首里の織物とは? わかりやすく解説

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首里の織物

名称
首里の織物<しゅりのおりもの
区分
重要無形文化財
保持
宮平初子<みやひらはつこ>(沖縄県

資料一覧
解説
首里の織物は,約500年にわたる琉球王府時代首都首里中心とする地域育まれ伝えられてきた伝統的な染織技法である。現在,首里花織道屯織花倉織,諸取切,手縞,煮綛芭蕉布花織手巾の7種類技法伝えられている。一つ地域伝承される染織技法としては,その多様性洗練度において他に類例見ない特徴を持つものである


首里の織物

名称: 首里の織物
ふりがな しゅりのおりもの
芸能工芸区分 工芸技術
種別 染織
認定区分 各個認定
指定年月日 1998.06.08(平成10.06.08)
解除年月日
指定要件
備考
解説文: 首里の織物は、約五百年にわたる琉球王府時代首都首里中心とする地域育まれ伝えられてきた伝統的な染織技法である。中国東南アジア諸国等の影響を受けながらも、独自の発達をとげた。その高度な技術による優れた意匠織物は、主に貴族士族用の衣服として着用されたが、その織手は、ほとんどが士族の妻やその娘たちであり、彼女たち誇りある手仕事一つであったといわれている。現在、首里の織物は七種類(首里花織【はなうい】、道屯織【どうとんうい】〈両緞織【ろーとんうい】〉、花倉織【はなくらうい】、諸取切【むるどつちり】、手縞【ていじま】、煮綛芭蕉布【にーがーしーばさー】、花織手巾【はなういていさーじ】)の技法伝えられている。素材は絹が中心で、ほかに苧麻糸芭蕉使われる染色には、琉球藍主体とした植物染料用いられ、絣については、くくりは手結による絣糸が用いられ製織地機及び高機の、投げの手織によって行われる
 首里の織物は、一つ地域伝承される染織技法としては、その多様性洗練度において他に類例見ない特徴を持つものである
 首里の織物は、歴史上芸術価値高く、かつ、地方的特色顕著に示す代表的な染織技法である。
工芸技術のほかの用語一覧
染織:  綴織    芭蕉布  首里の織物
漆芸:  沈金  蒔絵  蒟醤



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