駆動点インピーダンス
線形の機械系で、力が作用している点と同じ点における、力と同じ方向の速度に対する力の比のこと。駆動点モビリティの逆数である。力と速度は複素量である。入力点における系の振動応答特性を示し、量が大きいと応答しにくいこと、すなわち力が伝達しにくいことを意味する。エンジン、排気系、懸架系などの振動源を車体に装着する車体側の部位については、振動伝播を抑えるために駆動点インピーダンスを高めること、あるいは車体側駆動点インピーダンスが、低い周波数と入力側の振動レベルが高い周波数をずらすことなどが行われる。
反対語 駆動点モビリティ参照 機械インピーダンス
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