魔女の宅急便 (1989年の映画)
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『魔女の宅急便』(まじょのたっきゅうびん、英題:Kiki's Delivery Service)は1989年(平成元年)7月29日に公開されたスタジオジブリ制作の日本のアニメーション映画作品。スタジオジブリにおける宮崎駿監督の長編映画としては初の、他者の原作による作品である。主題歌には荒井由実の楽曲が採用された。略称は「魔女宅」(まじょたく)[9][10]。キャッチフレーズは「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。」。
注釈
- ^ a b 北米でファゾム・イベンツとGKIDSが手掛けるイベント上映、“スタジオジブリ・フェスト”で2017年におよそ600館で公開[1][2][3]。2019年にも字幕版と併せて753館で劇場公開された[4][5][6]。
- ^ 102分46秒12。
- ^ キキの両親について『普通の人間の父と魔女の母』という書き方がなされている。
- ^ 第1巻ではコリコの町に到着したシーンで人々から白い目で見られよからぬ事をするつもりではないかと疑いの言葉をかけられている他、2巻では人々の中に根付く魔女へのネガティブなイメージに直面したキキが思い悩むエピソードが描かれている。また、4巻では彼女の母親が魔女である事を理由に結婚を反対されたと語られている。
- ^ 街の人々からは驚きの目で見られてそそくさと立ち去られたのみ。その後も飛行中に車道に飛び出した事を警官にとがめられたり、ホテルに泊まろうとした際に未成年である事を理由に受付から身分証の掲示を求められたのみで、魔女である事を理由に白眼視される事はない。
- ^ ドーラが言うには13歳の頃に来た。
- ^ キキが住む事になった部屋の裏の小窓から見える、白いアパートらしき建物の中央階の角部屋。
- ^ 田中敦子のペンネーム[26]。
出典
- ^ Zack Sharf (2017年3月28日). “Studio Ghibli Fest Bringing Six Animated Classics Back to the Big Screen — Exclusive”. インディ・ワイヤー. ペンスキー・メディア. 2020年3月22日閲覧。
- ^ DAVE MCNARY (2017年7月17日). “Reissues of Six Miyazaki Films in the Works From Studio Ghibli, Gkids”. Variety. 2018年8月22日閲覧。
- ^ “GKIDS Presents Studio Ghibli Fest 2017 ─ Kiki’s Delivery Service”. Fathom Events (2017年). 2021年2月22日閲覧。
- ^ SOURCE Fathom Events (2019年2月14日). “GKIDS and Fathom Events Return with a New Studio Ghibli Series Lineup of Celebrated Animated Masterpieces in U.S. Cinemas Throughout 2019”. PR ニュースワイヤー. Cision. 2020年3月22日閲覧。
- ^ “「Kiki's Delivery Service」(2019 Re-release) ─ Domestic(米国)”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2020年3月22日閲覧。
- ^ “GKIDS Presents Studio Ghibli Fest 2019 ─ Kiki’s Delivery Service: 30th Anniversary”. Fathom Events (2019年). 2021年2月22日閲覧。
- ^ a b c d 叶精二『宮崎駿全書』148頁。
- ^ 1989年配給収入10億円以上番組 - 日本映画製作者連盟
- ^ “トトロ、魔女宅、千と千尋…ジブリ作品をモチーフにした扇子や巾着など夏小物”. マイナビニュース (2020年6月14日). 2020年7月8日閲覧。
- ^ “可愛いすぎて迷っちゃう! トトロ、魔女宅、耳すま...全6種のジブリエコバッグ見て。”. ニコニコニュース. 2020年7月8日閲覧。
- ^ a b c 叶精二『宮崎駿全書』フィルムアート社、2006年
- ^ “「宅急便」はヤマトHDの登録商標? ジブリ映画『魔女の宅急便』との関係を広報に聞いた” (2022年4月2日). 2022年4月3日閲覧。
- ^ a b c d e “なぜキキは飛べなくなったのか『魔女の宅急便』の「疎外感」という恐怖 (1ページ目)”. 文春オンライン. 文藝春秋 (2022年4月29日). 2022年7月24日閲覧。
- ^ “佐藤順一の昔から今まで(8)横にならない大学生時代と『魔女の宅急便』”. WEBアニメスタイル. 株式会社スタイル (2020年12月21日). 2022年7月25日閲覧。
- ^ a b c d “なぜキキは飛べなくなったのか『魔女の宅急便』の「疎外感」という恐怖 (2ページ目)”. 文春オンライン. 文藝春秋 (2022年4月29日). 2022年7月24日閲覧。
- ^ 片渕須直 (2010年9月6日). “β運動の岸辺で 第47回 宅急便の宅送便「次は自分たちで、ね」”. WEBアニメスタイル. 2011年6月24日閲覧。
- ^ 叶精二『宮崎駿全書』137頁
- ^ a b c d e f “『魔女の宅急便』タイトルをヤマト運輸が問題視!? 実はトラブル続きだった!”. サイゾー (2022年4月29日). 2022年7月25日閲覧。
- ^ “日本アニメは世界の潮流から外れている 片渕須直監督が本気で心配する、その将来”. 朝日新聞GLOBE+ (2020年3月5日). 2022年5月28日閲覧。
- ^ 構成・本誌:松岡かすみ / インタビュー:林真理子 (2019年7月13日). “『魔女の宅急便』角野栄子さんがジブリ版を見て思ったこととは〈週刊朝日〉”. AERA dot.. 株式会社朝日新聞出版. p. 1. 2022年11月30日閲覧。
- ^ 梶山寿子『ジブリマジック―鈴木敏夫の「創網力」』講談社、2004年、38頁。
- ^ ドキュメンタリー映画「夢と狂気の王国」(宮崎駿の発言)
- ^ イメージアルバム『魔女の宅急便』ブックレットより。
- ^ 『ジブリの立体建造物展 図録』スタジオジブリ、2014年7月25日初版、105頁。
- ^ “芸術の青森みどころ紹介1 あの「魔女の宅急便の絵!?」”. 青森県立美術館 (2011年2月2日). 2016年1月16日閲覧。
- ^ @seijikanoh (2016年1月22日). "ブラシにまたがるキキ〜逆立つブラシ毛〜集中「とべ!!」〜上昇・三段飛び〜通行人をすり抜け「燃やしちゃうわよ!」まで、付けPAN祭り(笑)、田中敦子さん。クレジットに氏名はありませんが、本作限定のペンネーム「長谷川明子」として担当。初公開の新事実です!". X(旧Twitter)より2023年5月18日閲覧。
- ^ a b “ジブリの主題歌集に“増補盤”、30万枚ヒットのアルバムに曲追加。”. Narinari.com. (2015年12月10日) 2016年1月16日閲覧。
- ^ “ユーミン『魔女の宅急便』主題歌、23年ぶり秘話公開へ”. ORICON STYLE (2012年11月20日). 2016年1月16日閲覧。
- ^ Disc. 久石譲 『魔女の宅急便 イメージアルバム』 – 久石譲ファンサイト 響きはじめの部屋
- ^ Disc. 久石譲 『魔女の宅急便 サントラ音楽集』 – 久石譲ファンサイト 響きはじめの部屋
- ^ Disc. 久石譲 『魔女の宅急便 ドラマ編』 – 久石譲ファンサイト 響きはじめの部屋
- ^ “第13回日本アカデミー賞優秀作品”. 日本アカデミー賞. 2016年1月16日閲覧。
- ^ “第44回毎日映画コンクール”. 毎日新聞. 2016年1月16日閲覧。
- ^ “第7回ゴールデングロス賞受賞作品”. 全国興行生活衛生同業組合連合会. 2016年1月16日閲覧。
- ^ “第63回キネマ旬報 ベスト・テン”. キネマ旬報. 2016年1月16日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y 叶精二『宮崎駿全書』145頁。
- ^ a b c 叶精二『宮崎駿全書』146頁。
- ^ “綾瀬はるか、強敵・ジブリと“バッティング” 出演ドラマ初回の裏番組が「ラピュタ」で低空発進 (2/2ページ)”. Zakzak (2016年1月22日). 2016年1月25日閲覧。
- ^ “4年半ぶり「魔女の宅急便」18.8%の高視聴率”. スポニチ Sponichi Annex. (2016年1月25日) 2016年1月25日閲覧。
- ^ “「魔女の宅急便」13回目のテレビ放送も視聴率12.5% すべて2ケタ”. スポーツ報知. (2018年1月9日) 2018年1月9日閲覧。
- ^ a b 文化通信社 編『映画界のドン 岡田茂の活動屋人生』ヤマハミュージックメディア、2012年、251–252頁。ISBN 978-4-636-88519-4。
- ^ 公開当時のパンフレットより。
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