事裁判所条例及び極東国際軍事裁判条例における戦争犯罪類型B項「通例の戦争犯罪」またはC項「人道に対する罪」に該当する戦争犯罪または戦争犯罪人とされる罪状に問われた個人[1]の総称。A項の平和に対する罪で訴追された者は「A級戦犯」と呼ぶ[2]


  1. ^ 対象は「枢軸諸国のために、一個人として、又は組織の一員として、次の各犯罪のいずれかを犯した者」(第六条)で、原則としては官吏や軍人、市民など地位や身分を問わない。
  2. ^ 野呂浩「パール判事研究 : A級戦犯無罪論の深層」、『東京工芸大学工学部紀要. 人文・社会編』31(2)、東京工芸大学、2008年、p43
  3. ^ 1948年戦争犯罪人に対する裁判と天皇の責任 法学館憲法研究所
  4. ^ BC級戦犯とは? 日本共産党中央委員会
  5. ^ 林(2005) 32-33頁。
  6. ^ a b 林(2005) 3頁。
  7. ^ 東京裁判研究会編『共同研究パル判決書(上)』(講談社、1984年)「第一章 パル判決の背景 東京裁判の概要」
  8. ^ 『朝鮮人BC級戦犯の記録』内海愛子 ii頁
  9. ^ 法務大臣官房司法法制調査部『戦争犯罪裁判概史要』
  10. ^ BC級戦犯裁判 林 博史著 岩波新書
  11. ^ 前坂 俊之 (2003年7月). 東京裁判で絞首刑にされた戦犯たち― 勝者が敗者に執行した「死刑」の手段― (PDF) (Report). 2020年10月23日閲覧
  12. ^ 巣鴨遺書編纂会編「世紀の遺書
  13. ^ 以下、裁判対象事件の出典は半藤一利 秦郁彦 保阪正康 井上亮『「BC級裁判」を読む』日本経済新聞社ほか。
  14. ^ 林(2005) 86頁。
  15. ^ 岩川(1995) 199-200頁
  16. ^ 岩川(1995) 199頁
  17. ^ 林(2005) 121-125頁
  18. ^ 岩川(1995) 237-238頁
  19. ^ 岩川(1995) 238-240頁
  20. ^ 岩川(1995) 232-234頁
  21. ^ 岩川(1995) 235-236頁
  22. ^ 岩川(1995) 220-224頁。林(2005) 126-127頁。林(1998)
  23. ^ 岩川(1995) 213-220頁
  24. ^ 林前掲岩波新書、98頁
  25. ^ 井上ほか(2010) 152頁
  26. ^ 林前掲岩波新書、97頁
  27. ^ 林前掲岩波新書、104頁
  28. ^ 林前掲岩波新書、106頁
  29. ^ 石井明 「中国の立場とソ連の立場」『[争論]東京裁判とは何だったのか』築地書館 1997、pp.93-102.
  30. ^ 林前掲岩波新書、112頁
  31. ^ 朝日新聞 朝刊. (1953年5月10日) 
  32. ^ 朝日新聞. (1952年8月11日) 
  33. ^ 朝日新聞 朝刊. (1953年8月9日) 
  34. ^ 朝日新聞. (1953年11月5日) 
  35. ^ 朝日新聞 朝刊. (1955年9月2日) 
  36. ^ “社説”. 朝日新聞 朝刊. (1956年9月26日) 
  37. ^ 中立悠紀「戦後日本における戦犯「復権」 : 戦犯釈放運動から戦犯靖国神社合祀へ」九州大学 博士論文(学術)、 17102甲第14131号、2018年、NAID 500001371063 





英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「B級戦犯」の関連用語

B級戦犯のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



B級戦犯のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのBC級戦犯 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS