黄泉とは? わかりやすく解説

こう‐せん〔クワウ‐〕【黄泉】

読み方:こうせん

《「地下の泉」の意》地下にあり、死者の行くとされる所。あの世。よみじ。冥土(めいど)。


よみ【黄泉】

読み方:よみ

死後、その魂が行くとされている地下世界冥土(めいど)。泉下(せんか)。よみのくによもつくに


よみ‐じ〔‐ぢ〕【黄泉/黄泉路】

読み方:よみじ

黄泉(よみ)の国へ行く道。冥土(めいど)への道。また、黄泉。「—へ立つ」「—の障(さわ)り」


黄泉

読み方:コウセン(kousen), ヨミyomi), ヨミジ(yomiji)

死後霊魂が行とされる


こうせん 【黄泉】

中国で黄は土の色とし、地下の泉をいうが、泉は深い所を意味し死者地下赴くという思想から、死者の行く世界を黄泉といい、邦語では「よみ(黄泉)」とか「よみじ(黄泉路)」という。ヨミは夜見で暗い所の意。冥土冥い世界(土)という意味。九重もの地下という意味で九泉ともいう。

黄泉

作者白樫雅規

収載図書外科医メス
出版社健友館
刊行年月2003.7


黄泉

読み方:よみじ

  1. 死んでゆく処、あの世のことをいふ。
隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

黄泉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/21 04:00 UTC 版)

黄泉(よみ、おみ)とは、日本神話聖書などにおいて用いられる死後の世界を指す概念。

記紀神話から用いられている語で、明治時代以降には聖書の日本語訳でも「黄泉」や「陰府(よみ)」の訳語が用いられるようになった[1]本居宣長の『古事記』の解釈をはじめとして一般的には死者の世界を意味するとされるが、このような『古事記』の解釈に否定的な学説もあり(後述)、位置関係がどのように捉えられていたかについても学説は分かれている[2]

日本神話における「黄泉」

「黄泉」は『古事記』などの神話のほか、『万葉集』(巻九の一八〇四 や一八〇九)や『霊異記』などにもみられる[3]

元来は『春秋左氏伝』や『史記』などにもみられる地下世界を意味する漢語からの借用語である[3]。『万葉集』では「黄泉」と漢語表記であり、古代の日本人がどのように読んだかは定かでないが、『古事記』に「与母都志許売」とあることから「ヨミ」あるいは「ヨモ」と読まれていたとされる[3]。この点は厳密には古代の日本人が冥界を「ヨミ」あるいは「ヨモ」と呼んでおり、それに漢語の「黄泉」を当てたものともいわれる[3]

本居宣長の『古事記』の解釈などから一般的には死者の世界を意味するとされるが、どこからもそのように読み取ることはできないと否定的な学説もあり、地上世界を取りまく「四方(よも)つ国」の意味とする説など異なる見解もみられる[2]

「ヨミ」の「ヨ」は古来から夜とする説があるが、上代の仮名遣で予母都志許売の「予」は乙類、「夜」は甲類である点で疑問も残る[2]。また、「ヨミ」は闇のこととする説もあるが、「ヨミ」の「ミ」は甲類、「ヤミ」の「ミ」は乙類であり難しいという指摘がある[2](仮名遣の甲類と乙類については上代特殊仮名遣を参照)。

「ヨミ」の交替形の「ヨモ」は山と関連しているとの説もある[2]。黄泉が「坂の上」にあり、原義は山であるとする[4]

古事記

『古事記』では「黄泉國」と表記されている。同書の訓読では「ヨミノクニ」と「ヨモツクニ」の読みがあるが、本居宣長以来「ヨモツクニ」の訓で読まれることが多い[2]

黄泉の描写

島根県松江市東出雲町の黄泉比良坂

『古事記』によれば、イザナミは火の神(カグツチ)を生んで亡くなり、比婆山に葬られた[3]イザナギはイザナミに会いたいと思い、黄泉国に追いかけていった[2]。イザナミはイザナギに対して、既に黄泉戸喫(ヨモツヘクビ。黄泉国のかまどで作られた食事のことで、これを食べると黄泉国から帰れなくなると信じられた)を食べてしまったが、イザナギが来てくださっているので還ろうと思うが、黄泉神と話し合いたいので、しばらく私を見ないでくださいと言った[2]。しかし、イザナギは長く待たされたため火を灯して中を見たところ、イザナミは変わり果てた姿となって全身からを生じており、これを恐れたイザナギは逃げ出した[2]

イザナミは「私に恥をかかせた」と激怒し、予母都志許売(ヨモツシコメ)にイザナギの後を追わせた[2]。イザナギはヨモツシコメに黒御蔓(クロミカズラ、髪飾り)や湯津津間櫛(この櫛は投げるとタケノコとなったという)を投げつけて足止めした[3][2]。さらに千五百の黄泉軍が追手に加わったが、黄泉比良坂(ヨモツヒラサカ)の坂本に至るとイザナギはそこにあったの実を投げつけて追い払い、桃に葦原中国にいる青人草が苦しんでいるときは助けるように告げて意富加牟豆美命(オオカムツミ)の名を与えた[2]

最後はイザナミ自身が追ってきたため、イザナギは千引の石(千人もの大勢を動員して引くほどの石)を黄泉比良坂に引いて塞いだ[2]

イザナミは逃げ帰るイザナギに対し、「1日に1000人殺す」と脅した一方、イザナギは「1日に1500の産屋を建てる」(1500人新しく生まれさせる)と応酬した。これによりイザナミは黄泉津大神と呼ばれることとなる。

『古事記』では黄泉比良坂(ヨモツヒラサカ)について「出雲国之伊賦夜坂也」としており、島根県松江市東出雲町揖屋には黄泉比良坂の伝承地がある[2]。『古事記』には黄泉比良坂(ヨモツヒラサカ)が2カ所に登場し、一つは上述のイザナギとイザナミのシーン、もう一つがオオクニヌシが妻のスセリビメとともにスサノオから与えられた試練を克服して根の国から脱出するシーンである[5]

位置関係

『古事記』の黄泉国については、本居宣長の『古事記伝』に始まる地下世界であるとする説と、松村武雄神野志隆光など水平方向にある別の世界とみる説に大きく分けられるが、これらとはまったく違うイメージとする説もある[2]

久野昭は、記紀神話においては、現世と黄泉の国の地理的な上下の位置関係については明言されていないとしている[6]

この曖昧さは、記紀神話が形作られた古代日本の葬送によるとされる。すなわち、当時の日本における遺体処理の方法としては、土中に遺体を埋める土葬と、集落の外の特定の場所に遺体を安置して、朽ちて自然に戻るに任せる風葬があった。神話に書かれる黄泉の国におけるイザナミの姿の描写は、風葬された死体が腐敗する最中の姿を現していると思われる(土葬の死体も似た様子になると思われるが、誰かが偶然目にする機会は土中に埋まっている土葬の死体より地上に放置された風葬の死体の方が断然多い)。そのため、この時代の人々の間では、「腐敗した死体が置かれている場所」としての黄泉の国は、現世との物理的な上下関係を意識することはなかったと思われるとする[7]

日本書紀

『日本書紀』では『古事記』のような形式で直接「黄泉の国」の神話を持ち込むことはせず、神代紀上巻第五段本文には「黄泉の国」に関する言及はない[3]。また、『日本書紀』では本文間で「一書云」の形で異伝が語られる[8]。『日本書紀』の神代紀上巻第五段では、一書第二でイザナミが火の神を生んで亡くなるとするが「黄泉の国」に関する言及はない[3]。一書第九・十でも「黄泉の国」としては語らず、「殯斂の処(もがりのところ)」や「伊弉冉尊の所在(ま)す処」として記述される[3]

一書第六では『古事記』とほぼ同様のイザナギとイザナミの応酬が描かれ、イザナミの埋葬のモチーフに関する記述はないものの[3]、「泉津平坂(ヨモツヒラサカ)」の記述がある[9]

また、一書第十には「泉平坂」(よもつひらさか)で言い争っていたイザナミとイザナギのもとに菊理姫が現れる記述がある(菊理姫は何かを語ったとなっているが何を語ったかに関する記述はない)[8]

イザナミの葬地が三重県熊野市有馬の花の窟に比定されることから[10]、熊野と「黄泉の国」が関連づけられることがある[11]

出雲国風土記

出雲国風土記』出雲郡条の宇賀郷の項には黄泉の坂・黄泉の穴と呼ばれる洞窟の記載があり、「人不得 不知深浅也 夢至此磯窟之辺者必死」と記載されている。

即(すなは)ち、北の海浜(うみべた)に磯(いそ)あり。脳(なづき)の磯と名づく。高さ一丈(つゑ)ばかりなり。上に松生(お)ひ、芸(しげ)りて磯に至る。里人の朝夕(あしたゆふべ)に往来(ゆきかよ)へるが如く、又、木の枝は人の攀(よ)ぢ引けるが如し。磯より西の方(かた)に窟戸(いはやど)あり。高さと広さと各(おのもおのも)六尺(さか)ばかりなり。窟(いはや)の内に穴あり。人、入(い)ることを得ず。深き浅きを知らざるなり。夢に此の磯の窟の辺(ほとり)に至れば必ず死ぬ。故(かれ)、俗人(くにひと)、古(いにしへ)より今に至るまで、黄泉(よみ)の坂・黄泉(よみ)の穴と号(なづ)く。

この洞窟は島根半島出雲市猪目町にある「猪目洞窟」に比定されるのが通説である[10]。猪目洞窟は昭和23年(1948年)に発掘され、弥生時代から古墳時代にかけての人骨や副葬品が発見された。

なお、黄泉国とは出雲地方のことであるとする説[12]がある。

『聖書』中の訳語としての「黄泉」

新約聖書』中のギリシャ語ハデス」、『旧約聖書』中のヘブライ語シェオル」(en:Sheol)を漢文訳の『聖書』では「黄泉」と訳しており、日本語訳聖書においては、口語訳聖書では「黄泉」、新共同訳聖書では「陰府(よみ)」、新改訳聖書では「ハデス」と訳されている。類語であるギリシャ語の「ゲヘンナ」は地獄と訳されることが多く、訳し分けがなされている。他方、日本正教会訳聖書では、ゲヘンナを地獄(ルビ:ゲエンナ)、ハデスを地獄(ルビ:ぢごく)と、ルビを使って訳し分けている。

キリスト教内でも地獄に対する捉え方が教派・神学傾向などによって異なる。地獄と訳されることの多いゲヘンナと、黄泉と訳されることの多いハデスの間には厳然とした区別があるとする見解と[13]、区別は見出すもののそれほど大きな違いとは捉えない見解[14]など、両概念について様々な捉え方がある。

厳然とした区別があるとする見解の一例に拠れば、ゲヘンナは最後の審判の後に神を信じない者が罰せられる場所、ハデスは死から最後の審判復活までの期間だけ死者を受け入れる中立的な場所であるとする。この見解によれば、ハデスは時間的に限定されたものであり、この世の終わりにおける人々の復活の際にはハデスは終焉する。他方、別の捉え方もあり、ハデスは不信仰な者の魂だけが行く場所であり、正しい者の魂は「永遠の住まい」にあってキリストと一つにされるとする[13]

上述した見解例ほどには大きな違いを見出さない見解からは、ゲエンナ(ゲヘンナ)、アド(ハデース)のいずれも、聖書中にある「外の幽暗」(マタイ22:13)、「火の炉」(マタイ13:50)といった名称の数々と同様に、罪から抜け出さずにこの世を去った霊魂にとって、罪に定められ神の怒りに服する場所である事を表示するものであるとされる[14]

出典・脚注

  1. ^ 酒井陽「明治期聖書訳語「よみ」に関する一考察」『岐阜聖徳学園大学国語国文学』第26巻、岐阜聖徳学園大学、2007年3月15日、60-47頁。 
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 梶川信行、鈴木雅裕「<研究へのいざない>教室で読む古事記神話(六)-追往黄泉国から見畏而逃還まで-」『語文』第167号、2020年、36-。 
  3. ^ a b c d e f g h i j 酒井陽「黄泉の国と死者の国 -記紀神話の「黄泉の国」は死者の赴く世界か-」『千葉大学日本文化論叢』第2巻、千葉大学文学部日本文化学会、2001年3月20日、1-12頁。 
  4. ^ 西條勉「黄泉/ヨモ(ヨミ)|漢語に隠される和語の世界―」 (『東アジアの古代文化』91号、1997年)
  5. ^ 森田喜久男. “「ヨモツヒラサカ」を越えた神々”. 松江市. 2024年4月21日閲覧。
  6. ^ 久野, p. 17.
  7. ^ 久野, p. 18.
  8. ^ a b 山田純「書紀によると世界は-天孫降臨と歴史叙述-」『文学研究論集(文学・史学・地理学)』第21巻、明治大学大学院、2004年9月30日、127-141頁。 
  9. ^ 山田 純「気絶之際の「泉津平坂」」『日本文学』第63巻第10号、2020年、62-66頁。 
  10. ^ a b 小山一成「富士の人穴草子試論」『立正大学人文科学研究所年報』第20号、1982年、138頁。 
  11. ^ 野原康弘「二度目の葬式-「精霊流し」にみる長崎人の死生観-」『桃山学院大学総合研究所紀要』第44巻第1号、2018年7月、115-。 
  12. ^ 安本美典『邪馬台国と出雲神話』(勉成出版、2006年)
  13. ^ a b 『旧約新約聖書大事典』540頁、1261頁 - 1262頁 教文館 ISBN 9784764240063
  14. ^ a b モスクワ府主教マカリイ1世著『正教定理神学』526頁 - 529頁

参考文献

関連項目

外部リンク



黄泉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/06 05:51 UTC 版)

タカマガハラ (漫画)」の記事における「黄泉」解説

蛇塚辰巳(ヘビヅカ タツミ) 黄泉の頭目一人一軍率いて地上へ侵攻しミズホを襲うが、かけつけたヤマト一行によって倒される神業の名はヤマタノオロチ。8匹の操り人間憑依させることができる。さらに、8匹すべてを自身憑依させ、怪物のような姿になることも可能。

※この「黄泉」の解説は、「タカマガハラ (漫画)」の解説の一部です。
「黄泉」を含む「タカマガハラ (漫画)」の記事については、「タカマガハラ (漫画)」の概要を参照ください。


黄泉(よみ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/06 05:51 UTC 版)

タカマガハラ (漫画)」の記事における「黄泉(よみ)」の解説

神業目覚め、業に喰われた人間によって結成され集団。より多く仲間集め高天原倒し世界牛耳ろうとたくらんでいるらしい

※この「黄泉(よみ)」の解説は、「タカマガハラ (漫画)」の解説の一部です。
「黄泉(よみ)」を含む「タカマガハラ (漫画)」の記事については、「タカマガハラ (漫画)」の概要を参照ください。


黄泉(よみ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/13 22:56 UTC 版)

オランピアソワレ」の記事における「黄泉(よみ)」の解説

天供島地下地上に住む資格がない者が暮らしている。黄泉の住人地上へ出られないが、地上住人許可証があれば自由に黄泉に出入りができる。

※この「黄泉(よみ)」の解説は、「オランピアソワレ」の解説の一部です。
「黄泉(よみ)」を含む「オランピアソワレ」の記事については、「オランピアソワレ」の概要を参照ください。


黄泉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 05:42 UTC 版)

つぐもも」の記事における「黄泉」解説

かむあど 黄泉真凰(よみしんおう)の棟梁。 あよさり たうなで 塞坐黄泉戸大神道返大神(さよりますよみどのちがえしおおかみ

※この「黄泉」の解説は、「つぐもも」の解説の一部です。
「黄泉」を含む「つぐもも」の記事については、「つぐもも」の概要を参照ください。


黄泉(よみ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 00:35 UTC 版)

絶叫学級」の記事における「黄泉(よみ)」の解説

下半身の無い少女幽霊読者恐怖狂気の世界へ案内する本作ストーリーテラー複数の影らしき物を引き連れており、話やカットによっては髪をセットさせたり、お菓子一緒に食べたりしている。

※この「黄泉(よみ)」の解説は、「絶叫学級」の解説の一部です。
「黄泉(よみ)」を含む「絶叫学級」の記事については、「絶叫学級」の概要を参照ください。


黄泉(よみ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/20 08:27 UTC 版)

力王」の記事における「黄泉(よみ)」の解説

国分刑務所四天王1人で、西部管区統括する囚人中性的容姿にして冷酷な性格の男で、拳法達人華麗な身のこなし加え人間の舌や皮をミカンの皮を剥ぎ取る様に切り裂く爪技と自分関節自由に脱着出来るのが特徴である。自身だけでもかなりの戦闘能力有するが、白神コンビ組んだ時には互い長所最大限生かし力王窮地追い込むほどの実力発揮する刑務所内で罌粟栽培していた。

※この「黄泉(よみ)」の解説は、「力王」の解説の一部です。
「黄泉(よみ)」を含む「力王」の記事については、「力王」の概要を参照ください。


黄泉(よみ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/23 03:33 UTC 版)

ジヴァートマ」の記事における「黄泉(よみ)」の解説

相手持ち上げて連続突きまくる投げ技

※この「黄泉(よみ)」の解説は、「ジヴァートマ」の解説の一部です。
「黄泉(よみ)」を含む「ジヴァートマ」の記事については、「ジヴァートマ」の概要を参照ください。


黄泉(ヨミ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 08:54 UTC 版)

カメレオン (漫画)」の記事における「黄泉(ヨミ)」の解説

横浜本部をもつ、日本最大支部数を謳う巨大暴走族会長藤丸圧倒的なカリスマ性によりまとまっており、 磨呂など一部幹部狂信的に崇拝している。黄泉が強くなれ少年院入った藤丸出てくると信じ込んでおり、そのため他のチーム吸収する目的で、各地火種撒き散らしていた。 磨呂いわく黄泉にマトモ人間存在せず九楽のような薬物中毒者や、ヤクザから追われているもの、施設からの脱走者不法入国者などで占められているという。 藤丸 達也ふじまる たつや) カリスマ性により急速に勢力拡大した黄泉の総会長。背中には双龍刺青がある。地上の楽園ネバーランド実現するとし、そのために九楽磨呂始めとするメンバー心酔ぶりは強烈宗教教祖同然で、神とも思わせるほどのカリスマ的存在である。難病により余命いくばくもない宣告されており、少年院敢えて入ったのもそのことを黄泉メンバー隠し通すため。かつて病気の身に絶望していた際に出会った自分と同じ「達也」という名前の暴走族の男を殺したことから、他人自分代わりに殺すことで、病気死んでゆく自分とその他人立場入れ替えるという苦痛からの脱出法見出す。そして同時に、黄泉のカリスマとしての生き方自分課すうになる少年院結城直人に目をつけ、彼に一度殺してもらいそこからの復活遂げることで、死の運命に勝つことを目論む。それを遂げキリスト如く復活した彼は直人手を組みその後は共に黄泉メンバー扇動して貨物船シージャックヤザワらを巻き込み大騒動起こす。自らの運命投げ打ったことで何度も暴走するが、恋人の舞が自分の子供を身籠っていたことを知りヤザワ相沢説得相まって生きる希望取り戻したその後は自らを死んだことにして鶴岡口利きで島に移住し、舞と子供のために精一杯天寿を全うする決意固める。愛車はフレアラインのホンダ・CBX1000結城 直人(ゆうき なおと) #結城直人参照磨呂(まろ) 藤丸九楽と共に黄泉を立ち上げた、黄泉の親衛隊長。スキンヘッドの上バンダナ巻いているが、その頭にはヤケドの跡がある。それは、かつて藤丸反抗していた自分への戒めとして自分でつけた傷。言葉づかい穏やかだが、怪我理由出陣辞退しようとした仲間の耳を食いちぎるほどの残虐性を持つ。藤丸のことは崇拝しており、九楽違って最後までその思いが変わることはなかった。逮捕された際にも藤丸永遠カリスマ昇華した訴えていた。 九楽(くらく) 黄泉の旗上げメンバー一人で、黄泉の特攻隊長かつては薬物中毒だったところを藤丸救ってもらった人を食った態度抗争の種を持ち込み、黄泉の勢力拡大する楽園に行くという藤丸真意心中にあると勘付いて動じなかった。しかし、溺死の危険が間近に迫ると本性隠しきれず、恐怖して命乞いした。 安永 舞(やすなが まい) 藤丸恋人藤丸同じく背中双龍刺青がある。神様演じ藤丸のことで心を悩ませていたが、少年院から出てきてさらに変貌していた藤丸恐怖し、また彼の不治の病について知り、彼を救うことをヤザワ託す藤丸の子を身ごもっていたことを告げるために貨物船乗り込み、彼を説得する

※この「黄泉(ヨミ)」の解説は、「カメレオン (漫画)」の解説の一部です。
「黄泉(ヨミ)」を含む「カメレオン (漫画)」の記事については、「カメレオン (漫画)」の概要を参照ください。


黄泉(ヨミ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 08:54 UTC 版)

カメレオン (漫画)」の記事における「黄泉(ヨミ)」の解説

横浜本部をもつ、日本最大支部数を謳う巨大暴走族会長藤丸圧倒的なカリスマ性によりまとまっており、 磨呂など一部幹部狂信的に崇拝している。黄泉が強くなれ少年院入った藤丸出てくると信じ込んでおり、そのため他のチーム吸収する目的で、各地火種撒き散らしていた。

※この「黄泉(ヨミ)」の解説は、「カメレオン (漫画)」の解説の一部です。
「黄泉(ヨミ)」を含む「カメレオン (漫画)」の記事については、「カメレオン (漫画)」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「黄泉」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

黄泉

出典:『Wiktionary』 (2021/08/21 05:40 UTC 版)

この単語漢字
こう
第二学年
せん
第六学年
音読み 音読み
この単語漢字
よみ
第二学年 第六学年
熟字訓
この単語漢字
よみじ
第二学年 第六学年
熟字訓

名詞

  1. こうせん地下
  2. こうせん地下にあり、死者が行とされる世界
  3. よみ漢字表記
  4. よみじ漢字表記

発音(?)

こ↗ーせん



「黄泉」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「黄泉」の関連用語

検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



黄泉のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
中経出版中経出版
Copyright (C) 2024 Chukei Publishing Company. All Rights Reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
皓星社皓星社
Copyright (C) 2024 株式会社皓星社 All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの黄泉 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのタカマガハラ (漫画) (改訂履歴)、オランピアソワレ (改訂履歴)、つぐもも (改訂履歴)、絶叫学級 (改訂履歴)、力王 (改訂履歴)、ジヴァートマ (改訂履歴)、カメレオン (漫画) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの黄泉 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS