香り 米とは? わかりやすく解説

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香り米(かおりまい)


香り米

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/23 20:10 UTC 版)

香り米(かおりまい、: Aromatic Rice)とは、のうち、玄米香りを持つ品種をいう[1]。麝香米[2]、匂い米[2]、香子(かばしこ)[2]、鼠米[2]、有臭米[2]とも呼ばれる。世界的に最も高価な米として流通しており[3]、特にインドパキスタンバスマティ[4]タイカーオ・ホーム・マリ(通称ジャスミン米)が有名である。香りは米だけでなく、イネ全体から発せられ、特に開花中が強い[2]


注釈

  1. ^ 東南アジアにはパンダン(ニオイアダン)という香り米に似た香りをもつ植物の葉[6]を用いた調理法が存在するが、パンダンの葉からもアセチルピロリンが検出されている[7]
  2. ^ 同様の言葉に「香稲」「香粳」。ただし、これらが例外なく香り米を指すのか、より広く「香ばしい米」を指すのかは必ずしも定かではない[17]
  3. ^ 神饌米に用いられた品種としては宮崎県の「かばしこ」(「トクズミ」)、福島県の「祝賀」、宮城県の「においいわが」がある[19]

出典

  1. ^ 猪谷2000、14頁。
  2. ^ a b c d e f g h i j 猪谷2000、135頁。
  3. ^ a b c d e 猪谷2000、23頁。
  4. ^ a b c 猪谷2000、140-142頁。
  5. ^ a b 猪谷2000、44頁。
  6. ^ a b 猪谷2000、145頁。
  7. ^ a b c 猪谷2000、47頁。
  8. ^ Kovach, M. J.; Calingacion, M. N.; Fitzgerald, M. A.; McCouch, S. R. (2009). “The origin and evolution of fragrance in rice (Oryza sativa L.)”. Pro. Natl. Acad. Sci. USA 106 (34): 14444–14449. doi:10.1073/pnas.0904077106. 
  9. ^ 猪谷2000、47-48頁。
  10. ^ 猪谷2000、48-49頁。
  11. ^ 猪谷2000、49頁。
  12. ^ a b c 猪谷2000、25頁。
  13. ^ 猪谷2000、73頁。
  14. ^ 猪谷2000、72頁。
  15. ^ 猪谷2000、15頁。
  16. ^ a b c d 猪谷2000、138頁。
  17. ^ a b 猪谷2000、139頁。
  18. ^ 猪谷2000、136-137頁。
  19. ^ a b c 猪谷2000、137頁。
  20. ^ 猪谷2000、137-138頁。
  21. ^ 猪谷2000、51頁。
  22. ^ 猪谷2000、104頁。
  23. ^ 猪谷2000、23-24頁。
  24. ^ 猪谷2000、105頁。
  25. ^ a b c 猪谷2000、106頁。
  26. ^ a b c 猪谷2000、107頁。
  27. ^ 猪谷2000、106-107頁。
  28. ^ 猪谷2000、141頁。
  29. ^ 猪谷2000、19頁。
  30. ^ 猪谷2000、147頁。
  31. ^ 猪谷2000、147-148頁。
  32. ^ a b c 猪谷2000、56頁。
  33. ^ a b c d 猪谷2000、57頁。
  34. ^ a b 猪谷2000、58頁。
  35. ^ a b 猪谷2000、59頁。
  36. ^ 新しい米を創る 2012 (PDF)”. 農研機構. p. 12. 2022年1月25日閲覧。
  37. ^ 三上 泰正、高舘 正男、横山 裕正 ほか8名 (2007). “香り米水稲新品種‘恋ほのか'の育成”. 青森県農林総合研究センター研究報告 (41): 45-62. ISSN 0388-7650. NAID 40015603904. https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010742337. 
  38. ^ 猪谷2000、100頁。
  39. ^ プリンセスかおり~長粒でモチモチとした食感を持つ香り米~とは?(田中農場日誌|鳥取県八頭町でおいしいお米と野菜を育てる農場スタッフブログ)


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香り米

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 02:45 UTC 版)

「米」の記事における「香り米」の解説

強い香りを持つ品種を香り米という。東南アジア南アジア西アジアなど、地域によっては香り少な品種よりも好まれるインドバスマティなどが有名。日本でも北海道宮城県高知県鳥取県宮崎県など各地独自に香り米を作っていて、生産増加傾向にある。

※この「香り米」の解説は、「米」の解説の一部です。
「香り米」を含む「米」の記事については、「米」の概要を参照ください。

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