くじら‐じゃく〔くぢら‐〕【鯨尺】
鯨尺(くじらしゃく)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/13 14:01 UTC 版)
鯨尺一尺=約38cmの裁縫用の物差しで、元々は鯨の鬚で作られていたことに由来すると言われる。
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鯨尺
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 16:23 UTC 版)
曲尺とは別に、用途別の尺も使われた。主に和裁に使われた鯨尺(くじらじゃく)・呉服尺などである。ただし北海道では呉服でも曲尺が慣習的に使われている場合もある。 鯨尺は1尺が曲尺の1.25尺にあたり、曲尺の1尺は鯨尺の8寸にあたることになる。 明治政府は、曲尺と鯨尺のみを計量単位として認め、呉服尺などその他の尺を廃止した。明治24年(1891年)の度量衡法は、鯨尺は布帛(すなわち繊維製品)を計量するときに限り用いることができると規定し、鯨尺を曲尺の1.25倍と定義している。また、鯨尺1丈(鯨尺の10倍)、鯨尺1寸(鯨尺の1/10)、鯨尺1分(鯨尺の1/100)をも定義した。 鯨尺(法令上は、「鯨尺尺」と言う。鯨尺の尺の意である。)は上記の度量衡法により、25/66メートル(約378.788 mm)と定められた。 鯨尺・呉服尺の起源については、今のところはっきりとは分からない。鯨尺は大宝律令以前から使われていた高麗尺(こまじゃく)に由来するとする説があるが、室町時代に作られたものだという説もある。高麗尺は現在の曲尺で1.1736尺であり、鯨尺よりむしろ呉服尺の起源であるとする説もある。 江戸時代初期の小噺に、奈良の大仏と土佐の鯨とが、どちらが大きいかで言い争いとなり、最後に「金(曲尺)より鯨(鯨尺)の方が二寸長い」というオチになるというものがある。なお、「鯨尺」という名称は、仕立てに使う物差しをしなやかな鯨のひげで作ったことによる。
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「鯨尺」の例文・使い方・用例・文例
- 鯨尺
- 鯨尺という物差し
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