黄禍論とは?

黄禍論

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/05/27 13:47 UTC 版)

黄禍論(おうかろん / こうかろん、: Gelbe Gefahr英語: Yellow Peril)とは、19世紀半ばから20世紀前半にかけてヨーロッパ北アメリカオーストラリアなどの白人国家において現れた、黄色人種脅威論。人種差別の一種である。フランスでは1896年の時点でこの言葉の使用が確認されており、ドイツ帝国皇帝ヴィルヘルム2世が広めた寓意画『ヨーロッパの諸国民よ、諸君らの最も神聖な宝を守れドイツ語版』によって世界に流布した[1]日清戦争に勝利した日本に対して、ロシア・ドイツ・フランスが自らの三国干渉を正当化するために浴びせた人種差別政策で、続く日露戦争の日本勝利で欧州全体に広まった[2]




  1. ^ 飯倉章『黄禍論と日本人――欧米は何を嘲笑し、恐れたのか』中央公論新社〈中公新書2210〉、東京、2013年3月25日発行、58-60頁
  2. ^ 平川祐弘『和魂洋才の系譜』松岡正剛の千夜千冊、2002年12月24日
  3. ^ [1]
  4. ^ ハインツ・ゴルヴィツァー『黄禍論とは何か』瀬野文教訳、草思社、東京、1999年8月25日、初版第1刷発行、41頁
  5. ^ 橋川文三 『黄禍物語』 岩波現代文庫 ISBN 978-4006000240、17-20p
  6. ^ ハインツ、42-43頁
  7. ^ ハインツ、43頁
  8. ^ 上掲『黄過論とは何か』
  9. ^ ハインツ、168-171頁
  10. ^ 飯倉、45-48頁
  11. ^ 橋川、22p
  12. ^ 飯倉、48-49頁
  13. ^ 飯倉、51-53頁
  14. ^ 飯倉、87-88頁
  15. ^ 飯倉、133-134頁
  16. ^ 飯倉、142-143頁
  17. ^ 飯倉、184-189頁
  18. ^ 岡倉登志「第29章 「東アフリカ帝国構想」に抗して――第二次イタリア-エチオピア戦争」『エチオピアを知るための50章』岡倉登志編著、明石書店〈エリア・スタディーズ68〉、東京、2007年12月25日、初版第1刷、211頁。
  19. ^ 古川哲史「第44章 「第二の満洲事変」をめぐって――第二次イタリア-エチオピア戦争」『エチオピアを知るための50章』岡倉登志編著、明石書店〈エリア・スタディーズ68〉、東京、2007年12月25日、初版第1刷、307-308頁。
  20. ^ "Bulletin de la Société de géographie" (『地理学会紀要』) 1869/07 (SER5,T18)-1869/12. p.250
  21. ^ 飯倉、148頁
  22. ^ ハインツ、184-185頁
  23. ^ The Fable of Yellow TerrorMark Twain, 1905-1906, "The Devil's Race-track: Mark Twain's Great Dark Writings : the Best from Which was the Dream? and Fables of Man" University of California Press, 1980
  24. ^ 飯倉、148-149頁
  25. ^ 飯倉、149-157頁
  26. ^ 飯倉、169頁
  27. ^ 橋川、82p。同書は池亨吉の抄訳で『日米戦争』として明治44年に日本で発行されている。NCID BN12370636近代デジタルライブラリー - 日米戦争
  28. ^ ハインツ、25頁
  29. ^ ハインツ、68頁
  30. ^ ハインツ、67-68頁
  31. ^ インドにおける天心岡倉覚三―「アジア」の創造とナショナリズムに関する覚書き岡本佳子、関西大学「近代世界の「言説」と「意象」—越境的文化交渉学の視点から」、2012年1月31日
  32. ^ 岡倉天心物語新井恵美子、神奈川新聞社, 2004
  33. ^ 橋川、93-94p。同論文は岩波書店版桑原隲蔵全集第1巻(ISBN 400091331X)に収められている。


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