鳥飼家
鳥飼家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/16 17:08 UTC 版)
一州 長屋に暮らす下級武士の息子。13歳。手習所では優秀な成績を収めているものの、周囲からは「ちょっと抜けてる」と評されている。木の葉曰く「田舎にはいなかった感じ」であり、彼女から興味を抱かれる。 家計は苦しく、新しい竹刀の購入に苦労しているほか、食費が底をつく様子も見られる。また、裕福な武家の息子である大門と丞からいじめを受けている。突き飛ばされて足を捻挫した際には玄庵による治療を受け、それ以来彼の手伝いをしている。 一州の父 江戸幕府の勘定所に勤務していたが、上層部の横領を暴いた結果解雇され浪人となった。極貧家庭となった後は傘を作って生計を立てていたが、長屋の子どもと関わるうちに学問を教える能力に長けていることが分かり、ちょうど寺子屋の師範が急病を患ったこともあって授業を引き受けることになる。 一州の母 釣り目が特徴的。家計の管理は彼女が担当しており、最後の食費で買った貝を地面に落とした空き巣を叩きのめす、寺子屋代理で収益が発生すると分かってすぐに話に乗るなど、金が絡むと強い行動力を示す。長屋の住人たちには夫を怒鳴る姿が見られ、その印象が定着している。
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