高島丸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/15 05:01 UTC 版)
高島丸(たかしままる)は、日本郵船が保有した砕氷貨客船。1942年に樺太航路用に建造された日本で数少ない本格的な砕氷商船で、日本の近海砕氷船としては2011年現在でも史上最大級である。太平洋戦争中に日本陸軍に徴用され、千島列島方面の輸送任務に使用された。1944年6月に本土引揚げの民間人を輸送していたところを、アメリカ海軍潜水艦により撃沈された。
注釈
- ^ 当時の潜水艦は潜航継続時間が短く、また攻撃時には潜望鏡で照準するのが通常であったため、氷海での戦闘は困難だった。
- ^ 小田芳太の回想はこの空襲の日付を8月18日としているが[9]、本文では『船舶輸送間に於ける遭難部隊資料』の日付に拠った[10]。
- ^ ただし、乗船者数について、小田芳太の回想によると軍関係者と民間人合わせて274人および乗員94人となっている[6]。
出典
- ^ a b c 運輸通信省海運総局(編) 『昭和十八年版 日本汽船名簿(内地・朝鮮・台湾・関東州)』 運輸通信省海運総局、1943年、内地在籍船の部329頁、アジア歴史資料センター(JACAR) Ref.C08050083600、画像45枚目。
- ^ a b c d 岩重(2011年)、18頁。
- ^ a b 岩重(2011年)、19頁。
- ^ 『日本郵船戦時船史』上巻、707頁。
- ^ a b 小田(1965年)、305頁。
- ^ a b 小田(1965年)、314頁。
- ^ a b c d 『日本郵船戦時船史』上巻、709頁。
- ^ 小田(1965年)、310頁。
- ^ 小田(1965年)、308-310頁。
- ^ 『船舶輸送間における遭難部隊資料』、画像49枚目。
- ^ 小田(1965年)、312-313頁。
- ^ a b 『日本郵船戦時船史』上巻、708頁。
- ^ a b c 駒宮(1987年)、193-194頁。
- ^ a b Cressman, Robert J. The Official Chronology of the US Navy in World War II, Annapolis: MD, Naval Institute Press, 1999, p. 497.
- ^ 小田(1965年)、318-319頁。
- ^ 『船舶輸送間における遭難部隊資料』、画像45枚目
- ^ a b 小田(1965年)、325頁。
高島丸(貨物船)
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1957年(昭和32年)2月、日本国外(香港)より購入。2,926トン。1957年(昭和32年)2月、大同海運へ運航委託。
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