高桑栄松とは? わかりやすく解説

高桑栄松

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/01 22:35 UTC 版)

高桑 栄松(高桑 榮松[1]、たかくわ えいまつ、旧姓:桜井、1919年2月8日[2] - 2016年5月4日)は、日本政治家医学者北海道大学医学部名誉教授参議院議員(2期)。医学博士位階従三位勲等は勲一等。

長兄は熊本県知事、参議院議員の桜井三郎

経歴

新潟県西蒲原郡地蔵堂町(現燕市)に10人兄弟の8番目として生まれる。新潟県立巻中学校を経て北海道帝国大学医学部卒業。同大学院博士課程修了。1945年札幌在住の親戚である高桑家の養子となる。1956年より北海道大学へ赴任。医学部長・大学院環境科学研究科長を経て、1980年より公害研究所(現国立環境研究所)所長として筑波研究学園都市で過ごす。同年、紺綬褒章受章[3]

1983年第13回参議院議員通常選挙比例代表区公明党より出馬し初当選。公明党・国民会議として統一会派に所属した。当時の国民会議は草川昭三高木健太郎和田教美中西珠子続訓弘広中和歌子など、創価学会の会員・公明党員(立候補時)ではなく、公明党の活動に賛同した議員が参加した会派だった。当選後は北海道内多数の医師会員が、後援会に名を連ねた。2期12年間で科学技術特別委員長・運輸委員長、文教・環境・社労委員などを歴任。1986年予算委員会でエイズ抗体検査の重要性を指摘、実現に繋がった。

政界引退後は実業界に入り、丸井今井札幌本店南館が入る高桑ビルの社長を務めた[4]

1995年、秋の叙勲で勲一等瑞宝章受章[5]

2016年5月4日、心疾患のため死去[6]。没97歳。死没日をもって従三位に叙される[1][7]

脚注

  1. ^ a b 『官報』第6794号10頁 平成28年6月13日
  2. ^ 朝日新聞社編『朝日年鑑 キーパースン 1994年版』朝日新聞社、1994年 209頁
  3. ^ 『官報』第16191号9頁 昭和56年1月16日号
  4. ^ 長崎屋札幌店跡に丸井今井*攻めて守る「一番店」*社運かけ売り場増
  5. ^ 「95年秋の叙勲 勲一等・勲二等」『読売新聞』1995年11月3日朝刊
  6. ^ 高桑栄松氏死去 元参院議員、北大名誉教授
  7. ^ 元通産相の故佐藤信二氏に正三位、元参院議員の故高桑栄松氏は従三位
議会
先代
峯山昭範
参議院運輸委員長
1992年 - 1993年
次代
和田教美
先代
飯田忠雄
中川嘉美
参議院科学技術特別委員長 次代
中西珠子
長谷川清




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