鳥人間コンテスト選手権大会
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『鳥人間コンテスト選手権大会』(とりにんげんコンテストせんしゅけんたいかい、英称:JAPAN INTERNATIONAL BIRDMAN RALLY)は、読売テレビ放送主催による人力飛行機の滞空距離および飛行時間を競う競技会。
注釈
- ^ 2010年の第33回大会には、中国の飛行機模型製造会社のチームが参加。2012年の第35回大会には、オランダのチームが登場した。
- ^ 2023年の第45回大会では、岩谷産業のYouTube公式チャンネルにYouTuber(「そのちゃん」という名義)として出演している女性社員(園部のぞみ)がパイロットを初めて任された末に、この大会での女性パイロットとしては土取樹(滑空機部門の常連である社会人チーム「どん女の会」)に次ぐ2位(全体では3位)の337.61m(チーム史上最長記録)を達成した。
- ^ 2週に渡って放送された。
- ^ 広島テレビでは、プロ野球広島東洋カープ対中日ドラゴンズ戦中継のため、8月17日に放送された。
- ^ 制作局の読売テレビは当日プロ野球中継のため、翌9月7日15:00から放送。それ以外のネット局は裏送りする形で放送。
- ^ 『モクスペ』枠で放送。
- ^ a b 19:00 - 21:00に放送。
- ^ 渡邊悠太、中山浩典、大木祥資、当コンテストがきっかけで2019年の第42回大会後に結婚した土取雅明(第41回・42回大会の滑空機部門へ出場した「飛ん女の会 with Fight Works」の機体設計者)・土取樹(両大会における「飛ん女の会」のパイロット)。
- ^ 大会初期は「合格」であった。
- ^ 当時の最長記録は第22回(1998年)大会において、初の琵琶湖横断に成功した約23kmであり、それを受けて北ルートと南ルートが登場したが、それを上回る事態となった。
- ^ 元々、南ルートに限れば最大約34kmの飛行可能な距離がある。
- ^ 一時は、優勝チームに150万円、2位のチームに50万円、3位のチームに30万円が贈られていた。
- ^ 東京都立大学からの卒業後に、海上保安庁へ航空パイロットとして勤務(2020年9月の時点では第五管区海上保安本部関西空港海上保安航空基地に配属)。
- ^ 前述の学生記録を出した第36回大会を含めて、第37回大会まで準優勝を6回経験。この大会で初優勝を遂げた。
- ^ 日本大学生産工学部津田沼航空研究会より前に首都大学東京MaPPLの安藤陽央が450.17mの距離を飛行したが、テイクオフの直後に、1名の補助者がプラットフォームから足を滑らせて琵琶湖の湖面へ転落した。補助者は着水後に救助されたものの、前述した大会規定がMaPPLに適用されたため、安藤のフライトは失格(参考記録)として扱われている。
- ^ 「首都大学東京MaPPL」として準優勝を成し遂げた第39回大会で、須永夏帆が記録した392.06m。
- ^ 九州大学鳥人間チームのOBで構成されているチームで、メンバーの8割が航空機業界の関係者。九州大学鳥人間チームがかつて製作していた「QX-16」(非対称機)をベースに、「Gemini-X」を造り上げた。
- ^ 後に、大会の審査員を経て、2019年の第37回大会から審判長へ就任。
- ^ 日本大学を卒業後に、技官として国土交通省に採用。2020年9月の時点では、航空機の最終安全審査業務に従事している。
- ^ 東北大学を卒業後に新明和工業へ入社。2020年9月の時点では、同社が開発した飛行艇US-2の改良業務に従事している。在職中の2017年に、第40回大会で準優勝。
- ^ 2020年9月の時点では、アメリカ合衆国のシアトルでドローンの研究に従事。ドローン操縦士の資格も取得している。
- ^ フライトを辞退した日本大学理工学部航空研究会は、機体を大会終了後に航空科学博物館へ寄贈した。
- ^ 「第37回大会で辞退を余儀なくされた経緯(注釈参照)に感極まった羽鳥が、フライトの実況中に何度も号泣する」というハプニングがあった。
- ^ 他のチームはいずれも、40km完全制覇を達成できなかった。
- ^ 最長距離を記録した東北大学Windnautsの機体も、フライト中に右の主翼が突然折れた影響で失速。前年(2017年)の第40回大会で大会最長記録(40km完全制覇)を達成したBIRDMAN HOUSE伊賀の渡邊悠太は、競技終盤の出場に向けて待機していたが、競技の不成立が発表される前にフライトの辞退を申し入れた。
- ^ 前回大会(42回)で2連覇と60km完全制覇を達成した際の機体では32mだった翼幅を25mにまで短縮したほか、プロペラを機体の中央に装着していた。
- ^ 実際には強烈な日差しを受け続けながらのフライトで、テイクオフの直後から、駆動系のトラブルに起因する異常音が機内で繰り返し発生。さらに、「2リットル分搭載していた」という水分をフライト中に摂取するためのシステムが54km地点付近で突如故障したため、この地点からは水分を一切摂取できない状況でフライトを続けていた。
- ^ 2位の名古屋大学AirCraft(2分1秒64)、および、3位の大阪府立大学 堺・風車の会(2分8秒)も、折り返しルール改定後の最高記録(35回大会)を更新。
- ^ 夫の庄司智春も、第39回大会に「応援サポーター」の1人として出演。応援ゾーンのインタビュアーなどを担当した。
- ^ 出演の時点では、乃木坂46で活動。
- ^ 2015年7月の人事異動でコンテンツビジネスセンター・コンテンツ事業部のプロデューサーに就任したが、異動後に開催の第38回大会では、アナウンサー時代に続いてアナウンスを担当。
- ^ 読売テレビ退社後の2017年4月から教授に就任したが、同年の第40回大会では肩書なしの「脇浜紀子」名義でアナウンスを再び担当。
- ^ 第44回では、「鳥人間塾」(「塾生」に当たる学生パイロットを滑空機部門へ多数輩出している茨城県内のハンググライダースクール)でのトレーニング体験取材リポート(大会前に収録)も任されていた。
- ^ 第43回(2021年)では、前年放送の『2020 特別編』で共演した土取夫妻が「飛ん女の会 with Fight Works」として滑空機部門へ参加することを受けて、同チームの直前調整の模様に密着したロケ企画にも出演。完成目前の機体に垂直尾翼を立てる作業に携わったほか、土取の妻がその機体で300m以上のフライトを実現させた場合には、2022年開催予定の第44回にパイロットとして参加させられることになっていた(実際の記録は199.98m)。
- ^ この回は、『TVおじゃマンモス』の企画で、出場した。(『TVおじゃマンモス』1995年2月18日放送分から)
- ^ 小椋→第38回当時ytvに出向し、現在は日本テレビに帰属。
出典
- ^ 制作費難で休止、鳥人間コンテスト再開(読売新聞 2010年1月18日)
- ^ 読売テレビ「鳥人間コンテスト」休止(スポーツ報知 2009年1月16日)
- ^ a b “『鳥人間コンテスト』開催中止 緊急事態宣言受け「多くのチームで機体製作が困難」”. ORICON NEWS. (2020年4月14日) 2020年4月14日閲覧。
- ^ a b 西川貴教「鳥人間コンテスト」来年挑戦へ前向き「滋賀県として取り組めないか」(スポーツニッポン2020年9月18日)
- ^ “鳥人間「人力プロペラ機」部門は不成立、中止に”. 日刊スポーツ. (2018年7月28日) 2018年7月28日閲覧。
- ^ “40年以上の名物番組「鳥人間コンテスト」開催中止”. 日刊スポーツ. (2020年4月14日) 2020年4月14日閲覧。
- ^ a b “ついに西川貴教が来年の鳥人間コンテストに出場…を矢部浩之が勝手に「宣言」”. スポーツニッポン. (2021年8月2日) 2021年8月2日閲覧。
- ^ “「鳥人間コンテスト」3年ぶりの有観客開催にナイナイ・矢部浩之「本当に盛り上がる。従来通りが一番」”. (2022年7月25日) 2022年7月25日閲覧。
- ^ a b c “「鳥人間コンテスト」にNHK朝ドラ「舞いあがれ!」の「なにわバードマン」モデルチームが参加”. (2022年7月30日) 2023年7月31日閲覧。
- ^ コロナで中止の「鳥人間コンテスト」静岡から特別編(『日刊スポーツ』2020年9月18日付記事
- ^ 鳥人間コンテスト 台風影響で29日中止 読売テレビの恒例イベント(『産経WEST』2018年7月28日付記事)
- ^ 『鳥人間コンテスト』TikTokでダンス動画コンテスト開催(『マイナビニュース』2019年8月9日付記事)
- ^ バードマン・サマー2009開催のお知らせ(彦根市)
- ^ 照井琢見 (2022年10月27日). “人力飛行機の「書類落ち」ホントにある? 「鳥人間」元制作者に聞く”. 朝日新聞. 2022年10月29日閲覧。
- ^ 羽鳥アナ「鳥人間」号泣実況暴露される『デイリースポーツ』2015年7月26日付記事)。
- ^ 鳥人間コンテスト、台風で人力プロペラ機部門中止「悔しい」実行委が放送後コメント(『スポーツニッポン』2018年8月29日付記事)
- ^ 『鳥人間コンテスト』BIRDMAN HOUSE 伊賀・渡邊悠太パイロットが優勝!(『エンタメRBB』2023年8月30日付記事)
- ^ a b “鳥人間コンテストを提訴「落下の衝撃で動けない身体に…」”. 女性自身 (2013年6月22日). 2020年11月7日閲覧。
- ^ @ohnuki_tsuyoshi (2019-4-2). "TLに鳥人間コンテストの話題が出てくるので、思い出して書く。". X(旧Twitter)より2020年11月7日閲覧。
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の日付が不正です。 (説明) - ^ a b 三四郎・小宮が快挙 鳥人間コンテスト192.63メートル(『スポーツ報知』2018年8月29日付記事)
- ^ 三四郎・小宮、『鳥人間コンテスト』ドランク鈴木超え目指してテイクオフ(『ORICON NEWS』2018年7月29日付記事)
- ^ 『工学教育』第69巻(2021)第1号「座談会『鳥人間コンテストを通した技術者としての学び』」
- ^ 【二十歳のころ 大西卓哉(2)】"鳥人間"に青春捧げた東大時代p.2(『サンケイスポーツ』2018年1月10日付記事)
- ^ 【二十歳のころ 大西卓哉(2)】"鳥人間"に青春捧げた東大時代p.1(『サンケイスポーツ』2018年1月10日付記事)
- ^ 日本航空協会 日本記録/human Powerd
- ^ 堺・風車の会のtwitter公式アカウントから撮影中に発信されたツイートを参照
鳥人間コンテスト選手権大会
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「人力飛行機」の記事における「鳥人間コンテスト選手権大会」の解説
詳細は『鳥人間コンテスト選手権大会』を参照のこと。 1977年から琵琶湖で開催されている讀賣テレビ放送株式会社主催の機械的動力を持たない自作人力飛行機を用いたバラエティー番組制作を目的とした競技会である。「空を飛ぶという人間の夢を実現させ、広く一般視聴者に航空機に対する関心の高揚に寄与することを願うもの」とされる。競技は主に書類選考を通過し、一般参加者によって製作されたパイロットの安全な飛行・着水を最優先に設計された人力飛行機で行われる。出場にあたって出場者は讀賣テレビ放送株式会社作成の誓約書および番組演出上の依頼(機載カメラの設置、タレントパイロット搭乗要請、出場部門変更など)に同意しなければならない。 1986年に開催された第10回大会からプロペラ式の人力飛行機による独立した部門が設けられ、2012年に開催された第35回大会では人力飛行機独自の部門として飛行距離を競う「人力プロペラ機ディスタンス部門」と、ターンマークと称するブイの周りを旋回、帰還するまでの行程1kmの飛行時間を競う「人力プロペラ機タイムトライアル部門」で競技が実施された。 いずれの競技も動力を持たない「滑空機部門」と共用となる高さ10m、傾斜角3.5°のプラットホームと称する発進台から、数mの滑走の後に人力飛行機を落とし、飛行距離または飛行時間を競う。人力プロペラ機ディスタンス部門で用いられる飛距離の計測方法は三角測量を基本とするが、1000m以上の飛行では発進台と伴走船に取り付けられたGPS受信機を用いて計測される。人力プロペラ機タイムトライアル部門では競技中に2度の時間計測が行われる。1度目の時間計測はスタートライン通過からターンマークを旋回し、スタートラインから500m先のターンラインと称する線上を通過した時間の計測であり、中間タイムと呼ばれる。2度目の時間計測はスタートライン通過から旋回し、ゴールライン(スタートラインと同じ線)を通過した後に、ゴールラインから湖岸側に150mの範囲で設けられた着水ゾーン内に着水するまでの時間の計測であり、ゴールタイムと呼ばれる。ゴールタイムにより順位が競われるが、ゴールライン未達の場合は中間タイムで競われる。なお、中間タイムによる順位決定の場合、賞金は半額となる。両部門とも上位3チームには賞金が贈られる。2012年の第35回大会の場合、両部門とも1位から順に100万円、30万円、20万円が贈られた。 機体の制限は寸法、重量については規定されていない。ただし、機体は自作である必要がある。また、構造についてもパイロットが即座に離脱可能かつパイロットおよび第三者に対して安全な構造であることが必要であり、車輪の切り離しなど、飛行中に付属品を落下させることも禁じられている。パイロットについてもいくつかの制限が設けられている。パイロットには年齢制限があり、18歳以上である必要がある。20歳未満の場合は保護者の同意書が必要となる。また、パイロットは泳げなければならない。飛行については湖面上に限定され、陸上および湖岸近傍などが飛行禁止区域に設定されている。また、湖面上であっても救護ボートの航行が困難あるいは禁じられた区域、橋梁などの構造物、船舶などの周囲が飛行禁止区域に設定されている。 着水またその後の回収・運搬作業によって程度の差はあれど人力飛行機の構造が破壊される。また、独自の発進台から人力飛行機を落とす競技スタイルが前述のFAIスポーツ規定を満たさないため、本大会における記録は世界記録、日本記録といった公認記録となり得ない。 安全対策として書類選考時の安全対策確認、救護ボートの配備、競技前の機体チェック、パイロットに対する競技前後のメディカルチェックなどが行われており、代表者およびパイロットの安全講習会参加が義務付けられている。しかしながら、10mからの落下させる独特の発進スタイルのため通常の水平離陸とは異なり、急降下荷重に備えた機体が求められる 他、10mの高度は人力飛行機の発進には不必要であり、発進現場の風と相まって岸壁衝突などの事故原因になりうるという指摘が一部でなされている。過去には悪天候のため競技が行われなかったこともあるが、荒天下でも競技が決行される場合がある。
※この「鳥人間コンテスト選手権大会」の解説は、「人力飛行機」の解説の一部です。
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